「Aの人形は、3体の人形の中で一番高価だ」のように、3つ以上の人やものを比較する際に、今回取り上げる最上級を使います。
早速例を見てみましょう。
下記は、4人の身長について述べています。
Sota (160cm) < Akira (165cm) < Jun (170cm) < Tatsuya (175cm)
ここでは、4人が比較の対象ですが、一番背の高い人はTatsuyaで、一番背の低い人はSotaです。
よって最上級の文章は、下記の様になります。
Tatsuya is the tallest. (Tatsuyaは一番背が高いです)
Sota is the shortest. (Sotaは一番背が低いです)
比較級(-er)とは異なり、最上級ではthe -estを付けます。
副詞・形容詞の変え方は、比較級の時と同じです。
※こちらの変え方が思い出せない場合、「比較級」の記事をご覧ください。
形容詞・副詞の元の形 | 例 | 最上級 | 例 |
基本 | old | 語尾にestを付ける | oldest |
語尾がe | nice | 語尾にstのみを付ける | nicest |
語尾が『短母音+子音』 | hot | 語尾に子音字を重ねてestを付ける | hottest |
語尾が『子音字+y』 | busy | yを取り、iestを付ける | busiest |
比較級でmoreを使う際の三つの規則は、最上級にも適応されます。
その場合には、形容詞・副詞の前にmoreではなく、the mostを付けます。
(例:the most interestingやthe most difficult等)
また、『~の中で(一番)』という情報を付け足す場合には、最上級の文の後に下記の表現を足します。
(the youngest student) of the four people : 名詞の複数形
⇒ 4人の中で一番(若い生徒)
(the most experienced doctor) in the group : 名詞の単数形
⇒ グループの中で一番(経験のある医者)
その他の比較
比較には、比較級と最上級以外にも、下記のような方法があります。
3人の身長を見ながら、比較の仕方を見てみましょう。
Sota(1m65)
Yutaka(1m78)
Takuro(1m80)
① as~as(~と同じくらい~です)
Yutaka is as tall as Takuro.
(YutakaはTakuroと同じくらい背が高いです)
② not as~as(~程~ではありません)
Sota is not as tall as Yutaka.
(SotaはYutakaほど背が高くありません)
不規則変化について
最後に、「不規則変化」というものを見てみましょう。
今まで見て来たように、通常は形容詞や副詞に-erやthe -est、moreやthe mostを付けます。
しかし、単語によっては全く異なる形を取る場合もあります。
下記が代表的な例です。
例:
good ⇒ better ⇒ best
little ⇒ less ⇒ least
こういった不規則変化も存在するので、これらは少しずつ覚えていきましょう。
比較は使えるととても便利は文法事項なので、まずは今回ご紹介した基礎知識をしっかりと覚えておきましょう。