日本人に人気の留学先ベスト10を厳選! 各国の魅力をお伝えします。
アメリカ United States of America(USA)
行きたい留学先としてはやはりアメリカは最も人気の留学先の一つ。新型コロナの影響前には年間100万人もの留学生が学んでいた、不動の人気留学先の魅力をご紹介します。
人気の州
1位 カリフォルニア州
地理的にも日本に最も近い西海岸にあるカリフォルニア州。ロサンゼルスやサンフランシスコは、観光だけでなく留学先としても人気の都市です。
ダンスやアートなどの専門留学、そしてハリウッドでエンターテインメントの世界を目指す人など、多くの人を魅了しています。
2位 ニューヨーク州
東海岸の大都市マンハッタンを有するニューヨークも留学先として大人気。
ブロードウェイミュージカル、世界屈指の金融街のウォール街。アメリカンドリームを実現させようと様々な国から留学生が集まります。
3位 マサチューセッツ州
ハーバード大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)を有する、世界有数の学園都市ボストン。世界中の優秀な頭脳が集まる場所で自分自身も大きく成長できるチャンスがあるかも?!
アメリカ留学の学費の目安
アメリカは国土も広く、行きたい州や都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 20~50万円/月
・高校: 100~300万円/年
・大学: 250~500万円/年
・専門学校: 150~300万円/年
カナダ Canada
カナダは日本の27倍ともいわれる国土を有し、世界で2番目に広い国です。
カナダ人の約2割は、カナダ以外の国で生まれた移民が暮らしており、世界で初めて多文化政策を正式に導入した、多文化が共生する国です。
日本とカナダはワーキングホリデーの協定国で、毎年多くの日本人が留学やワーキングホリデーでカナダに渡航しています。
カナダの魅力
1.治安が良い
アメリカと隣接しているカナダですが、北米の中で最も治安が良いとされており、異文化を尊重し、他民族が共存する社会が築かれています。
2.教育水準が高い
OECDのPISA(国際学習到達度調査)によると、感だは先進7カ国(日本、ドイツ、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ)の中で、国民一人当たりの教育にかける費用が第一位と、教育に力を入れており、15歳以上の学力でも常にTop10入りをしています。
3.物価、学費がリーズナブル
アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの人気の英語圏の国の中では、カナダは比較的物価が安く、学費もリーズナブルな場合が多く、費用を抑えた留学が実現できます。
4.フランス語も学べる
カナダの公用語は英語とフランス語の2か国語。中でもケベック州はフランス語圏となっています。
カナダ留学の学費の目安
カナダは国土も広く、行きたい州や都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 10~35万円/月
・高校: 100~200万円/年
・大学: 150~350万円/年
・専門学校: 80~200万円/年
イギリス United Kingdom(UK)
イギリス(United Kingdom)は、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドで構成される連合国です。
イギリスはヨーロッパ圏からの留学生も多く、多様な国籍の学生たちと一緒に学べる環境です。
イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」が毎年発表している世界大学ランキングの2021では、オックスフォード大学が1位、ケンブリッジ大学が5位と、世界トップクラスの教育機関を有することでも有名です。
イギリスで学ぶメリット
・英クィーンズイングリッシュを学ぶ
クィーンズイングリッシュとは、基本的には上流階級の方が使う英語とされています。
世界では53か国のイギリス連邦加盟国があり、オーストラリアやニュージーランドを中心にイギリス系の英語を使っている人は世界に多くいます。
・大学のほとんどが国公立
イギリスにある約100校の大学のうち1校のみが私立で、ほとんどが国立大学のため、比較的リーズナブルに留学できます。
・3年で学士号を取得できる
イギリスの大学は3年制のため、3年で学士を取得することが可能です。
日本の高校を卒業している留学生などは、大学入学前に1年間のファウンデーションコースを受ける必要がありますが、大学留学前の準備期間も含めて4年で卒業できる可能性があります。
イギリス留学の学費の目安
行きたい都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 12~40万円/月
・高校: 100~300万円/年
・大学: 150~500万円/年
・専門学校: 100~300万円/年
