満点講師が教える!TOEIC500点に必要な単語数&おすすめ単語帳

この記事は5分で読めます。

 

TOEICで500点を目指しているけれど、単語が足りないと悩んでいませんか?

 

単語を覚えようとしても、実際にTOEIC500点で必要な単語ってどれくらいあるのか、そして、何を参考にどう覚えていけば良いのか分からないですよね。

 

TOEICで必要な単語は、目標とするスコアによってある程度分けることが出来ます。

500点を目指す方が、900点を取るために覚えるべき単語で頭を悩ませる必要はありません。

500点に必要な単語の数やレベルを知り、それらを覚えられる単語帳を使って学習すれば、目標の500点に近づくことが出来ます。

 

この記事では、TOEIC500点に必要な単語の数やレベルはもちろん、TOEIC満点の筆者がおすすめする単語帳と単語を覚える効果的な方法を知ることが出来ます。

 

「単語が分からない!」という相談に対して、数多くのアドバイスをしてきたTOEIC講師が、TOEICで500点を取るために必要な単語についてお伝えします。

 

この記事の内容

1. TOEIC500点を取るためには、まずは単語4000語を目指そう

2. この単語帳を使えばTOEIC500点の単語はOK

3. TOEIC500点取得のために単語を覚える勉強法

4. まとめ

 

1. TOEIC500点を取るためには、まずは単語4000語を目指そう

 

11. TOEIC500点で必要な単語数は約4000

TOEICで500点を目指す上で気になるのが、どれくらいの単語数が必要かだと思います。

 

筆者がTOEICで500点を取るために必要と考える単語数は4000語です。

まずは4000語を覚えて、試験に出てきた時に瞬時に意味が分かるようにすることで、500点を取り易くなります。

ただし、やる気が高く、確実に500点を取りたいという方は、5000語程を目指すのも良いでしょう。

 

筆者の経験上、TOEICに出てくる単語4000語を覚えることで、500点を取ることが現実的になると考えています。

しかし、TOEICは語彙問題のみで構成されている訳ではなく、試験の前半はリスニングセクションのため、リスニング力が試され、後半はリーディングセクションで読解力も試されます。

また、Part5では文法の知識を問う問題が多く出題されるので、文法の知識もしっかりと見直しをしておく必要があると言えます。

 

これらの要素が絡んでくるため、単語の知識が4000語に至っていない場合でも、他の技能や知識でカバーしてTOEIC500点を取ることも可能です。

同じように、単語を5000語くらい覚えることで、他の技能や能力をカバーすることも可能です。

 

しかし、このような要素を加味しても、4000語を覚えておけば、安定して500点を取れると筆者は考えています。

 

TOEIC500点のレベルや単語以外に必要な技能や知識に関しては、目指せTOEIC500点!確実に達成するための勉強法と対策をご覧ください。

 

12. TOEIC500点の単語は高校中級~卒業レベル

TOEIC500点を取るために必要な単語のレベルは、高校中級~卒業レベルです。

ただし、中高ではTOEICで出題されるビジネス関連の単語は学ばないため、それらを加える必要がありますが、レベルが大きく変わるということはありません。

 

TOEICを教える講師、そしてTOEICの単語帳によって、TOEIC500で必要な単語数は3000~5000語と幅があります。

TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)から、必要な単語数が公表されている訳ではないので、異なるのは仕方がないと言えます。

講師や単語帳を執筆した方々が、何らかの根拠を基に決めている単語数なので、いずれも正解と言えます。

 

筆者が4000語必要と言うことも、長年TOEICを受験してきた、またTOEIC対策を教えてきた経験に基づくものです。

 

また経験以外にも、この4000語が必要な理由があります。

英語の資格試験で登場する単語は、他の英語の資格試験のものと重複することが度々あります。

これは、TOEICと英検でも同じことが言えます。

唯一の違いは、前述の通り、TOEICにはビジネス関連の単語が出題されるということです。

 

TOEICと英検を比較すると、TOEIC500点は、高校中級レベルの英検準2級から高校卒業レベルの2級に該当します。

ただし、英検2級を取って、英語力が準1級に近いレベルに達している場合、TOEICでは600点台後半から700点台を取る可能性もあります。

 

一般的に英検で必要とされている単語数の目安は、こちらも公表されている訳ではないため多少変動はありますが、下記の通りです。

 

 

準2級:約2500~3600語

2級:約3600語~5000語

 

 

TOEICと英検で重複する単語も多くありますが、英検に含まれないビジネス関連の単語を入れて、4000語とするのは、この考えからも妥当と言えます。

 

13. 実はあなたはTOEIC500点に必要な単語を既に多く知っている

TOEIC500点を目指す上で、4000語が必要と言われると、そんなに多いの!?と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、ゼロから4000語を覚えるという訳ではないので安心してください。

なぜなら、この4000語の中には、既に知っている、または見たことがある単語が多く存在するからです。

 

