国連英検A級合格に向けた対策・勉強方法と練習問題

国連英検A級

国連英検A級に合格するためには、試験の特徴を理解し、効果的な勉強法でスコアアップを目指すことが重要です。本記事では、国連英検A級とはどのような試験か、その難易度や出題内容、合格に必要な英語スキルについて詳しく説明します。さらに、高得点を取得するための具体的な勉強方法・対策や、実際のA級試験に近い練習問題(読解問題・英作文問題・スピーキング想定質問)も紹介します。学生や英語学習者の方々が効率的に学習し、国連英検A級合格という目標を達成できるようサポートする記事です。

国連英検A級とは?

国連英検A級は、「国際連合公用語英語検定試験(通称:国連英検)」の6段階ある級位の中で上から2番目にあたるレベルの試験です。公益財団法人日本国際連合協会が主催しており、1981年に開始された歴史ある英語試験で、中学生以上であれば誰でも受験できます。試験は年2回実施されており(例年、頃に実施)、英語力だけでなく国際的な知識や教養も問われるのが特徴です。

国連英検では特A級(特別A級)・A級・B級・C級・D級・E級の順にレベル分けされています。A級は特A級に次ぐ高難度で、英検のレベルで言えば準1級から1級程度、TOEICスコアではおよそ900点以上の英語力が目安とされています。つまり大学生から社会人初級レベル以上の高度な英語力が求められる試験です。A級に合格すれば、英語力が国際的な場面で通用する水準であることの証明となり、例えば国際機関への就職や大学入試において評価されたり、外務省の国際機関派遣プログラム受験時に語学要件を満たすなどのメリットもあります。

試験の目的と出題傾向

国連英検はその名のとおり国際連合(UN)に関する知識や国際的な話題を背景とした問題が多く出題されます。試験の目的は「英語による実践的なコミュニケーション能力」と「国際理解力」を測ることであり、特にA級以上では時事問題や国際情勢について英語で議論・意見表明できるかが重視されます。そのため、出題傾向として国連の活動や世界のニュースに関連した英文記事やエッセイが素材となり、単なる語彙・文法知識だけでなく背景知識内容理解力も試されます。

A級では難解な英字新聞の記事、国際問題に関する評論、小説の一部など専門性の高い英文が出題されることがあります。例えば地球環境問題、経済格差、平和維持活動、難民問題といったグローバルなテーマが頻出です。また、問題文の中で国連機関の名称や国際条約などが登場することもあり、国連そのものの知識(主要な機関名や役割、国際目標など)を持っていると理解がスムーズになります。単語も政治・経済・科学技術など幅広い分野から出てくるため、総合的な英語力と世界情勢への関心が求められます。

試験構成と形式

国連英検A級の試験は**一次試験(筆記)二次試験(面接)**に分かれています。一次試験に合格した受験者のみが後日二次試験を受けることができます。各試験の概要は以下の通りです。

項目 内容
試験時間 一次試験:120分(筆記)
二次試験:10分程度(面接)
出題形式 一次試験:
– リーディング(選択式問題 約80問)
– 英作文(英文エッセイ 1問)
二次試験:
– 英語面接(ネイティブ考官との質疑・討論)
リスニング 無し(A級以上の一次試験ではリスニングテストは行われません)
合格基準 非公表(満点は100点:選択問題80点+作文20点)※合格には高い正答率が必要
出題内容 国際連合や国際情勢に関する知識問題、英文読解問題、英文エッセイ記述
二次試験 一次試験合格者のみ面接試験(英語で時事テーマに関するインタビュー)
実施時期 年2回(例:第1回=6~7月頃、第2回=10~11月頃)
主催団体 公益財団法人 日本国際連合協会(国連協会世界連盟 日本本部)

一次試験(筆記)では約80問の選択問題と1問の英作文が課されます。選択問題はさらに細かく分類すると、大きく「国連・国際知識に関する問題」と「英語の読解・文法・語彙問題」に分かれます。国連知識に関する問題では、例えば「国連の主要機関に該当しないものはどれか」「現在の国連事務総長は誰か」といった基本的な知識や、国際デー・条約などに関する知識を問う設問が出ることがあります。それ以外の読解・文法問題では、長文中の内容理解、空欄補充、文意に合う文の選択、文章全体の構成把握、語彙の同義語選択や英単語の熟語表現など、多岐にわたる設問が出題されます。合計80問程度の多くの設問がありますが、試験時間は120分と限られているためスピードと正確さの両方が要求されます。

英作文(ライティング)は、与えられたトピックについて英語でエッセイを書く問題です。テーマは毎回変わりますが、例として「国際平和に対する国連の役割についてあなたの意見を述べよ」「地球環境問題の解決に若者はどう貢献できるか」など、国際的な課題や社会問題に関するものが出題される傾向があります。字数指定はおおむね120~150語程度で、自分の意見を論理立てて展開し、結論までまとめる文章構成力が求められます。

