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TOEICで2時間集中を維持する方法についてまとめました!
・TOEICで集中が続かない
・TOEICを最後まで解きたい
・TOEICを受ける際に意識すべき点を知りたい
・TOEICのために日頃から集中力を上げる方法を知りたい
という方におすすめの記事です。
2時間のTOEIC、どうすれば最後まで集中力を切らさず受けられるかお悩みではないですか。
TOEICの途中で集中力が切れてしまい、リスニング問題を聞き逃したり、リーディング問題を読み返したという経験がある人も多いのではないでしょうか。
集中力を維持しながら2時間のTOEICを終わらせるためには、実際に試験を時間内に終わらせている人の方法や心構えを知ることが効果的です。
この記事では、TOEICを毎回2時間以内で終わらせ、満点を取っている筆者が実際に行っている方法や試験中の心構えをお伝えします。
また、TOEICのために日頃からできる集中力の上げ方も知ることができるので、是非参考にしてください。
1. TOEIC試験中の2時間 集中力を上げる方法
2. 特に集中力がもたないのはTOEIC Part2とPart7
3. 日頃からTOEICのために集中力を上げる方法
4. まとめ
1. TOEIC試験中の2時間 集中力を上げる方法
TOEICで集中力を上げるための筆者おすすめの方法や考え方を4つに分けて紹介します。
1‐1. 迷いをなくす!正解と思ったら次に進む
TOEICで集中力を上げるためには、思い切りの良さがとても大切です。
自分が選んだ答えに自信が持てず、悩んでしまうと集中力は途切れてしまいます。
この答えが正解だと思ったら、その選択肢を選び、次の問題へ進みましょう。
特にリスニングセクションでは、集中力が途切れてしまった瞬間に、ヒントや答えが流れてしまい、正解を知ることが不可能になるということもあります。
例えばPart2は、質問や発言に対して、3つの選択肢から1つ正しいと思うものを選ぶ問題です。
Part2ではひっかけが多く、質問や発言の中に含まれる単語や音が似ている単語を選択肢の中にも入れることで、受験者をひっかけようとします。
下記のPart2の例題をご覧ください。
※実際のTOEICでは、音声のみが流れますが、今回は説明のため記載しています。
Q. Why wasn’t Quinn at the meeting this morning?
(A) I’ll see you soon.
(B) Her car broke down.
(C) I met my client this morning.
(Movaeicより抜粋)
この質問では、Quinnさんが今朝の会議にいなかった理由を聞いています。
選択肢を聞いていると、(B)が理由で正解であると分かります。
しかし、TOEICの独特の雰囲気や試験を受ける緊張もあり、質問に含まれるmeetingやthis morningが、(C) metやthis morningと同じ、または似ている単語のため、答えに迷ってしまうことも考えられます。
このような迷いは集中力が途切れる原因になります。
逆に、迷いをなくすことで、集中力を上げることが可能です。
これが答えだというものが見つかったら、他の選択肢は完全に忘れて次の問題に備えましょう。
上のPartの問題の場合、(B)を聞いて、7割以上の確率で正解だと思えたら、自信を持って(B)と決めて、(C)は聞かずに集中力を維持します。
正しいと思う選択肢が見つかったら、それを選び、次の問題のことのみ考えて進みましょう。
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1‐2. TOEICは自分とのレースだと思う
筆者がTOEIC中に集中力を上げるために行っているのが、「TOEICは自分とのレースだと思う」ことです。
ゲームでもう1人の自分と競っている感覚で、どちらがTOEICを先に終わらせるかレースをしているようなイメージを持って問題を解いて行きます。
集中力を高く保つためには、自分を追い詰めることが効果的です。
普通にTOEICの問題を解いていると、特にリーディングセクションでは、自身のペースで解いてしまい、難しい問題があると文を読み返したりしながら、いつの間にか集中力が切れてしまうということがあります。
これは、集中力以外でも、時間配分にも影響します。
そこで、TOEICは自分との競争だと思い、常に後ろからもう1人の自分が追いかけて来ていると考えることで、集中力が高まり、長文や問題の内容を1回で読んで理解しようという意識が高くなります。
また、解けないと思う問題がある場合には、思い切って捨てるという選択もできるようになります。
もちろん、捨てるといっても、マークシートは埋めます。
ちなみに、自分とのレースを意識することが難しい場合、同じ会場の受験者の中で一番に終わらせるというレースにすることも有効です。
1‐3. 見直しは基本しない
「見直しをしない」ということも、TOEIC受験中に集中力を高めるために筆者が行っていることです。
厳密には、「Part7を終わらせるまで見直しはしない」という意味です。
見直しをするということは、選んだ解答に不安を感じたり、自信を持てずに振り返るということを意味します。
見直しをすることで、前に進もうという気持ちが途切れてしまい、目の前にある問題を100%の集中力で解くことができなくなります。
「解いた問題はPart7が終わるまで気にしない」と決めることで、常に前の問題を解くことのみに意識を向けられるので、集中力が上がります。
何があっても前だけを見るということを目標にすれば、やるべきことは一つに絞られるので、その一点だけに集中することができます。
しかし、決して見直しをしてはいけないということではありません。
見直しをする場合は、一通りTOEICを最後まで解いて、時間に余裕があれば行いましょう。
そこからは、見直したいと思う問題を好きなだけ時間をかけて確認しても問題ありません。
Part7で結果を出したい方は、TOEIC Part7完全攻略!【解決のコツ・対策・勉強法】も参考にしてみてください!