日本の英語教育は批判されることが多くあります。

確かに話せるようになるという意味では、まだまだアウトプットの練習が足りません。

しかし、知識面で言えば、日常会話はもちろん、簡単なビジネス場面に必要な知識は学べているのです。

 

中高で多くの単語を学んでおり、これはTOEICにも大いに役立ちます。

 

中学校と高校の学習指導要領によると、中学校では、平成24年度から指導語彙が1200語(それまでは900語)となり、高校では平成25年度からは年次進行で1800語(それまでは1300語)となりました。

 

あなたが平成24年度以降に中学生だった場合、中高で3000語学んだことになります。

この記事を読んでいる方は、それ以前に中高を卒業された方が多いと思いますが、その場合でも、900語+1300語の合計2200語は中高で触れたことになります。

 

よって、TOEICのために単語帳を購入して勉強する場合でも、ある程度の単語は記憶に残っていると言えます。

それらの単語を、しっかりと試験で思い出せる知識にして、それにビジネス関連の単語を加えれば、TOEIC500点に必要な単語を習得することが出来ます。

 

2. この単語帳を使えばTOEIC500点の単語はOK

ここからは、筆者がおすすめする、TOEIC500点を取るための単語帳3冊をお伝えします。

実際手に取ってみて、読みやすいと思うものを選んでみてください。

 

21. TOEIC500点突破におすすめの単語帳①

1冊目の単語帳は、旺文社から出版されている「TOEIC®テスト 英単語・熟語マスタリー2000」です。

 

 

この単語帳をおすすめする理由は、単語がTOEICでの頻出度によって分けられている点です。

 

また、中学生レベル(英検4・5級)のIやcan, play等の基礎語やカタカナ語を入れていないため、効率よく学習することが出来ます。

 

また、スマホで復習も出来る単語カードアプリがあるので、本を持ち歩かなくても移動中に学習できる点がとても良いです。

 

この単語帳に関する詳細は、TOEIC初心者の大学生が失敗しないおすすめ参考書3選で紹介しているので、ぜひご覧ください。

 

22. TOEIC500点突破におすすめの単語帳②

おすすめ単語帳2冊目は、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」です。

 

 

こちらはTOEIC学習者の中で、バイブルとも言われている、「特急シリーズ」の単語帳です。

金のフレーズもありますが、TOEIC500点を目指す方は、こちらの銀のフレーズから取り掛かるようにしましょう。

 

TOEIC600点以下の方が絶対に知らなければならない単語1000語が収録されており、例文はもちろん、スマホのアプリで音声を聞くことも出来ます。

 

この単語帳の詳細については、TOEIC初心者におすすめの参考書と活用方法【単語・文法・TOEIC対策】をご覧ください。

 

23.TOEIC500点突破におすすめの単語帳③

おすすめ単語帳3冊目は、「世界一わかりやすい TOEICテストの英単語」です。

 

 

こちらはテレビやネットCMでも良く目にするスタディサプリを監修する関正生氏によって書かれた単語帳です。

単語数は800語と多くはありませんが、TOEICを受ける上で必要となる単語に絞っているため、とても参考になります。

また、単語を暗記ではなく、イメージをしっかりと持って覚えることで、試験中にも覚えた内容を思い出せる構成になっています。

 

「単語を覚えるのが苦手」という方に、とてもおすすめな1冊です。

 

こちらの単語帳については、TOEICスコアアップにおすすめの単語帳【レベル別・使い方も伝授】をご覧ください。

 

3. TOEIC500点取得のために単語を覚える勉強法

今回おすすめした単語帳3冊には、それぞれおすすめの学習方法が単語帳内で紹介されています。

おすすめの単語帳を使われる場合、ぜひその方法で学習してみてください。

 

ここでは、どのような単語帳(例文があることが条件)を使っても単語を覚えることが出来る、王道の3ステップをお伝えします。

 

 

ステップ1:TOEICで出る単語に限定し、単語の意味を確認する。

ステップ2:例文を見ながら、単語の文中での使われ方を確認する。

ステップ3:瞬時に意味と使い方が頭に浮かぶまで繰り返し確認する。

 

 

単語は、「意味→使い方→繰り返し」で覚えることが出来ます。

ただし、TOEIC500点を取るために必要な4000語を、自信を持って覚えたと言えるまでは時間がかかるので、焦らず、ある程度時間的にも気持ち的にも余裕を持って覚えていくようにしましょう。

 

王道の単語の覚え方は、単語を覚えてTOEICスコアアップ!今から始められる単語の覚え方で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

4. まとめ

TOEIC500点を取るには、4000語を覚えることが必要です。

多く感じるかもしれませんが、学生時代に学んだことを思い出し、加えてビジネス関連の単語をおすすめした単語帳や方法を参考に学習すれば、必ずTOEIC500点に必要な単語を覚えることが出来ます。

 

また、TOEICオンライン学習プログラムのモバイックでは、TOEIC500点に必要な単語はもちろん、基礎文法やパート別対策をご自宅、または外出先で学ぶことが出来ます。

 

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