意味と違いは?「 I got it 」と「You got it」 

「分かった」「了解する」を意味する英語表現としてよく使われる “get it”という英語表現。 “I got it”と “ You got it”、それぞれの意味と違いをご存知でしょうか。

同じような意味に見えますが、実は微妙なニュアンスの違いがあります。

そこで、今回は二つのフレーズの意味と使い分けるための簡単なルールを紹介します。これはネイティブも日常生活で頻繁に使う表現。それぞれの意味を理解しておくと役立つこと間違いなしです!

では、ぜひ最後まで読んでくださいね。

二つの意味と違い

まず、I got itとYou got itのそれぞれ主語が違い事には直ぐに気付くと思います。そして、それによって少し意味合いが違ってきます。

それぞれを正しく使い分けるために、I got itとYou got itの意味をマスターしてください!

I got itの意味と使い方 

発言内容を理解したときの「分かりました」 「了解しました」→ I got it

I got itは相手が言ったことを理解できたときに使うフレーズです。 “I understand”と同じ意味ですが、よりカジュアルで口語的な言い回しです。省略して “Got it”と使うこともできます。

それでは、会話例文を見てみましょう。

例1)
A: Let’s meet at 8 AM tomorrow.   
明日は午前8時に会いましょう。  

B: Got it.  See you tomorrow!   
分かりました。それではまた明日!

例2)
A: We need to get that document to them by tomorrow.  
その書類は必ず明日までに先方に届けないといけないんです。

B: I got it. Then, I’ll take it to them tomorrow.   
了解しました。では明日私が持って行きます。

You got itの意味と使い方 

頼まれたこと・依頼内容に対しての「分かりました」「了解しました」→ You got it

主語が「You」になると、相手に何かお願いされたとき、依頼された内容に対して承諾の意味で使われます。使う際に覚えておいて欲しい点は、基本的にこの表現はカジュアルに聞こえるという点です。よほど親しい場合や、フレンドリーな雰囲気でない限り、商談でお客様に対して使う事は好ましくないので注意しましょう。

ちなみに質問の “You got it?” “Did you get it?” は「分かりましたか?」「理解しましたか?」という意味になります。

では、会話例文を見てみましょう。

例1)  
A: Could you turn off my laptop before you leave the office?  
事務所を出る前に私のパソコンの電源を切ってもらえますか?  

B: You got it. I’ll do it now.   
了解しました。今やっておきます。  

例2)  
(パソコンの使い方を説明した後・・・)  

A: Did you get it?     
分かった?  

B: Sorry, I didn’t. Could you explain that again?   
すみません、まだ良く分かっていません。もう一度説明していただけますか。 

I got itとYou got it

まとめ

いかがでしたか?

今回は I got itとYou got itそれぞれの意味と使い方の違いを紹介しました。まとめると・・・

I got it → 相手の発言内容を理解できたときの「分かりました」

You got it  → 相手からの依頼を承諾するときの「了解しました」

主語が違うだけで、意味や使われ方とニュアンスも変ってきます。はじめは少し混乱してしまうかもしれませんね。でも、例文を参考にしながらぜひ使ってみてください! 

それでは、また次回をお楽しみに。

 

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