二次試験(面接)は一次試験合格者に対して行われる英語面接です。A級の面接時間は約10分間で、ネイティブスピーカーの試験官と1対1で実施されます。面接ではまず簡単な質疑応答や自己紹介から始まり、その後国際的な時事テーマについてのディスカッションが行われます。例えば「最近の国際ニュースで関心を持ったものは何ですか?それについてどう思いますか?」といった質問に答え、自分の意見や考えを英語で述べる形式です。A級では日常的な話題から国際問題まで自由に討論できる英語力が要求されるため、流暢さだけでなく内容の豊かさや説得力も評価対象となります。面接官からの深掘り質問にもその場で対応し、双方向のコミュニケーションができるかどうかがポイントです。

このように国連英検A級は筆記(リーディング+ライティング)と面接(スピーキング)の両面から高度な英語力を測定する試験です。リスニング試験こそありませんが、その分読解力・発信力が重視されます。合格するためには英語の総合力に加え、国際情勢への深い知識と関心、そして長文読解や英作文を時間内にやり遂げる実践力が欠かせません。

A級合格のために必要なスキル

国連英検A級に合格するには、いくつかの重要な英語スキルと知識をバランス良く身につける必要があります。ここでは特に重視すべき5つのスキルについて解説します。

語彙力(ボキャブラリー)

語彙力はA級合格の土台となるスキルです。高度な英文を読み解き、自分の意見を表現するためには、大学生~社会人レベルの豊富な英単語を知っていなければなりません。目安として1万語以上の語彙力があると望ましく、特に国連英検では国際関係や時事問題に関連した専門用語が多く登場します。例えば「sustainable(持続可能な)」「geopolitics(地政学)」「humanitarian aid(人道支援)」といった言葉や、国連機関・協定名(UNHCR, SDGs など)の略語も理解しておきたいところです。

語彙問題では同義語の選択文脈に適した単語の選択が問われるため、一つの単語につき複数の類義語・反意語、ニュアンスの違いまで押さえておくと得点に直結します。また、イディオム(熟語)や句動詞、フォーマルな表現とインフォーマルな表現の使い分けなど、単語を使いこなす力も必要です。語彙力を高めることで読解のスピードと正確さが増し、英作文でも表現の幅が広がるので、まずはボキャブラリー強化に重点を置きましょう。

読解力(リーディング)

A級では長文読解力が合否を大きく左右します。試験では新聞記事、評論、学術的な文章など高度な内容の英文が出題されるため、速く正確に読み取る力が不可欠です。具体的には以下のような読解力が求められます。

  • 内容把握力:主題や筆者の主張を正確に読み取る力。長文中から重要なポイントを見極め、要旨をつかむ能力が必要です。

  • 推論力:行間を読む力とも言えますが、明示されていない部分を文脈から推測したり、筆者の意図や論理展開を理解したりする力が求められます。設問では「筆者が示唆していることは何か」といった推論問題が出ることもあります。

  • 速読力:80問もの設問に対応するには時間内に読み終えるスピードも重要です。英文を読むスピードを上げつつ、細部の意味も取りこぼさない訓練が必要です。

特に国連英検A級ではパラグラフごとの論旨展開や文章構成を理解する力が試されます。一文一文を逐語訳するのではなく、段落全体で何を言っているのか、論理の流れはどうか、といった俯瞰的な読み方ができると良いでしょう。また、読解問題では選択肢も巧妙に紛らわしいものが用意されます。本文の言い換え表現や要約として正しいものを選ぶ練習を積み、細かな違いを見抜く読解力を鍛えましょう。

リスニング力(ヒアリング)

国連英検A級の一次試験にはリスニングセクションがありませんが、リスニング力も合格に向けて無視できないスキルです。二次試験の面接では試験官の質問を正確に聞き取る必要がありますし、普段の学習においてもリスニングは英語脳を鍛える重要な手段だからです。

リスニング力が高いと、英語の音声から直接意味を取る回路が発達するため、読解の際にも頭の中で英語を英語のまま理解しやすくなります。また、国際情勢のニュースなどは動画やラジオで配信されることも多く、英語のニュース番組や講演(例えば国連関連のスピーチやTED Talk)を聞いて情報収集することができます。そうした素材でリスニングと時事知識を同時に習得できれば一石二鳥です。

面接対策としても、普段からネイティブの英語を聞き慣れておくことで本番で緊張せずに相手の質問を理解することができます。特に試験官が話す国際英語(様々な国のアクセントの英語)に触れておくと、聞き取りやすくなるでしょう。A級ではリスニング試験がないとはいえ、総合的な英語力向上のためにリスニング練習も継続することをおすすめします。

英作文力(ライティング)

英作文力はA級一次試験のエッセイ問題や、二次試験で自分の意見を組み立てる際にも直結する重要スキルです。与えられたテーマについて論理的で読みやすい英語の文章を書く力が求められます。具体的には以下の点がポイントとなります。

  • 構成力:序論・本論・結論の三部構成でまとまりのあるエッセイを書く力。導入で主張を明確に示し、本論で理由や具体例を述べ、結論で論旨をまとめるといった基本構成を時間内に組み立てる必要があります。

