鉄板ストーリー リスニング編 その2

TOEIC試験では、頻出するストーリーを覚えておくことで、
リスニングの流れが予想できるため非常に有効です。
そんなTOEIC国でよく起こるストーリーを把握するシリーズ(リスニング編)の第2弾。
今回は、”在庫確認”についてです。

パート3では「在庫確認」も頻出するトピックです。
以下、書店での会話例をみていきましょう。

客「『グプタの秘密』を探しているのですが、どこにありますか」
店員「申し訳ありませんが、調べたところ当店に在庫がありません」

このように、TOEIC国では、在庫があることは残念ながらほとんどありません。
ですが、「取り寄せましょうか」「他店舗には在庫があります」のように店員が代案を提示してくれます。
それに応じて「取り寄せてください」「他店に自分で行きます」などと話が続きます。
「届き次第お知らせします。配送料がかかりますがご自宅に送ることもできますよ」
とさらに店員から丁寧な案内があることもあります。
取り寄せも不可能な場合には、同じ著者の別の本を薦められるかもしれません。
衣服店でも希望商品の在庫を見つけることはほぼ不可能でしょう。
ただし、色違いやサイズ違いであれば在庫がある可能性は高いです。
あるいは倉庫に在庫があり取り寄せてくれることも考えられます。
では、なぜいつも在庫がないのでしょうか。
TOEIC国の景気は良く、そのため常に売り切れ状態が続いているのでしょうか。
確かに昇進の話や売上増によるボーナス支給の話、
企業の海外進出の予定など景気の良い話は多いですが、
在庫がない理由はほかにあります。
それは、「何かトラブルが起きなければ、会話が長く続かないから」です。
在庫がある場合の会話を想像してみましょう。

店員「いらっしゃいませ。1点で1,008円です」
客 「1万円札でもいいですか」
店員「はい、大丈夫です。ありがとうございました」
客 「どうも」

以上。この2人はこれ以上話す必要がありません。
現実世界では普通の会話ですが、テストに出題される会話がこれで終わってしまうと、
3つも設問を作ることができません。
それに、「いらっしゃいませ」が聞こえた時点でストーリーが簡単に予測できてしまいます。
一方、客が求める商品の在庫がなければ、冒頭に書いたように会話は「長く、深く」なります。
そして、「何について話をしていますか」「問題は何ですか」「女性は何を勧めていますか」「男性は何をしますか」といった、
様々な設問を作ることができるのです。
これが、TOEIC国に在庫がない理由です。
 
 

ヒロ前田

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