1‐4. マークシートを塗りつぶして集中力を充電する
集中力を2時間ずっと維持することはとても難しいことです。
そこで、集中力を一旦緩めて充電する時間を設けることで、そこからまた集中力を上げて最後まで行くことが可能になります。
集中力を充電する理想的なタイミングが、リスニングセクションとリーディングセクションの間です。
一般的に、大人が集中力を持続できる平均時間は40分~50分で、最長でも90分と言われています。
リスニングセクションは45分のため、集中力を持続できる平均時間とほぼ同じです。
そこで、リスニングセクションが終わった段階で、5分程マークシートを塗りつぶす時間を設けることで、脳を休めて集中力を充電することができます。
ちなみにリスニングセクションでマークシートに答えを埋める際は、完全に塗りつぶすのではなく、太めの線を一本入れておくと良いでしょう。
これによって、リスニングセクション中は、マークシートをしっかりと塗りつぶすことよりも、音声を聞くことに集中できるというメリットもあります。
後半のリーディングセクションは75分で、集中力を維持できる平均時間より長くなっていますが、一度集中力を充電することで、最後まで集中力を保ちやすくなります。
2. 特に集中力がもたないのはTOEIC Part2とPart7
TOEICでは、Part2とPart7で集中力が落ちてしまう傾向があります。
この2つのPartで集中力が落ちてしまう理由と集中力を維持する方法をお伝えします。
2‐1. Part2は単調過ぎて集中するのが辛いPart
TOEIC Part2はスコアを上げやすいPartと言われています。
同時にPart2は集中力が維持することが難しいPartとしても知られています。
これには2つの理由があります。
1つは、問題の形式が単調であることです。
流れる質問、または文を聞いて、それに対する選択肢を3つ聞くということを25問行う必要があります。
この音声を聞いて答えるという流れ作業のような形式が、集中力を維持することを難しくしています。
2つ目の理由は、間が生じる時があるということです。
Part1、Part3とPart4は、写真を見たり、次の問題の質問や選択肢を先に読むといったことを行うため、何もしない時間は生じません。
しかし、Part2に関しては、問題冊子には、「Mark your answer on your answer sheet.」と書かれているだけで、前の問題の見直しも、次の問題の準備もできません。
よって、音声が流れる前に問題を解き終わったら、間が生じます。
この間が生じることで、無意識に他のことを考えてしまい、集中力が途切れる原因になってしまいます。
ふと気が付いたら次の問題が始まっていたということは良くあります。
そもそもPart2が苦手という方は、これでTOEIC Part2は大丈夫!苦手な人のための攻略法も読んでみてくださいね。
2‐2. Part2で集中力を維持する方法
Part2で集中力を維持する方法として、間をなくす方法が効果的です。
問題の形式は単調ですが、問題を解いている間は、流れている音声を聞くことに集中ができているはずです。
集中力が切れてしまうタイミングは、問題を解いた直後から次の音声が始まるまでの空白の時間です。
この時に、「今の答えで正しいのかな」、「〇〇という単語の意味は何だろう」といったことを考えると、いつの間には次の問題に入っているということがあります。
それを防ぐおすすめの方法は、答えをマークシートに書いた時から、次の問題が始まるまで、数を1から数えることです。
それによって、雑念が入ることはなく、次の問題の開始と同時に音声を聞くことに集中できるようになります。
Part2の問題で流れを見てみましょう。
問題が流れるので、まずはしっかりと正しい選択肢を選びます。
7. Why wasn’t Quinn at the meeting this morning?
(A) I’ll see you soon.