  • 論理展開力:自分の意見を説得力ある形で展開する力。因果関係の説明(because, thereforeなどの適切な使用)、対比や具体例の提示(for example, on the other handなど)によって議論を深める能力が問われます。

  • 表現力:多彩で適切な表現を使う力。語彙・文法のミスを減らしつつ、単調な文の繰り返しにならないように繋ぎ表現(however, moreoverなど)や語彙のバリエーションを持たせる必要があります。

A級の作文テーマは国際的な難題について意見を述べるものが多いため、自分の立場を明確にして賛成・反対の理由を述べる練習が必要です。また、日頃から時事問題に関して考え、自分なりの意見や解決策をまとめておく習慣があると、いざ作文で問われた際にスムーズに書き始めることができます。

注意したいのは、英語の文法ミスやスペルミスが多いと減点対象になる点です。内容が良くても基本的な文法が間違っていると評価が下がってしまうため、正確な英文を書く訓練も怠らないようにしましょう。短い文章でも良いので毎日英語日記を書いたり、練習問題として過去の出題テーマでパラグラフを書いてみたりして、書くことに慣れることが大切です。

スピーキング力(面接・口頭表現)

スピーキング力はA級二次試験で合否を決める決定的な要素です。一次試験に合格しても、面接で十分なパフォーマンスができなければ最終的な合格とはなりません。ここで求められるのは、流暢かつ的確に英語で自分の意見を述べ、議論できる力です。

A級の面接では国際情勢に関する質疑応答が中心となるため、単に英語を話すだけでなく時事問題への理解と自分の意見の準備が必要です。スピーキング力のポイントとしては:

  • 発話の流暢さ:考え込みすぎて長い沈黙が続くと減点の可能性があります。多少言葉に詰まっても良いので、基本的には途切れず話し続けるトレーニングをしましょう。

  • 内容の充実度:与えられた質問に対して具体的な例やデータを交えつつ答えられると好印象です。例えば「気候変動についてどう思いますか?」と聞かれたら、自分の意見だけでなく最近のニュース(気候サミットの結果など)に触れて話すと説得力が増します。

  • 発音・表現の明瞭さ:ネイティブ試験官に伝わる発音やイントネーションで話すことも大切です。ただし多少訛りがあっても内容がしっかりしていれば大きな問題にはなりません。それよりは文法の間違いを極力減らし、適切な語彙を使えているかが評価されます。

  • 双方向のコミュニケーション:面接官の質問をよく聞き(傾聴力)、的外れな答えをしないよう注意します。また、自分から追加説明を加えたり、質問に対して一歩踏み込んだ考察を述べたりすると、ディスカッション能力がアピールできます。

スピーキング力を養成するには場数を踏むことが一番です。後述する勉強法のセクションで詳しく述べますが、普段から英語で話す練習や模擬面接の経験を積んでおきましょう。面接官との英語での討論を楽しめるくらいの余裕がつくと、A級合格もぐっと近づきます。


以上のように、語彙・読解・リスニング・英作文・スピーキングの各スキルがバランス良く必要となります。加えて重要なのは、やはり国際情勢や時事問題への知識と関心です。英語そのものの力にプラスして、「世界で今何が起きているか」「国連がどんな活動をしているか」を日頃からチェックしておくことで、読解でも面接でも対応力が高まります。次のセクションでは、これらのスキルを伸ばし国連英検A級に合格するための具体的な勉強方法・対策を紹介します。

A級合格のための勉強方法・対策

必要なスキルが分かったところで、ここからは国連英検A級に合格するための効果的な勉強方法や対策について具体的に解説します。限られた時間で効率よく実力を伸ばし、試験本番で高スコアを取るためのポイントを押さえていきましょう。

1. 語彙力強化:単語帳と時事英語でボキャブラリー増強

語彙力アップのためには、まず単語学習の計画を立てましょう。A級レベルの単語は難易度が高いため、市販の英検準1級~1級レベルの単語帳やTOEFL・GRE向けの英単語集など、上級者向けの語彙集を使うのがおすすめです。毎日コツコツ覚える習慣をつけ、1日に覚える単語数と復習スケジュールを決めて取り組みます。覚えた単語は翌日・1週間後・1か月後に再確認するなど、**間隔を空けた反復(スパイラル学習)**で記憶を定着させましょう。

また、単語帳だけでなく時事英語に触れて語彙を増やすことも大切です。国際ニュースを読んでいると、時事特有の重要単語が自然と出てきます。例えば国際政治の記事では「sanction(制裁)」「summit(首脳会談)」、環境問題の記事では「biodiversity(生物多様性)」「renewable energy(再生可能エネルギー)」などの語が頻出します。こうした単語は実際に文脈の中で覚えると記憶に残りやすく、試験でも応用が利きます。新聞やニュースサイトの記事をスクラップして、自分だけの時事英単語ノートを作るのも有効です。

