就活や転職でTOEICの点数を履歴書に書くのは何点からが良いのか?書く場合はどう書いたら良いのか?と疑問に思っていませんか。
TOEICの点数を履歴書に書くことにより、どのような評価がされるのかが明確に分からないと、書いた方が良いのか、書かない方が良いのか迷ってしまいますよね。
履歴書にTOEICの点数を書くかどうかを判断する際には、企業側がどのようなスキルを持った人材を求めているかを知り、それに見合ったTOEICスコアを持っているかが一つの基準となります。
この記事では、企業が求めるTOEICスコア例を紹介しながら、実際にTOEICの点数を履歴書に書く際のポイントについてもお伝えします。
この記事の内容
3. 履歴書で嘘のTOEICスコアを書くことをお勧めしない理由
4. TOEICの点数を履歴書に書かないことのメリットとデメリット
1. TOEICの点数を履歴書に書くのは何点から?
1-1. 履歴書に書くべきはTOEIC600点以上と言われている理由
一般的には履歴書に書くべきTOEICスコアは「600点以上」と言われています。
この理由は、TOEIC600点はTOEIC受験者全体の平均スコアよりも高く、「平均より上の英語力を持っている」と言うことができるからです。
TOEICを運営するIIBCが公開しているデータによると、過去3年間のTOEIC公開テスト受験者の平均スコアは580点台でした。
(TOEIC Program DATA & ANALYSIS P.5参照)
TOEIC600点がどのくらいのレベルなのかについては、TOEIC600点のレベルとは?600点を取るべき理由と勉強法で詳しく解説しています。
1-2. 実際は目指す企業・業界・職種によって基準は異なる
しかし実際のところ、就職や転職で志望する企業や業界・職種によって、求められるTOEICスコアは異なります。
実際に応募要件としてTOEICスコアを設定している企業は多く、そのスコアはTOEIC500点台からTOEIC800点以上と様々です。
また同じ企業内でも、部署や職種によって異なるTOEICスコアが求められることもあります。
よって、平均よりも高いTOEIC600点というスコアを履歴書に書いたとしても、それが必ずしも良い印象を与えることにつながるとは限りません。
TOEICスコアを応募・採用時に必須としている企業例は、TOEIC600点は就職・就活に役立つ!?【企業・職種別スコア有】で詳しく紹介しています。
また、志望している企業や業界ではどのくらいのTOEICスコアが求められるのかをご自身で確認することをおすすめします。
1-3. バイトの履歴書にTOEICの点数を書いてもOK
バイトの履歴書にTOEICスコアを書くべきか悩む方もいると思います。
バイトに応募する場合も、強みとしてアピールできるものであれば書いたほうが良いので、TOEIC600点以上のスコアをお持ちの場合は書いてもOKです。
例えば飲食店などの接客業バイトでも、外国人客が来れば英語を話すことが求められることもあるので、そんな場面でも対応できますよ、というアピールができると良いですね。
2. TOEICスコアの履歴書への書き方:3つのポイント
2-1. ポイント① 履歴書に書くのは受験年・月・試験名・点数
履歴書の資格欄に受験年・月、試験名、点数を記載します。
TOEICには様々な種類の試験があるため、どの試験のスコアなのかをしっかり明記するようにしましょう。
一般的に就職・転職時に参考とされるのは、TOEIC L&R (Listening & Reading)です。
それ以外にも、英語を話す&書くスキルを測るTOEIC S&W (Speaking &Writing)や、英語初・中級者向けのTOEIC Bridgeなどがあります。
また、公開テストの他に、企業・学校などの団体で受けることのできるIPテストがあります。
基本的にはIPテストの結果を履歴書に書いても問題はなく、私自身もこれまでIPテストを受ける機会の方が多かったので、そのスコアを履歴書に書いていました。
まれに、企業によっては公開テストのスコアでなければならない、というところもあるようなので、応募要件をしっかり確認し、必要であれば公開テストを受けてその結果を履歴書に書けるようにしましょう。
2-2. ポイント② 履歴書に書けるTOEICスコアの期限
TOEICの点数に有効期限はありません。
しかし、履歴書に資格として書く場合は、できるだけ最近のスコアを記入することがおすすめです。
目安としては、過去2年以内に取得したスコアを記入すると印象が良いでしょう。
ただし、最近TOEICを受けていない場合は、2年以上前に取得したスコアを書いても問題はありません。
すでにTOEICで目標スコアや高得点を取得しており、再度受験する必要を感じない方もいると思うので、その場合は2年以内のスコアにこだわる必要はありません。
2-3. ポイント③ 履歴書に書くTOEICの点数の認定書
TOEICスコアを履歴書に書く際には、公開テストの認定書が手元にあることを確認しておきましょう。
場合によっては、履歴書に書いたTOEICスコアを証明するために認定書のコピーの提出を求められるかもしれません。
認定書をなくした場合は、過去2年以内のTOEIC公開テストの結果なら再発行を依頼することができます。(詳しくはこちら)
3. 履歴書で嘘のTOEICスコアを書くことをお勧めしない理由
3-1. TOEICの点数を詐称するとどうなる?