(B) Her car broke down.
(B)が答えだと考えた思った瞬間に、マークシートを埋めます。
そこから数字を数え始めます。
1
↓
2
↓
3
↓
次の問題の音声が流れ始めると同時に数えることを止めて、音声を聞くことに集中します。
8. What time is Mr. Smith arriving at the airport?
Part2で集中力を維持するためには、色々なことを考える隙を与えないことが大切です。
その隙を与えてしまう間をなくすようにしましょう。
2‐3. Part7は疲労が溜まったところで現れるラスボス
TOEICで特に集中力の維持が難しいと考えられているPartがPart7です。
理由は2つあります。
1つ目の理由は、問題数です。
Part7は最後のPartにもかかわらず、その問題数はリーディングセクションの半分以上の54問となっています。
しかも、長文問題の種類は、1つの文書の問題(シングルパッセージ)と複数の文書の問題(ダブルパッセージとトリプルパッセージ)の3種類があり、多くの文書を読むことが求められます。
問題数が多く、読む文書も多いとなれば、集中力を維持することはとても難しくなります。
Part7の詳しい概要は、TOEIC Part7 練習問題【満点筆者の解説付】をご覧ください。
2つ目の理由は、疲労です。
TOEICは休憩が入らない2時間の試験です。
約45分のリスニングセクションが終わった直後から75分のリーディングセクションが始まります。
Part5の30問とPart6の16問を理想とされている23分程の時間で終わらせたとしても、リスニングセクションの45分を足して、既にTOEIC開始から約68分間集中していることになります。
大人が集中力を維持できる平均時間は40分~50分で、最長でも90分と考えられています。
68分は平均時間をかなり越えています。
そして残りの52分間集中することは、最長の集中時間である90分を軽く越えることを意味します。
そこまで頑張って来た体力的な疲労に加え、これからまだ54問を解かなければならないプレッシャーによる精神的な疲労が合わさるのが、ラスボス的なPart7です。
多くの人は、この疲労感で集中力を維持することが難しくなってしまいます。
2‐4. Part7で集中力を維持する方法
Part7は気合いだけで集中力を維持することは難しいPartです。
そこで筆者がおすすめする方法は、細かいゴールを設定して、それを達成する喜びを得ながら進むことです。
やり方はとても単純です。
マークシート上で到達目標をいくつか決めて、マークシートを塗りつぶして行きます。
これによって、目標に到達する度に達成感を味わうことが出来ので、そこから更に集中して、次の目標へ向かうことができます。
実際のマークシートを見ながら見てみましょう。
上のマークシートにあるように、54問を5つの目標に分けます。
最初の目標を#147~160、2つ目の目標を#161~170、3つ目の目標を#171~180のようにしていきます。
一気に200問目まで終わらせることを唯一の目標にすると54問という長い道のりに見えます。
しかし、14問、10問、10問…という目標を設定することで、気持ちも楽になります。
こうすることで、それぞれの目標まで塗りつぶされたマークシートを見て、達成感を得ることができます。
この達成感が、疲労感を上回り、次の目標を達成するために必要な集中力に繋がります。
気付いたら集中力を維持しながら最後の問題まで行っていた、ということもあります。
仮に最後まで行けなかったとしても、いくつかの目標を達成することで、次の試験では、より多くの目標を達成しようという気持ちを持つこともできます。
是非この方法を試してみてください。
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3. 日頃からTOEICのために集中力を上げる方法
TOEICのために、日頃から集中力を上げることを意識することが大切です。
ここでは、日頃からできる3つの集中力を上げる方法と、試験当日の食べ物についてお伝えします。
3‐1. 集中力を上げる一番の方法は英語力を上げること
TOEICで集中力を上げるためには、しっかりと問題が解けることが大切です。
難しくて問題が全然解けない場合、集中力を持続することはとても難しいです。
問題を解けるようにするための一番の近道は、英語力を上げることです。
TOEICに向けて勉強する際は、TOEICの問題をひたすら解くだけでなく、基礎文法、語彙力、リスニング力、スピーキング力とリーディング力を上げることも意識しましょう。