オーストラリア Australia
オーストラリアは国家法として留学生に適切な教育を提供することを保証するための教育サービス法(ESOS Act=Education Services for Overseas Students Act)を制定していて、留学生に対してとても手厚い国です。
日本との時差が少なく、気候も穏やかなのも人気の理由の一つです。
オーストラリア留学のメリット
1.親日国
古くから日本と経済的・文化的な交流も盛んで親日家の多い国。第二外国語として日本語を学ぶ人も多くいます。
2.時差が少ない
オーストラリアには3つのタイムゾーンがあり、日本との時差は-1~+2 時間( 地域、サマータイム制の有無によって異なる)。ほとんど時差がないのは意外と助かるという人も多いようです。
3.留学生の受け入れ態勢が整っている
ESOS法により、留学生への教育の質の保証がされているだけでなく、留学生を受け入れる教育機関はCRICOS(Commonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Students=教育機関の連邦政府登録制度)という 専門機関による登録・認定が義務付けられています。留学生はCRICOS登録されているかどうかを確認することで、国がきちんと質の保証をしていることを知ることができます。
4.住みやすい環境
英エコノミスト誌が毎年発表している「世界の住みやすい都市ランキング2021」において、アデレード(3位)、パース(6位)、メルボルン(9位)、ブリスベン(10位)と、4都市もランクインしています。住みやすい都市ランキングは世界140都市を対象に、安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目で評価しているもので、生活環境だけでなく、教育の良さも証明されています。
オーストラリア留学の学費の目安
行きたい州や都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 12~40万円/月
・高校: 80~300万円/年
・大学: 200~500万円/年
・専門学校: 60~250万円/年
ニュージーランド New Zealand
新型コロナ対策への毅然とした対応や、首相の任期中に産休を取得するなど、世界にその存在感を示したジャシンダ・アーダーン首相によってニュージーランドの世界的な認知度はあがりました。
ニュージーランドは、日本より一回り小さいくらいの国土に、人口がたったの約500万人(2020年)しかおらず、人間よりも羊のほうが何倍も多いというほど大自然に囲まれた牧歌的な環境も魅力です。
ニュージーランド留学のメリット
1.国による教育の質管理
高校以上の高等教育機関は“NZQA”(New Zealand Qualifications Authority =ニュージーランド資格庁)、 大学では UNZ (Universities New Zealand)という国の機関が教育の質管理・と質の保証を行っています。 NZQAに認証・登録されている教育機関であれば一定の教育の質が保証されています。
2.自然が豊か
フィヨルド、火山台地、氷河など、 狭い国土に多様な大自然が広がる国。 雄大な大自然を守るため、国土の約3割が、国立公園や自然保護区などに指定されて保護されています。
3.治安・環境の良さ
英エコノミスト誌が毎年発表している「世界の住みやすい都市ランキング2021」において、ニュージーランド1番の大都市オークランドが堂々の1位となっています。
ニュージーランド留学の学費の目安
行きたい都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 8~40万円/月
・高校: 80~300万円/年
・大学: 250~500万円/年
・専門学校: 50~250万円/年
フィリピン共和国 Republic of the Philippines
オンライン英会話の出現以降、留学先としての人気も急上昇。
東南アジアに位置し、7千以上の大小様々な島からなるフィリピンは、実は英語が公用語の一つなので、英語を話せる人がたくさんいるんです。
フィリピン留学のメリット
1.安く学べる
フィリピンと日本の物価差が大きいため、日本と比べると数分の一の価格で英語教育を受けることが可能です。また、語学学校は寮やホテル滞在など、宿泊施設も完備されていることも多く、学費以外の宿泊費・生活費を含めると圧倒的に安く英語を学べます。
格安航空券を使うことで渡航費用も安くおさめることが可能になります。
2.日本に近い
日本から飛行機で4時間強でいけ、気軽に行ける距離なのも魅力です。
3.選べるスパルタ式
朝から晩まで語学学校に缶詰めで英語を学ぶスパルタ式の学校もあります。
元々スパルタ式は、教育熱の高い韓国発祥の学び方。
平日外出禁止や、キャンパス内で英語以外の言語禁止など、それぞれの学校ごとに厳しいルールも設定されており、短期間で確実に成果を出したい人にはおススメです。
フィリピン留学の学費の目安
