英語を学んでいるとよく耳にする“take care”という英語表現。その意味と使い方、ひとつではないことをご存じですか?
挨拶などでも多く使われますが、”take care of”になると少し使い方が変わりますよね。受験英語や英検にもよく出てくるフレーズなので、ご存じの方も多いかもしれません。
そこで、今回は “take care”の意味と使い方を、例文と一緒にご紹介します。
「〜の世話をする」以外の意味や、be carefulとの意味の違いについても説明していきます。 ぜひ最後まで読んでくださいね。
“take care” の意味と使い方
(1) 別れ際のあいさつに使える “take care”
take careは日本語の「またね!」「気をつけてね」のように、カジュアルな別れ際の挨拶として使います。メールやメッセージの最後に使うことも多いです。会話例文を見てみましょう。
A: It was great seeing you. 会えて嬉しかったよ。 B: Yeah, let’s hang out again soon. Take care! うん、また近いうちに遊ぼうね。またね!(気をつけてね) A: Thanks. You too! ありがとう。あなたもね! |
“take care” は「お大事に」という意味だと思い込んでいると、別れ際に言われて「体調悪くないのにどうして?」と混乱してしまうかもしれないので気をつけましょう。
(2) 「お大事に」としての “take care”
風邪を引いた人や体調不良の人に対して「お大事に」と伝えるときにも “take care”を使います。
会話例文を見てみましょう。
A: Are you going home already? What’s up? もう家に帰るの? どうしたの? B: Yeah… Actually, I’m not feeling well. うん、実は体調があまり良くないんだ。 B: Oh, I’m sorry to hear that. Take care! それはお気の毒に。。お大事にね!(気をつけてね) |
他にもtake careを使った「お大事に」「気をつけてね」を意味するフレーズがいくつかあります。
- Please take care.
→ “take care”より丁寧な言い方。
- Take care of yourself/ Take good care of yourself.
→ “take care of〜” で「〜の世話をする」という意味ですが、後ろに “yourself” 「あなた自身」がつくことで「あなた自身の世話をしてね = 身体を大事にしてね」という相手の体調を気遣うフレーズになります。体調がすぐれない相手に対してだけでなく、別れ際に「気をつけて帰ってね」といった意味でもよく使います。
take careとbe carefulの違いは?
「take care」と「be careful」はどちらも「気をつけて」という意味があります。そのため状況・場面に応じて使い分ける必要があります。
まず、take careは気遣いを示すときに使われます。そしてbe carefulは何か危険が迫っている場面での注意喚起として使われます。このことをポイントとして押さえておきましょう。
take careは健康を大切に、気をつけてほしいというニュアンスが強い表現。危機的な状況にいない相手に対しても使われます。
一方で“be careful”はすでにピンチに陥っている、もしくは油断すると失敗してしまうような場面でよく使われる表現です。分かりやすい例として、料理に慣れていない相手に “be careful not to hurt yourself” 「怪我しないように気をつけてね」と言ったりします。
まとめ
いかがでしたか?
今回はtake careの主な意味と使い方、そしてbe carefulとの違いを解説しました。
知っていると便利な表現なので、ぜひ使ってみてくださいね!
それではまた次回をお楽しみに。
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