3つの時制(現在、未来、過去)は、文を作る上で「時を伝える」というとても大切な役割を持っています。
しっかりとルールを覚えて時制を正しく使えるようになりましょう。
まずは現在形です。
「現在形」という名前から、勘違いしてしまう方も多くいるので、正しく理解するようにしましょう。
① 現在形
「現在形」という名前に惑わされない事が重要です。
現在形は、「今この瞬間」の行動を表すものではありません。
では何を表すのか?
現在形は、過去に行われ、現在も行われている、そして未来でも行われるであろう行動(習慣等)や状態を表す際に使います。
下記の例をご覧ください。
a) I live in Tokyo.
(私は東京に住んでいます。)
b) He makes breakfast every morning.
(彼は毎朝朝ご飯を作ります。)
これらをご覧いただくと、いずれも「この瞬間に行っている行動」ではなく、現在も行っている繰り返し行われる行動(状態)を表す際に使うことが分かります。
また、注意点も覚えておきましょう。
現在形の形に関する注意点
- 動詞の原型を用います。
- 三単現のsに注意しましょう。(主語がhe、she、it等の場合)
次は過去形です。
② 過去形
過去形は、言葉の通り、過去に行われた動作や状態を表す際に使います。
現在への影響等を伝える事は出来ません。
a) I lived in Tokyo.
(私は東京に住んでいました。)
b) He made breakfast yesterday.
(彼は昨日朝食を作りました。)
過去形は、例文b)にあるように、「いつ」のことか表すために、時を表す単語や表現と一緒に用いることが多くあります。
過去形に関する注意点ですが、下記の通りです。
過去形の形に関する注意点
- 語尾に+edや+dをつける動詞が多くあります。(例:called、liked)
- 不規則動詞が多く存在するので、これらは覚えましょう。
(例:fly → flew、buy → bought)
最後は未来形です。
③ 未来形
未来形は、言葉の通り「未来」について伝える際に用います。
その際に、主にbe going toとwillを用いて表します。
a) I will live in Tokyo.
(私は東京に住みます。)
b) He is going to make breakfast tomorrow.
(彼は明日朝食を作る予定です。)
be going toとwillには微妙な違いがありますが、まずは両方とも未来を表すものと覚えましょう。
※ 今回は、be going toとwillの決定的な違いだけは頭に入れておきましょう。
be going toは、元々予定をしていた事について伝える際に使う事が出来ます。
例:
A: Nick wants to talk to you.
(ニックがあなたと話したいそうです。)
B: Yeah, I know. I’m going to talk to him now.
(そうみたいですね。今彼に話に行くところです。)
willは、その時の状況に応じて決めたことを伝える際に使う事が出来ます。
例:
A: Nick wants to talk to you.
(ニックがあなたと話したいそうです。)
B: Really? I’ll talk to him now.
(本当ですか?では、今から話しに行きます。)
未来形の形に関する注意点は下記の1点です。
be going toとwillの後には、動詞の原型が続きます。
いかがでしたか?
英語では、時制がとても大切なので、まずはこの3時制をしっかりと理解するようにしましょう。