語彙力強化のポイントまとめ:

  • 上級単語帳を活用し、毎日決まった数の新出単語を暗記&復習する。

  • 覚えた単語は類義語・反意語・派生語も合わせてチェックし、語彙のネットワークを広げる。

  • 英字新聞や国際ニュース記事を読み、気になった単語・表現をメモする習慣をつける。現代の話題に関連する単語ほど試験にも出やすい。

  • 単語アプリやオンラインクイズを利用して、スキマ時間にゲーム感覚で単語テストをする(楽しみながら継続する工夫)。

2. 読解力向上:ニュース記事・長文問題で読み込む訓練

読解力を高めるには、量と質の両面から英文読解の練習を積む必要があります。以下の方法で継続的にリーディング対策を行いましょう。

  • 英語ニュース・記事の精読:毎日1記事でもよいので、国際ニュースや専門的な英文記事を読んでみましょう。おすすめは BBC NewsCNN, The New York Times, The Japan Times (英字版) などのニュースサイト、あるいは TIME, The Economist といった雑誌の記事です。最初は難しく感じるかもしれませんが、わからない単語は調べ、内容を日本語で要約してみるなどして精読することで理解力が深まります。国連の公式サイトやUN関連のニュースリリースも題材として面白いでしょう。国連英検向けには国連や国際協力に関する記事を意識的に選ぶと、内容知識の面でも役立ちます。

  • 過去問や長文問題集の活用:国連英検A級の公式過去問題集が入手できれば、それを解くのが最も実戦的です。公益財団法人日本国際連合協会から過去数年分の問題と解答が掲載された問題集が販売されていますので、取り寄せて一次試験の長文問題に挑戦しましょう。時間を計って解き、解答解説を読んで出題パターンを分析します。また、市販の英検1級やTOEFL、IELTSの読解問題集を活用するのも良い練習になります。特に英検1級の読解セクションは内容・難易度とも国連英検A級と近い部分があります。

  • 速読訓練:試験本番では時間との戦いになりますから、読むスピードを上げる訓練も必要です。ただ闇雲に速く読むのではなく、一定の速度で読みながら重要箇所に線を引いたりメモを書いたりする練習をしてください。例えば1記事5分で読む、など目標時間を決めて読んだ後、内容理解が不十分だった部分を再度確認する、というプロセスを繰り返します。徐々に制限時間内で内容把握できる範囲が増えていくでしょう。

  • 読んだ内容のアウトプット:読みっぱなしにせず、その記事について英語または日本語で要約を書いてみたり、人に説明したりするのも効果的です。情報を整理してアウトプットすることで真の理解が進み、同時に記憶にも残ります。友人同士で同じ英語記事を読み、内容について日本語で議論してみるのも知識の定着と読解力アップに役立ちます。

このように、日々のニュース読解と過去問演習を組み合わせて多読+精読を習慣化しましょう。読解力が向上すれば、一次試験の選択問題の得点源となるだけでなく、英作文や面接で話す内容の知識も蓄えられ、自信につながります。

3. リスニング&スピーキング練習:アウトプットの場を増やす

リスニングとスピーキングは車の両輪のような関係です。聞く力と話す力は相互に作用し合うため、両方をバランスよく練習することがA級対策でも重要です。

  • 英語音声に日常的に触れる:リスニング力維持・向上のために、毎日の中で英語を聞く時間を作りましょう。通学・通勤時間にポッドキャストのニュースを流したり、自宅で朝食時にCNNやBBCのニュース動画を観たりと、英語を耳にする習慣をつけます。国連広報センターやUN Newsの音声資料があればそれも良い教材です。聞き取れなかった箇所は後でスクリプトを確認し、何度か音読してみることで自分の発音練習にもなります。

  • シャドーイングとオーバーラッピング:リスニングとスピーキング両方の訓練になる効果的な方法がシャドーイング(音声の後に続いて復唱する)やオーバーラッピング(音声と同時に重ねて発声する)です。ニュース音声や映画のセリフなどを使ってシャドーイングをすると、発音やイントネーション、英語のリズムに慣れることができます。これは面接での発話をスムーズにする助けにもなりますし、リスニング力自体も強化されます。

  • アウトプットの場を作る:スピーキング力向上には、実際に英語を話す機会が必要です。一人で独り言英会話をするよりは、誰かと対話するほうが効果的なので、可能であれば英会話教室やオンライン英会話を利用して、国際問題について話す練習をしてみましょう。レッスンで講師に頼んで模擬面接の形式で質問を出してもらい、それに答える練習をするのも良い方法です。また、英語サークルや言語交換パートナーを見つけてディスカッションするのもおすすめです。自分が話した英語を訂正・指導してもらえる環境がベストですが、難しい場合は録音して自己チェックする方法も有効です。自分の英語を録音して聞いてみると、意外な癖や間違いに気づくことができます。

