英語を速く読みたいけれど、なかなか読む速度が上がらないという方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する「速読」が出来ることで、様々なところでその効果を実感できるようになります。
例えばTOEICを受験する人であれば、Part3やPart4の問題を素早く読めたり、Part7の長文を、あまり時間をかけずに理解することで、質問に答える時間を増やすことが出来ます。
また、仕事でEメールを使う場合、読む時間を減らし、返信を書く時間に充てることが可能になります。
それでは早速、速読のやり方を見ていきましょう。
準備するものは、下記の2点です。
- 英文のスクリプト
- スクリプトの音源
英文のスクリプトは、あれば良いですが、無くても問題はありません。
TOEICの学習をしている人は、TOEICの公式問題集を使えばそのままTOEIC対策になります。
速読の方法は、下記の通りです。
- まずは、英文のスクリプトの内容を理解する。英訳が付いていない場合には、調べて内容を理解する。
- スクリプトを読む前に、何度か音源を聞いて、単語の発音等を確認する。(黙読でも、読み方を間違えて覚えてしまうことを避けるため。)
- 時間を計りながら、一度スクリプトを黙読する。
- その時間を基準に、3回続けた読んだ場合の時間を算出する。出た時間の7割や8割の時間を目標に設定する。
- 3回でなく、5回読むと決めても問題なし。
- 決めた目標の時間内で3回(または決めた回数)読めるようにする。
- 目標を達成できるまで繰り返し行う。
- 時間内で回数を達成出来るようになったら、新しいスクリプトを使って同じことを行う。
以上が速読のステップです。
練習している途中で、つまづく箇所があった場合、音が繋がったり、落ちたりという変化に対応が出来ていない可能性が高いので、音源を聞いて、どのようにその部分が読まれているか確認しましょう。
頭の中で読む場合にも、こういった音の変化等を理解することはとても大切です。
音源と全く同じように読むことで、その部分をスムーズに読めるようになります。
速読は直ぐに出来るものではありませんが、習慣化して継続することで、必ずその効果は表れます。