いよいよ新形式問題のTOEICテストが2016年5月より実施されます。(IPテストは2017年5月以降に新形式となりますよ。)
その気になる出題内容ですが、モバイックでは今回改めて分かりやすくまとめてみました。
ぜひこの機会にご確認ください♪
参照:ETS公式
http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html
リスニングセクションの変更点
・ 比較的簡単なパートであるパート1,2の写真描写問題と応答問題の設問数が減り、パート3の会話問題の設問数が増えます。
パート1:10問 → 6問
パート2:30問 → 25問
パート3:30問 → 39問
・パート3では、会話問題の中に、発言が短くやり取りの多いものが加わり、3名で会話する設問も加わります。
・Elisions(省略形: going toが gonnaなど)、 Fragments(文の一部分: Yes, in a minute; Down the hall; Could you?など)を含む会話が流れます。
・会話やトークの中で聞いたことと問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問が加わります。
・ 会話やトークの中で話し手が暗示している意図を問う設問が加わります。
なお注意すべき点としては、リスニング全体としての総量は変化ない(旧形式と同じく45分間)こと、またパート3とパート4に占める新形式の問題比率は1/3程度であると予想されていることがあります。パート3とパート4の新形式がどれほどの難易度になっているのか、とても気になるところです。
続いて、リーディングセクションの変更点を見てみましょう♪
リーディングセクションの変更点
・パート5の短文穴埋め問題の設問数が減り、パート6の長文穴埋め問題の一つの文章に含まれる設問が3問から4問に増加します。
・文書の全体的な構成を理解しているか問う設問(パート6では、文書内の空欄に最も適切な一文を選ぶ問題、パート7では、文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ問題など)が加わります。
・テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット)、オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問が加わります。
・パート7では、これまで最大2つの文章を読む形式でしたが、文章が3つに増えた設問が加わります。
・パート7自体の設問数が増えます。
・文書中で書き手が暗示している意図を問う設問が加わります。
さて、ここからは他のサイトやブログでは明言されていない部分ですが、実はパート7の問題配分については、かなり詳細な情報が分かっています。
パート7の全設問のうち、
SNSが2つ
位置を問う問題 2つ
意味を問う問題 2つ
というのは(ほぼ)確定ではないか、とされています。
またシングルパッセージの問題数についても、
2問付きが4セット
3問付きが3セット
4問付きが3セット
の合計10セットとなっております!
これまでと同じ点
・リスニング5点~495点、リーディング5点~495点、トータル10点~990点の5点刻みで表示します。
・テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
・マークシート方式です。
・リスニングセクションの発音は、米国・英国・カナダ・オーストラリアの4ヶ国が引き続き使われています。
以上が新形式のTOEICに関する全情報です。
さらに詳しいことがわかり次第こちらの記事を更新して参りますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
そして、なんと新形式問題の実施に先立ち、新形式に対応した公式問題集が2月18日に発売となりました!
ETSが、実際のTOEICテストの制作と同じプロセスで書き下ろした2回分の練習テストを収載予定です。
もちろん音声は本番同様のクオリティー、「参考スコア範囲換算表」を使っておおよそのレベルチェックと目標の確認もできるようです。
参考:
ETS公式 http://square.toeic.or.jp/kyouzai/store/syoseki/lr/tools_10.html
なお、法人や学校などの団体受験の方は、IPテストでの受験ですので、2017年5月までは現在のモバイック650点対策コースで学習可能です。
詳しくは、こちらから。