英語で質問をする際は、大きく分けて2種類の方法があります。
1つは、Yes/Noの答えを求める方法。
そして、もう1つは、具体的な情報を求める方法です。
今回は、What(何), Who(誰), When(いつ), Where(どこ)といった疑問詞を使い具体的な情報を尋ねる質問について見てみましょう。
① 疑問代名詞
まずは疑問代名詞というものを見ていきます。
「疑問代名詞」という名前は難しそうに聞こえますが、下記の2点を覚えておけば分かり易いでしょう。
- 疑問代名詞には、who, which, what等を用います。
- 疑問代名詞は、文の中で代名詞(I, he, it等)を使って表せる人や物を尋ねる場合に使います。
具体的にはどのようなものか、そしてどのように疑問文を作るのか、下記の例文を見ながら確認しましょう。
例文: Sally had a huge doughnut. (サリーは大きなドーナツを食べました)
→ この文の中で人か物は、サリーと(大きな)ドーナツです
2つの異なる情報(主語と目的語)について尋ねる方法を見てみましょう。
目的語(何を食べたか)について尋ねる場合 a huge doughnutを疑問詞に変えて、疑問文を作ります。
Sally had a huge doughnut.
1) “大きなドーナツ”は物なので、whatにします。 Sally had what.
2) 疑問詞を文頭に持っていきます。 What Sally had.
3) 疑問詞以降を、疑問詞+疑問文の形にします。 What did Sally have?
次に主語について尋ねる場合です。この場合、Sallyが分からない情報ということになるので、Sallyを疑問詞に変えて、疑問文を作る方法を見ていきます。
Sally had a huge doughnut.
実はこれはとても簡単で、該当の単語をWhatまたはWhoにして、疑問符を付けるだけで完成です。
Who had a huge doughnut?
次は、疑問形容詞です。
② 疑問形容詞
疑問形容詞に関しては、下記の2点を覚えておきましょう。
- 疑問形容詞には、whose, what, which等を用います。
- 疑問形容詞とは、疑問代名詞の形容詞的用法で、“誰の~?”、“どんな~?”、“どちらの~?”と言った名詞の前に使う疑問詞の事を指します。
疑問形容詞も、例文を見ながら疑問文の作り方を確認しましょう。
例文: I borrowed this camera. (私はそのカメラを借りました)
→ 形容詞とは、名詞を修飾する(情報を足したり、説明する)言葉で、この文で、cameraに情報を足している単語(形容詞)は、thisです。
1) 名詞のcameraに情報を加えている単語を探します。
I borrowed this camera.
2) thisを疑問詞に変えます。
I borrowed which camera.
3) 疑問詞を後に続く名詞と一緒に文頭へ持っていきます
Which camera I borrowed.
4) 疑問詞+疑問文の形にして、最後に終止符を打ちます
Which camera did you borrow?
疑問文を際は、必要に応じてIをyouにする等、主語を変更する事も忘れない様にしましょう。
いかがでしたか?
これで少し疑問詞のことが分かったのではないでしょうか。
この後は、続きの疑問詞②をお読みください。