「このアイス、スーパーAの方がスーパーBより安かった」のように、2つの人やものを比べることがあると思います。
そのような時に使うのが、今回見ていく比較級です。
下の例を見ながら比較級を確認してみましょう。
Sota < Akira
Akiraは背が高く、Sotaは背が低い
これを英文で表すと、Akira is tall. Sota is short.となります。
しかし、これでは別々の事実を述べているだけで、比較にはなっていません。
比較をするためには、「AkiraはSotaより背が高い」、
もしくは「SotaはAkiraより背が低い」ことを述べる必要があります。
これを英語で言うとどうなるでしょうか?
Akira is taller than Sota.
(AkiraはSotaより背が高いです)
Sota is shorter than Akira.
(SotaはAkiraより背が低いです)
『より~です』と言う場合には、下記の通り形容詞・副詞の語尾を変えます。
形容詞・副詞の元の形
(原級) |
例 | 比較級 | 例 |
基本 | small | 語尾にerを付ける | smaller |
語尾がe | close | 語尾にrのみを付ける | closer |
語尾が『短母音+子音』 | big | 語尾に子音字を重ねてerを付ける | bigger |
語尾が『子音字+y』 | easy | yを取り、ierを付ける | easier |
しかし、形容詞や副詞が下記の3点に該当する場合、その前にmoreを付けます。(例:more interestingやmore difficult等)
形容詞・副詞の元の形(原級) | 例 |
① 3音節以上である
(稀に2音節のものも例外としてある) |
different, important, interesting |
② 語尾が-ed, -ing, -ish, -ful, -less, -ly, -ous | skilled, developing, dangerous |
③ aで始まる | active, amazing, attractive |
比較対象が既に明確な場合には、『than B』(Bよりも)を省略することも出来ます。
また、be動詞の文だけではなく、下記の様に一般動詞の文でも比較級を作ることが出来ます。
例: 100メートル走でAkiraが1位、Sotaが3位だったとします。比較すると:
Akira runs faster than Sota.
(AkiraはSotaより速く走ります)
比較級は形を覚えれば難しくはないので、是非覚えるようにしましょう。
また、比較級に加え、最上級も覚えることで、数にかかわらず、人やものを比較することが可能になります。