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大学生のTOEICスコアについてまとめました。
・大学生のうちにTOEIC何点を目指すべきか分からない
・TOEIC高スコアを取って就職を有利に進めたい
・大学生のTOEIC平均点が知りたい
・社会人になって役立つ英語力を身につけたい
・企業の人事担当や昇進のためにTOEICが必要で全体のレベル感や状況を知りたい
という方にぜひ読んでいただきたい内容です。
大学生の平均点を知り、就職で有利になるTOEICの点数を知ることで、自分自身が目指すべき目標のTOEICスコアが分かります。
この記事では、大学生の平均点はもちろん、大学生が目指すべきTOEICの点数、そしてTOEICの学習をする際に覚えておくべき点を知ることができます。
公表されている客観的なデータに加え、企業向けの英語研修を担当している筆者が、実際に企業が求めているTOEICの点数を参考に、大学生が取るべき点数をお伝えします。
記事の内容
1. 大学生のTOEICの平均点数は574点
2. 大学生が就職で有利になるTOEIC点数の目安
3. 大学生はTOEICで目標点数を目指しながら英語力をしっかり上げよう
4. まとめ
1. 大学生のTOEICの平均点数は574点
2019年度のTOEIC Listening & Reading公開テストにおける大学生の平均点数は574点でした。
この平均点は、日本でTOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が公表している「TOEIC®Program DATA&ANALYSIS 2020 2019年度受験者数と平均スコア」に記載されています。
また、下記の表の通り、大学院生の平均スコア(618点)等も記載されているので、他の年齢の学生との比較ができ、とても参考になります。
(参照:TOEIC®Program DATA&ANALYSIC 2020 2019年度受験者数と平均スコア)
TOEICは990点が満点なので、約6割弱が平均点ということになります。
この平均点は是非覚えておきましょう。
2. 大学生が就職で有利になるTOEIC点数の目安
大学生のTOEIC公開テストの平均点は574点ですが、ここからは、大学生がTOEICで何点を持っていると就職に有利なのか見ていきます。
2-1. 大学生がまず目指すべきはTOEIC600点
TOEICをこれから受ける方、または大学生の平均点以下を持っている方は、まずその平均点を超えることを目指しましょう。
毎年平均点は変わりますが、平均点が600点を超えることはほぼ無いので、まずは600点を目標にしましょう。
公開テストの平均点を超える600点を取れば、そのスコアは履歴書に書くに値すると言えます。
TOEICスコアを履歴書に書く方法を知りたい場合には、TOEICスコアを履歴書に書く目安と書き方・注意点【完全保存版】をご覧ください。
では、600点を持っていれば就職に有利なのかという点ですが、もう少し点数を上げたいというのが本音です。
理由は、下記の表をご覧いただくと分かります。
下記の表には、学生(小学生から大学院生までの平均)、社会人、そして受験者全員のスコアが記載されています。
(参照:TOEIC®Program DATA&ANALYSIC 2020 2019年度受験者数と平均スコア)
この表から分かる通り、学生の平均は567点(大学生のみは574点)、そして受験者全体の平均点は588点です。
そういった意味では、600点からは履歴書に書くことで、ある程度英語が得意ということを証明することができます。
しかし、社会人の平均点を見ると、612点となっています。
このスコアを考えた場合、就職活動で有利になるためには、社会人の平均点を超えるTOEIC650点程を持っていることがお勧めです。
現時点で持っている点数が600点以下の場合、まずは600点を目指し、それを超えた場合、650点を次の目標として設定すると良いでしょう。
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TOEIC650点がどのように就職に役立つかに関しては、TOEIC650点レベルとは?大学・就職の評価とスコア別勉強法もご覧ください。
2-2. 就職したい会社・業界が求めるTOEICの点数を目指す
TOEIC600点を取れば、履歴書に書くことができます。
しかし、就職を希望する会社や業界によって、求められるTOEICのスコアが異なります。
それらの会社や業界で求められているスコアを知り、就職活動までにその点数を超えることができれば、間違いなく有利になります。
TOEICスコア満点を取る利点と難易度【1万人指導した講師が語る】では、日本でも有名な企業と求められているTOEICスコアを挙げているので、是非参考にしてみてください。
こちらでもいくつか参考までに例を挙げてみます。
TOEIC600点以上
住友商事(総合職)
TOEIC700点以上
NTT東日本
TOEIC750点以上
三菱商事
TOEIC800点以上
住友不動産
TOEIC850点以上
富士通(海外出張)
TOEIC900点以上
松下電器(国際広報担当)
これらの企業を目指す際には、予めTOEICの点数を調べ、就職活動までにその点数を取得できると英語面では有利になります。
しかし、重要な点なので、再度お伝えしますが、仮に求められる点数が800点だった場合でも、現在保持している点数が600点以下の場合、まずは600点を目標として、それを達成したら700点や800点と設定するようにしましょう。
3. 大学生はTOEICで目標点数を目指しながら英語力をしっかり上げよう
TOEICで目標とする点数取得に向けて、TOEICの学習をすることはとても大切です。
しかし、一点是非覚えておいていただきたいことは、TOEICの目標点数を目指しながら、英語力を上げることが重要ということです。
TOEICは英語力を見せるための手段であって、目的ではありません。
もしTOEICの点数を上げるための勉強のみ行いスコアを上げることができても、英語を使えるようにするための学習をしていない場合、就職してから英語を使って業務を行おうとしても、持っているTOEICの点数の英語力で本来できるはずの業務ができないということも考えられます。
TOEICのパート別対策に加えて、次のような学習を行うことで、TOEICのスコアを上げながら、英語力を上げることができます。
① 音読
② 基礎文法の見直し
③ 英文を読むことに慣れる
これらの実施方法は、目指せ600点!TOEIC初心者が半年行うべき勉強法に詳しく書かれています。
TOEICのスコアを上げることはもちろんとても大切ですが、折角スコアを上げるための学習を行うのであれば、しっかりと英語を使えるような学習もしておく方が絶対的に後で良かったと思えるでしょう。
4. まとめ
TOEICの平均点は574点ですが、実際に就職活動で必要な点数を知った上で、その点数を目指すことが大切です。
同時に、その点数を取るためだけの学習ではなく、英語力をしっかりと上げて使えるようにすることで、本来TOEICを受ける目的を達成することができます。
特に大学生は、早いうちからその予定を立てられると、TOEICはもちろん、実際に社会に出てからも使える英語力を身につけられる可能性が高くなります。
就職活動のために受けるということはとても大切ですが、就職した後のことも考えるようにしましょう。
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