  • 時事問題について英語で意見をまとめておく:面接で尋ねられそうなトピックについて、あらかじめ英語でスピーチ原稿を作ってみるのも効果的です。例えば「日本が今後国際社会で果たすべき役割」「気候変動に各国はどう取り組むべきか」など、問われそうなテーマを想定し、自分なりの意見を英語で書き出してみます。それを音読・暗唱しておけば、面接本番で類似の質問が出たときにスムーズに答えられるでしょう。ただし暗記の丸ごと暗唱にならないよう、ポイントとなるフレーズやキーワードを頭に入れる形に留め、その場で応用できる柔軟性を持つことも大切です。

リスニングとスピーキングの練習は一朝一夕には成果が見えづらいですが、継続することで確実に力がついてきます。英語で考え英語で発信する回路を鍛え、「聞く・話す」にも自信を持って試験に臨める状態を目指しましょう。

4. 英作文対策:書く練習とフィードバック

英作文の得点を伸ばすには、実際に書いてみる→添削を受ける→改善するというサイクルを回すことが理想的です。

  • 過去の作文テーマで練習:先述の通り、国連英検公式サイトや問題集には過去に出題された作文テーマの一覧があります。それらをリストアップし、毎週1つずつでも実際にエッセイを書いてみましょう。本番と同じ120~150語程度を目安に、制限時間も30分程度に設定して書いてみると良い練習になります。書いた後は必ず見直して、自分で文法ミスや単語の繰り返しなどをチェックします。また可能であれば英語の得意な先生やネイティブスピーカーに添削を依頼し、的確な表現や論理展開についてアドバイスをもらいましょう。難しければインターネット上の英文添削サービスを利用する手もあります。

  • テンプレートを用意する:エッセイにはある程度**型(テンプレート)**があります。汎用性の高い表現や構成をいくつか用意しておくと、本番で応用が利きます。例えば「There are several reasons why I believe that …」で始めて理由を列挙し、「First, … / Second, … / Finally, …」のように段落を展開し、結論で「Therefore, it is clear that …」と締めくくる、といった流れです。このような構成表現を自分なりにアレンジしてストックしておけば、ゼロから文章を組み立てる負担が減り、内容に集中できます。ただしあまりに紋切り型の文章にならないよう、テーマに合わせて具体例やデータを盛り込むことも忘れずに。

  • 書いた文章を音読する:エッセイを書いた後、それを自分で声に出して読んでみると文の繋がりや論理の流れを客観的にチェックできます。どこか言いにくい箇所や不自然な表現があれば、そこは改善の余地がある部分です。音読してみてすんなり意味が伝わる文章であれば、他人が読んでも理解しやすい文章と言えます。

  • 英文ライティングの参考書を活用:もし英作文に不安があれば、英検1級やIELTSのライティング対策本などを一冊やってみるのも良いでしょう。論点のまとめ方や高得点の模範解答例などが載っているため、自分の書き方と比較して学ぶことができます。特に接続詞の使い方や、導入・結論部分の書き方などは参考になります。

練習を重ねることで、国連英検A級レベルのトピックにも対応できる英文ライティング力が着実に身につきます。作文力が上がれば一次試験突破の可能性が高まるのはもちろん、面接で質問に答える際にもその場で英文を組み立てて話す思考力が養われるため、二次試験にも良い影響があります。

5. 国連・時事知識の習得:背景知識を武器にする

最後に忘れてはならないのが、国連に関する知識や国際時事問題の理解です。国連英検A級では知識問題として直接問われるだけでなく、読解や作文の内容理解にも背景知識が不可欠な場合があります。例えば「SDGs(持続可能な開発目標)」や「パリ協定」といった用語を知らないと文章全体の意味が取れないこともあり得ます。

  • 国連の基礎知識を押さえる:国連英検には指定テキストと呼ばれる公式教材があります。日本国際連合協会が発行している「国連英検○級対策テキスト」のようなものや、国連の活動内容をまとめた資料があれば目を通しておきましょう。国連の主要機関(国連総会、安全保障理事会など)の役割、主要な国連の年代史(創設年や歴代事務総長)、そしてUNHCRやUNICEFなど主要専門機関の目的など、国連に関する基本的な事柄は頭に入れておくと選択問題で有利です。また、日本の国連加盟や外交政策など日本に関連する国連史も問われる可能性があります。

  • 時事問題を追いかける:日々のニュースで国際問題に関する話題をチェックする習慣をつけましょう。テレビや新聞の国際面、インターネットの国際ニュース欄などに毎日目を通し、「なぜその問題が起きているのか」「関係国や国際社会はどう対応しているか」を考えるようにします。例えばウクライナ情勢、気候変動対策、新型感染症への国際協力、難民受け入れ問題など、その時々でホットなトピックがあります。試験でも直近1~2年の大きなニュースは話題として取り上げられる傾向があるため、ニュースの経緯や各国の立場を把握しておくと、読解で内容理解が早くなり、面接でも自分の意見に厚みを持たせることができます。