日本からのフィリピン留学はほとんどが語学留学となりますので、ここでは語学学校の学費(滞在費込み)の目安をご紹介します。
語学学校: 15~40万円/月(食事・滞在費等込み)
マルタ共和国 Repulic of Malta
イタリア南部に浮かぶ島国で、国全体が世界遺産に登録されているマルタ。
透き通った海に囲まれ、中世ヨーロッパの美しい石造りの街並みはヨーロッパ中から多くの人がバカンスに訪れるリゾート島としても有名です。
マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島がありますが、3島全部合わせても東京23区の約半分しかありません。
マルタ留学のメリット
1.ヨーロッパ中から集まる留学生たち
イタリア、フランス、ドイツなど、約9割の留学生がヨーロッパ各地から集まっていて、日本人はわずか2%と言われており、日本人の少ない環境で英語を学ぶことができます。
2. 治安が良い
マルタでは、夜に女性が出歩いても安心で、カギを開けたまま外出する家もあるというほど治安の良い国です。
3. 観光も楽しめる世界遺産の島 イタリア南部にあるシチリア島からわずか93㎞南の地中海に浮かぶマルタ共和国。人口は約43万人の小さな島国ですが、5000年以上も昔に作られた古代神殿群など、小さな島の中に見どころが凝縮しています。 キレイな海ではダイビングやセイリングが楽しめ、島内ではハイキングやロッククライミングも楽しめます。
マルタ留学の学費の目安
日本からのマルタ留学はほとんどが語学留学となりますので、ここでは語学学校の学費の目安をご紹介します。
語学学校: 20~40万円/月
イタリア Italy
グッチ、ブルガリ、アルマーニなどの高級ブランド、そしてフェラーリ、ランボルギーニなどの高級車など、世界屈指のブランドを生み出してきたイタリア。
デザインを学ぶ留学はもちろん、料理、オペラなどの音楽など、憧れのイタリアで専門分野を学ぶ人はたくさんいます。
また、大学などの高等教育機関では、留学生も現地の人とほぼ同じ学費で学べるため、日本国内と比べても安価に学べる可能性があります。
人気のイタリアの都市
1.ローマ
かつて栄えたローマ帝国の首都であり、イタリアの首都のローマ。古代ローマ時代の建造物も多く残っており、コロッセオ、フォロ・ロマーノなど、歴史を感じることが出来る街です。
2.ミラノ
ローマに次ぐ第二の都市で、ファッション、芸術、スポーツなどイタリアの流行の先取りができる街です。
3.フィレンツェ
中世のルネッサンス時代に、芸術の街として栄えた文化都市。市内には100以上の美術館があり、芸術の街として今も歴史を語り継いでいる。
4.ベネツィア(ヴェネツィア)
水の都として知られるベネツィアは、水の上に建てられている街並みで、迷路のような小道を歩くと、タイムスリップしたような不思議な感覚に包まれます。
イタリア留学の学費の目安
行きたい都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 5~15万円/月
・大学: 20~40万円/年(国立大学の場合)
・専門学校: 10~30万円/月
アイルランド Ireland
イギリスの隣に浮かぶ、美しいケルト文化の国。
自然豊かでのんびりした環境ですが、パブに集ったり、伝統楽器やダンスなどの音楽を楽しむ陽気な国民性です。
アイルランド留学のメリット
1.日本人が少ない
アイルランドは、英語圏の中では比較的穴場な留学先となっており、日本人が少ないのも魅力の一つです。
2.安価に学べる
英語圏の国では圧倒的に物価が安く、リーズナブルな価格で留学することができます。
3.ビザなしで入国できる
90日未満の滞在なら、日本人はビザなしでアイルランドに留学することが可能です。
※北アイルランドに入国するにはイギリスのビザが必要になります。
アイルランド留学の学費の目安
行きたい都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
・語学学校: 5~15万円/月 ・大学: 100~150万円/年
フランス France
言わずとしれた美食の国。最先端のファッション、アート、エンターテインメントなど、世界を席巻するフランスの芸術文化を学ぶ。
フランスの人気都市
1.パリ
フランスの首都で、最大の都市。
歴史的な文化遺産が多数あり、フランスの歴史・文化・芸術などを本場で学ぶのは多くの人の憧れでしょう。
2.ニース
ニースはフランスの留学先第2位の人気都市。南仏のリゾート地で、世界有数のヴァカンスの地としても、多くの人を惹きつけています。
3.リヨン
古くから「絹の街」としても知られる商業都市リヨン。
パリに次ぐフランス第2の都市で、美食の街としても知られている。
フランス留学の学費の目安
行きたい都市によっても大きく物価は異なります。ここでは生活費などを含めない、学費だけの目安をご紹介します。
フランスもイタリアと同様、留学生に対しても国家予算からの補助があり、安く学ぶことができるのが魅力の一つです。
・語学学校: 8~30万円/月
・大学: 30~50万円/年