形容詞

今回は、英語を使う上で必ずしっかりと身につける必要がある「品詞」である形容詞を見ていきます。

 

形容詞の役割として、まず覚えておいて欲しいものは、「名詞に情報を加える」ということです。

よく、名詞を修飾すると言いますが、これは要するに、名詞にプラスアルファの情報を付けますよという意味です。

 

ちょっと下の例文を見てみましょう。

This is a book.

 

とても分かり易い文で、「これは本です」という意味です。

しかし、これでは味気のない見た目の事実のみを表す文になっています。

 

しかし、bookの前に形容詞のgreat(素晴らしい)という単語を付け足すだけで、話し手の本に対する感想を含む事ができます。

 

This is a great book. これは素晴らしい本です。

 

これによって、先ほどは、「これは本です」という何を伝えたいか分からないような文だったものが、その本に対して聞き手が持つ印象が全く違うものになります。

 

このように、形容詞には、名詞に情報を付け足すというとても重要な役割があります。

 

では、他にも例を見てましょう。

 

I had a doughnut.

私はドーナツを食べました。

 

この文ですが、ドーナツを食べたという事実を伝えるだけなのであればこれでも良いでしょう。

 

しかし、そこに形容詞を加えるとどうなるか見てみましょう。

 

I had a delicious doughnut.

私は美味しいドーナツを食べました。

 

この方が、相手に伝えられる情報が増えて、与える印象も変わります。

 

形容詞は数えきれない程ありますので、少しずつ覚えておくと、伝えたい事をより的確に伝えられるようになります。

 

様々な品詞を覚える際に大切な事は、役割はもちろんですが、文中でどこに単語が位置するか理解することです。

 

それでは、形容詞の主な場所を確認しましょう。

まずしっかりと覚えておいていただきたいのは、形容詞が1つの単語だった場合に置く2つの位置です。

 

まず1つ目の場所ですが、先ほどのThis is a great book.のように、名詞の前に置くことが出来ます。

 

また、形容詞は1つの名詞に複数付け足す事も出来ます。

ドーナツの例ですと、下記のようにする事が出来ます。

 

I had a delicious, American doughnut.

私は美味しいアメリカのドーナツを食べました。

 

2つ目の場所は、be動詞等を使って、その後に持ってくるというものです。

下記の例を見てみましょう。

 

This book is great.

This doughnut is delicious.

 

この2つの文は、既に挙げた下記の文と伝えたい事は同じです。

This is a great book.

This is a delicious doughnut.

 

1つ目の文は、「この本は素晴らしい」と言うのか、それとも「これは素晴らしい本だ」と言うのかの違いがあります。

2つ目の文は、「このドーナツは美味しい」なのか、「これは美味しいドーナツだ」と言うかの違いです。

 

形容詞の役割と、文の中での使い方が分かれば、上記の文をどちらの形で伝えたいかは自由です。

 

形容詞は実はもっと深いのですが、まずは今回お伝えした内容をしっかりと覚えるようにしましょう。

 

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