  • 背景知識の整理:国際的な出来事は複雑で情報量も多いため、単に流し読むだけでは忘れてしまいます。定期的に国際情勢ノートを作って整理しましょう。各テーマについてポイントをまとめ、日本語でも構いませんので自分なりに解説を書いてみます。例えば「気候変動問題」なら「主要な国際会議(COP)の一覧」「パリ協定の目標」「先進国と発展途上国の対立点」「最近の動向」などを箇条書きにします。これをやっておくと試験直前に見返すだけで知識が頭に入り、英文でそれらの内容が出ても落ち着いて理解できます。

  • 模擬問題で知識をチェック:国連英検向けの市販問題集や予想問題集が少ないとはいえ、自分でクイズ形式にして知識の確認をしておくと良いでしょう。「国連の公用語をすべて言えるか?(答:6言語)」「安全保障理事会の常任理事国は?(答:米英仏露中)」など基本事項から、「WHOの本部はどこ?(答:ジュネーブ)」といった細かいものまで、家族や友人に問題を出し合うのも面白いかもしれません。ゲーム感覚で知識問題に強くなれば、本番でも緊張せず力を出せます。

以上のような対策を通じて、英語力+国際知識をバランスよく高めていきましょう。どれか一つではA級合格は難しく、総合力が求められます。自分の弱点を分析しながら計画的に学習を進めることがスコアアップへの近道です。

6. 学習スケジュールの例

勉強方法が色々あっても、計画的に進めなければ力はつきません。最後に、試験までの残り期間に応じた学習スケジュールの一例を紹介します。自分のペースや都合に合わせて調整してみてください。

  • 試験6か月前~:この時期は基礎固めとインプット中心です。語彙力強化に本腰を入れ、毎日の単語学習を習慣化します。同時に英文読解にも着手し、英語ニュースの購読を開始しましょう。最初は辞書を引きながらで時間がかかっても構いません。国連の基本知識もこの頃から少しずつ読み物で勉強します。

  • 試験3~4か月前:公式過去問や類似の問題集に取り組み始めます。時間配分の訓練もこの頃から意識しましょう。例えば長文問題は◯分以内、語彙文法問題は◯分以内、作文は30分以内、というように決めて解く練習をします。間違えた問題は丁寧に復習し、弱点分野(例えば文法問題で時制の間違いが多い等)を分析して補強します。また、英作文は月に数本は書いて添削してもらいましょう。

  • 試験1~2か月前:この時期はアウトプット強化に重点を置きます。模擬試験形式で実際に120分通して解いてみて、本番のシミュレーションを行います。得点が合格ラインに届いているか自己採点し、足りなければ弱点補強を繰り返します。面接対策としては、想定質問リストを作り、自分なりの回答を英語で準備しておきます。可能なら英語講師やバイリンガルの友人に面接官役をお願いし、模擬面接を複数回行ってフィードバックをもらいます。

  • 試験直前(数週間前):直前期は新しいことに手を広げすぎず、これまで覚えた単語の最終確認や過去問の復習に時間を割きます。エッセイの頻出テーマをもう一度見直し、冒頭の言い回しや主な論点を整理しておきます。時事問題も最新ニュースまで確認し、「最近ホットな話題」を把握しておきます。体調管理も大事なので、睡眠と栄養をしっかりとって本番に備えましょう。

自分のスケジュールに合わせて無理のない計画を立てつつも、継続して毎日英語に触れることが何より大切です。短期集中も必要ですが、語学力は日々の積み重ねで伸びていくものです。計画通りに進まない日があっても気持ちを切り替えて、翌日取り戻すくらいの意気込みで進めてください。

練習問題

ここでは、国連英検A級の一次試験に近い形式の練習問題をいくつか紹介します。読解問題と英作文問題、および面接を見据えたスピーキング想定質問を用意しました。実際に挑戦してみて、自分の現在の実力をチェックしてみましょう。

読解問題

次の英文を読んで後の設問に答えなさい。

■英文
Climate change is a global crisis requiring urgent action. No single nation can solve this issue alone, making international cooperation essential. The United Nations has played a pivotal role in addressing climate change by facilitating agreements such as the Paris Agreement in 2015, where countries pledged to reduce greenhouse gas emissions. However, progress has been uneven. Critics argue that some nations are not meeting their commitments, while vulnerable countries suffer the most from extreme weather events and rising sea levels. To effectively combat climate change, experts emphasize that nations must not only set ambitious goals but also follow through with concrete actions and support each other, especially in helping developing countries transition to sustainable energy.