TOEIC〇〇点以上が応募要件の求人が増えているので、基準スコアに達していないけどどうしても応募したいため、嘘のスコアを書いてしまえばいいのでは?と考えてしまう方もいるかもしれません。
しかし、内定後や入社時にTOEICを受ける機会も増えており、スコアを証明するための認定書の提出を求められることもあるので、嘘は必ずばれます。
万が一、スコアを詐称したことがばれなくても、英語が必要な業務の担当になり、後々自分自身が仕事で余計な苦労をすることも考えられるので、嘘のTOEICスコアを履歴書に書くことはやめましょう。
3-2. 詐称する前に短期間でスコアアップを目指してみるのも手
とはいえ、応募要件としてTOEICスコアが設定されている求人にどうしても応募したいという方もいるかもしれません。
そんな方のために、弊社では短期間で履歴書に書けるスコア650点を目指せるオンライン学習プログラム「モバイック」を提供しています。
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スコアが足りず、この求人には応募できないかも・・・と諦める前に、短期集中型でスコアを上げて希望の求人に応募できる条件をクリアすることを目指しましょう!
4. TOEICの点数を履歴書に書かないことのメリットとデメリット
記事をここまで読んで、「自分のスコアの場合は書かない方が良いのかな?」と悩んでいる方のために、アドバイスとして履歴書にTOEICスコアを書かないことのメリット・デメリットをまとめてみます。
4-1. TOEICの点数を履歴書に書かないメリット
今お持ちのTOEICスコアが低い場合、履歴書にTOEICスコアを書かないことで、マイナスな印象を与えることを避けることができます。
他にもアピールできる資格や特技がある場合は、そちらに注目してもらうためにもTOEICスコアは書かないという判断をすると良いでしょう。
4-2. TOEICの点数を履歴書に書かないデメリット
TOEICスコアを履歴書に書かないデメリットとしては、英語に関心がないと判断され、英語が必要な国際的な業務を担当できない可能性が考えられます。
最初の部署配属や将来的なキャリアの選択肢にも影響がある可能性があるので、応募する企業の人事制度等を確認して、TOEICスコアを書くかどうかを決めることもおすすめです。
また、現在のTOEICスコアが低くても、英語を身につけビジネスでも活かせるように努力している最中ということをアピールするために、TOEICスコアを履歴書に書くという判断をしても良いと思います。
5. 履歴書に書くTOEICの点数についてまとめ
以上、TOEICスコアを履歴書に書く際のポイントについてまとめました。
TOEICスコアが低い場合や応募要件として設定されているTOEICスコアに達していない場合は、履歴書にTOEICスコアを書くべきか悩むかもしれませんが、その判断をする際の一助になれば幸いです。
また、今後他の場面でTOEICスコアが必要になる可能性も大いに考えられます。
将来の選択肢を少しでも広げられるように、今のうちにTOEICスコアアップのための対策に取り掛かりましょう!