ライティング力は後からでも問題はありませんが、もし一緒に上げられたらなお良いです。
理想の形としては、英語力を上げることで解ける問題を多くし、無意識に集中力が高まり、結果的にTOEICの全ての問題を解けるということです。
英語力を上げるための勉強法については、短期間でTOEICスコアアップは可能⁉絶対に失敗しない勉強法をご覧ください。
3‐2. ドラマを活用したらリスニングセクションで集中できる
TOEICのリスニングセクションで集中して英語を聞き取れるようにするためには、日頃から生の英語を聞くことが効果的です。
そして日頃から英語を聞くことを習慣にするためには、楽しいと思える方法が必要です。
筆者がおすすめする方法は、ドラマを活用する方法です。
今ではNetflixやHuluといった動画配信サイトが多くあります。
これらのサイトに加入しているのであれば、観たい英語のドラマを見つけ、話を耳から理解できるようにしましょう。
これらに加入していない場合でも、YouTubeの動画で行うことも可能です。
そのために大切なことは、何度か同じ話を観ることです。
1回目は字幕を消して、耳だけを頼りに観ます。
これにより内容を知るために集中することができます。
2回目は日本語の字幕を付けて、内容をしっかりと理解します。
耳から入れた内容と本当の内容が同じか確認することができます。
そして3回目は再度字幕を消して、耳だけを頼りに観ます。
集中してより英語を正確に聞き取ることができるようになります。
この方法を行うことで、楽しみながら、しっかりと集中して英語を聞く練習ができるようになります。
3‐3. 小説や英文記事は時間を計って読む
TOEICのリーディングセクションでは、限られた時間で、多くの英文を読む必要があります。
そのために、日頃から時間を計って英文を読むことで、TOEICでも文書を集中して読むことができるようになります。
著者のおすすめは、小説を読むことです。
読みたいと思う小説を選び読むようにしましょう。
ただし、ページ数が多すぎたり、内容が難しすぎるものではなく、今のレベルで50%以上理解出来るものでないと読むことが苦痛になってしまいます。
小説を選ぶメリットは、1ページあたりの文字数が大体同じだからです。
読むのにかかった時間を比べることで、上達が分かりやすくなります。
どれくらいの時間がかかるかは、1ページ読むごとにタイマー等で計ります。
読む際は、必ずしっかりと内容を理解するように読みます。
時間だけを意識して、内容が分からなかったということがないように注意しましょう。
また、時間の計り方は、例えば3分間と決めて、時間をカウントダウンさせる方法もあります。
これはある程度読む速度が上がってからすると良いでしょう。
インターネットの英文記事を使うことも可能です。
ただし、記事ごとに文字数が異なるので、早く読めるようになったか確認することが少々難しという点はあります。
この方法で、時間を計って英文を読む練習を行えば、TOEICで英文を読む際の集中力がしっかりとつきます。
英文記事や小説を読むことについては、目指せ600点!TOEIC初心者が半年行うべき勉強法の「2-4. 英語を読む事に慣れよう」もご覧ください。
3‐4. 試験当日の食べ物にも注意が必要
TOEICで集中力を維持するためには、食べ物にも気を遣いましょう。
これは試験当日の話ですが、全く何も食べないと集中はできません。
しかし、食べ過ぎると眠くなり、水分を摂り過ぎるとトイレが近くなるので注意が必要です。
著者のおすすめの朝食は、パン(または白米)、目玉焼き、野菜、果物とジュース1杯です。
これでお腹も程よく満たされ、糖分も摂れるので、試験中に集中を保つことができます。
不安であればスニッカーズのようなチョコレート菓子を試験の直前に食べても良いでしょう。
TOEIC直前の過ごし方を知るのも大切です。前日と当日の過ごし方については、TOEIC直前(前日・当日)の過ごし方【満点講師のルーティーン】を参考にしてみてください。
4. まとめ
今回お伝えした試験中に集中力を維持する方法、そして日頃からできる集中力を上げる方法を是非実践してみてください。
これらを行うことで、2時間のTOEICでしっかりと集中力を保つことができます。
集中して試験を受けることで、目標のスコアを手に入れることに近づけます。
モバイックを継続して受講することで、TOEICを集中して受けるトレーニングにもなりますよ。
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