設問:本文の主張としてもっとも適切なものを選びなさい。
A. 気候変動は各国が単独で解決すべき問題である。
B. パリ協定は完全に失敗しており、何の進展も見られない。
C. 気候変動には国際協力が不可欠であり、各国が協調して取り組む必要がある。
D. 開発途上国こそが温室効果ガス排出の主因であり、最大の責任を負うべきである。

解答:C

解説:本文では「気候変動を効果的に対処するには国際協力が必要だ」と述べられており、パリ協定などの取り組みや課題が述べられています。Aは「各国が単独で解決すべき」という記述と逆の内容なので誤り。Bは「何の進展もない」と断言していますが、本文は「進展にばらつきがある(uneven)」と言っているだけで完全失敗とは言っていません。Dは「開発途上国が主因」とありますが、本文ではむしろ脆弱な途上国が気候変動の被害を大きく受けていると述べており、責任を負うべきとはしていません。したがって正解はCの「国際協力が不可欠で各国の協調が必要」です。

英作文練習問題

以下のテーマについて、それぞれ120~150語程度の英語であなたの意見とその理由を述べる練習をしてみましょう。

(1) テーマWhat do you think is the most important role of the United Nations in today’s world, and why?
(現代の世界において、国際連合が果たすべき最も重要な役割は何だと思いますか。それはなぜですか。)

  • ガイド:国連の平和維持活動、人道支援、気候変動対策など様々な役割の中から一つ選び、それがなぜ重要かを具体例とともに論じてください。自分の意見を明確にし、序論・本論・結論の構成でまとめるよう意識しましょう。

(2) テーマDo you agree or disagree with the following statement? “Wealthy nations have an obligation to help poorer nations.” Provide reasons for your opinion.
(「豊かな国々には貧しい国々を支援する義務がある」という主張に賛成ですか、反対ですか。あなたの意見とその理由を述べなさい。)

  • ガイド:賛成か反対か立場を明確にし、その理由を2~3点述べましょう。賛成であれば経済援助や技術支援の重要性、道義的責任などに触れると良いでしょう。反対であれば自国民の福祉を優先すべきだという主張や、無制限な援助は相手国の自立を妨げる可能性などを議論できます。どちらにせよ具体例を交えると説得力が増します。

※これらの英作文問題に対する模範解答例は本記事では割愛しますが、実際に書いた後で英語講師などにチェックしてもらいましょう。語数が極端に少なかったり多すぎたりしないよう注意し、時間内に書ききる練習をしてください。

スピーキング想定質問

国連英検A級の二次試験を想定して、以下のような質問に英語で答える練習をしてみましょう。自分で回答を考え、可能なら録音して確認したり、英語話者にフィードバックをもらったりすると効果的です。

  • Q1. Please tell me about a recent international news story that caught your attention. Why was it interesting or important?
    (最近あなたが注目した国際的なニュースについて教えてください。それはなぜ興味深い、あるいは重要だと思いましたか?)

  • Q2. In your opinion, what role should Japan play in the United Nations and the international community?
    (あなたの考えでは、日本は国連や国際社会でどのような役割を果たすべきだと思いますか?)

  • Q3. Do you think English will remain the dominant global language in the future? Why or why not?
    (将来的にも英語が支配的な国際共通語であり続けると思いますか?そう考える理由、またはそう思わない理由は何ですか?)

これらの質問に対して、自分の意見を1~2分程度でまとめて話す練習をしましょう。ポイントは、質問にきちんと答えていること、理由や具体例を付け加えて説明できることです。面接本番では予想外の質問が来ることもありますが、日頃から様々なテーマについて話す練習を積んでおけば落ち着いて対応できるはずです。

学習のコツ・試験当日の注意点

最後に、国連英検A級対策を進めるうえでの学習のコツと、試験当日に実力を発揮するためのポイントをまとめます。

学習のコツ

  • 継続と習慣化:英語力向上は一日にして成らずです。毎日少しずつでも英語に触れる時間を持ち、学習を習慣化しましょう。例えば「朝の通勤時に単語を10個覚える」「夜寝る前に英文記事を1本読む」などルーティンを決めると継続しやすくなります。

  • 弱点の把握と克服:模擬試験や過去問演習の結果から、自分の弱点分野を分析しましょう。語彙が弱ければ単語強化に時間を割き、読解の正答率が低ければ読むスピードや精読力を見直す、といった具合に重点的に補強します。不得意分野を一つずつ潰していくことで、総合力が底上げされます。

  • 学習仲間や教師の活用:一人で黙々と勉強するよりも、誰かと切磋琢磨する方がモチベーション維持につながります。学校の先生や英会話スクールの講師にアドバイスを仰いだり、同じ試験を目指す友人と情報交換したりしましょう。お互いに問題を出し合ったり、エッセイを読み合ってフィードバックし合うのも有益です。競争相手がいると刺激になり、自分では気づかない視点を教えてもらえることもあります。

  • リラックスと集中のバランス:勉強漬けで疲れすぎると効率が落ちます。適度にリフレッシュしながら勉強を続けましょう。例えば1時間勉強したら10分休憩を入れる、週に1日は思い切って勉強オフにして好きなことをする、といった休息も大事です。メリハリをつけて集中するときは集中し、休むときは休むことで長期戦に備えます。

  • アウトプット重視の学習:インプット(読む・聞く)だけでなく、**アウトプット(話す・書く)**の練習を増やすことが合格の鍵です。特に日本人学習者はアウトプットが不足しがちですので、意識してエッセイを書いたり英語で話す機会を取り入れてください。本番でいきなり書いたり話したりするのではなく、普段からアウトプットしておくことで、本番も平常心で取り組めます。

試験当日の注意点

  • 時間配分に気を付ける:一次試験120分は配分が勝負です。最初に問題冊子が配られたらパラパラと全体を見て、大問ごとの配点や問題数を確認しましょう。自分の中でおおよその時間割(例:語彙・文法問題に30分、長文読解に60分、作文に30分)を決め、それに沿って解くように心掛けます。難問に時間を奪われすぎないよう、後回しにする決断も必要です。マーク式問題はわからなくても最後まで埋めましょう(空欄は厳禁)。作文も時間ギリギリで白紙部分が残らないよう、5分前には結論まで書けている状態が理想です。

  • 持ち物・会場準備:受験票、身分証明書、筆記用具(マークシート用のHB~B鉛筆やシャープペン、消しゴム)、腕時計(会場に時計がない場合に備えて)などを前日までに用意しておきます。会場までのアクセスも事前に調べ、余裕を持って到着できるようにしましょう。試験開始前にはトイレも済ませ、緊張する場合は深呼吸して気持ちを落ち着けてください。

  • 二次面接での心構え:面接当日は清潔感のある服装で臨みましょう(スーツまでは必要ありませんが、カジュアルすぎないきちんとした服装が望ましいです)。入室時のあいさつや簡単なやり取り(”Good afternoon. My name is ~. Nice to meet you.”など)も評価の内と考えて、はきはきと対応しましょう。面接中はアイコンタクトを保ち、笑顔と相槌で積極的にコミュニケーションを取る姿勢を示してください。質問が聞き取れなかったり意味が分からなかったりした場合、すぐに黙り込むのではなく**”Pardon me, could you please rephrase the question?”**などと聞き返すと良いです。一度聞き直してもまだ分からなければ、自分なりの解釈で答えてみるのも手です(全く無言になるよりは、関連しそうなことを話す方が印象は良いでしょう)。

  • 面接では内容+態度:質問に対する答えの内容も重要ですが、それ以上にコミュニケーション態度が評価されます。極端に片言の英語でなければ、多少文法ミスがあっても臆さずに伝えようとする積極性が好印象につながります。緊張で頭が真っ白になっても、とにかく何か英語で伝えようとする姿勢を最後まで貫きましょう。また、一問一答で終わらず、自分から話を広げる意識を持つとディスカッションが盛り上がります(例:”I read an article about this recently…”などと関連知識を付け加える)。

  • 体調管理:当日にピークの状態で臨めるよう、前日はしっかり睡眠をとりましょう。試験当日の朝食も抜かないようにしてください。長丁場の試験で頭をフル回転させるため、脳にエネルギーを送り込みましょう。適度な糖分と水分補給も忘れずに。もし緊張しやすい体質であれば、市販のリラックス用ハーブティーを飲む、軽いストレッチをするなど、自分なりのリラックス法を試してみてください。

これらのポイントを押さえれば、試験当日に実力を存分に発揮しやすくなります。**「備えあれば憂いなし」**です。当日を万全の状態で迎えられるよう、できる準備は全てやっておきましょう。

まとめ

国連英検A級は英語試験の中でも最高峰レベルの難易度であり、合格するためには相応の努力と対策が必要です。本記事では、国連英検A級の試験概要から必要な英語スキル、効果的な勉強方法、練習問題、そして試験直前のTipsまで包括的に紹介してきました。

ポイントをおさらいすると、まずA級では国際的な話題の英語長文読解英語エッセイ作成、さらには英語面接が課されるため、単なる受動的な英語力だけでなく能動的に英語で考え発信する力が求められます。そのために、語彙力・読解力・リスニング力・英作文力・スピーキング力をバランス良く伸ばす学習が不可欠です。具体的には、上級単語の習得英字新聞の読み込みニュース音声のリスニングエッセイ執筆の訓練英語での討論練習など、あらゆる角度から英語力を高めていきましょう。また、国連や世界の出来事への知識も合格の鍵です。英語学習と平行して国際情勢にアンテナを張り、背景知識を蓄えてください。

勉強を続ける中で苦しく感じることもあるかもしれません。しかし、目標であるA級合格に向けて計画的に努力を積み重ねれば、必ず実力はついてきます。効率的な勉強法で着実に実力アップし、模擬問題で自信をつけ、本番では平常心で臨めるよう準備を整えましょう。高いハードルではありますが、その分合格したときの達成感は格別です。国連英検A級合格はあなたの英語学習の大きな財産となり、今後の進学やキャリアにおいても自信につながるはずです。

最後に、この記事を読んでくださった皆さんの健闘を祈っています。継続は力なりです。毎日の小さな努力が大きな飛躍につながります。国連英検A級合格という目標に向かって、ぜひ頑張ってください!あなたの努力が実を結び、試験当日に最高のパフォーマンスが発揮できることを応援しています。みなさんの合格を心より願っています。頑張りましょう!

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