TOEIC Part7 長文対策!スコア別おすすめ問題集

TOEIC Part7は、ゲームでいう最後のボスのような存在と言って納得する人は多いのではないでしょうか。

英語の長文を読むことは簡単ではない上に、Part7はとにかく問題数が多く、TOEICで一番苦手なパートという方も多いはずです。

苦手なのであれば対策が必要ということで、書店へ出向きTOEIC問題集(参考書)のコーナーへ行ったのは良いが、あまりにも多くのTOEIC問題集を目の当たりにし、途方に暮れたということもあるのではないでしょうか。

リーディングセクションやPart7に特化した問題集も数多くあり、自分に有効な問題集を見つけるだけでも大変です。

 

私は、TOEIC対策を含め、英語を教えるという仕事をしている関係上、今まで数百冊という英語学習関連やTOEIC対策の本を購入してきました。

本当に素晴らしいと思える問題集に出会えた事もありますが、ほぼ新品の状態で売ってしまった残念な問題集も数多くありました。

TOEIC対策や英語の問題集は、価格もそれなりにするので、失敗した時のダメージは大きいです。

 

この記事では、初級者・中級者・上級者をTOEICのスコアで分け、それぞれのレベルの学習者が、TOEICのPart7でスコアを伸ばすために必要なスキルを説明しつつ、そのスキルを伸ばすことができるおすすめの問題集をご紹介していきます。

この記事を読むことで、問題集を探すことにあまり時間をかけず、すぐにPart7の対策に取り掛かることができます。

 

記事の内容

1. 初級者・中級者・上級者のレベルとPart7を解くために伸ばすべきスキル

2. 初級者・中級者・上級者向け 長文対策おすすめ問題集

3. 自分に合った問題集の選び方

4. まとめ

 

 

1. 初級者・中級者・上級者のレベルとPart7を解くために伸ばすべきスキル

 

問題集のご紹介に入る前に、まずは初級者・中級者・上級者レベルとはどのようなものか、そしてPart7を解くために、どのようなスキルを伸ばす必要があるか確認してみましょう。

問題集の情報のみを知りたい場合は、こちらのパートを読み飛ばしてください。

 

また、TOEIC Part7の概要については、こちらの記事でも紹介しています。

合わせて読んでみてくださいね。

『TOEIC Part7 対策!時間内でスコアを上げる3つの秘訣』

 

1-1. 初級者レベルとは?

初級者はTOEICのスコアでは、500点未満くらいの方を指します。

 

TOEICでは、5点から495点以下の方が入るため、今回レベル分けした中では一番幅があります。

500点未満の中でも、400点に満たない方は、今まで英語を避けてきた、または嫌いだったという人が多く当てはまります。

Part7では、7割以上の単語が分からず、文を読もうとしても、ただ文字を読んでいるようになってしまうことが多いです。

 

このようなレベルの方は、まずは基礎力を高めるため、基礎文法の見直しや単語の知識を増やしましょう。

また、英語を楽しいと思えるように、英語のドラマや映画を観て慣れるといった事もすると良いでしょう。

 

400点台の方は、7~8語ほどの短い文であれば意味を理解できることがありますが、文の中で分からない単語も多くあり、そこで止まってしまうことが多いレベルです。

Part7の長さの文書を見ると、拒絶反応が出てしまう方も少なくありません。

ある程度の基礎知識は残っているので、それらを伸ばしてあげる事が中級への道につながります。

 

1‐2. 初級者がPart7を解くために伸ばすべきスキルとは?

500点未満の初級者は、まずは英語に慣れることが大切です。

多くの英語に触れながら、慣れることで、英単語を増やすこと、そして少しずつ英文の基本的な形を身につけることもできます。

また、このレベルの学習者には、自分でもできる!という自信を身につけることも必要です。

 

Part7を解くために初級者は下記のスキルを伸ばすと良いでしょう。

  • ・Part7でも解けると思えるよう自信をつける
  • ・単語を増やすことで、理解できない英語を減らす

 

次は、TOEIC500点から700点の中級者です。

早速中級者のレベルから見てみましょう。

 

1‐3. 中級者レベルとは?

次は中級者ですが、中級者はTOEICのスコアで、500点から700点くらいの方を指します。

TOEIC受験者の平均点は、ほぼ間違いなくこの中級者レベルに該当します。

TOEICを主催している、国際ビジネスコミュニケーション協会が発表している「公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧」のデータからも、2018年7月の第232回から2019年6月の第241回(合計10回分)のTOEICの平均点は、585.14点となっており、この中級者レベルに当てはまります。

 

中級者のレベルとは、ある程度基礎文法の知識が頭に入っており、単語も意味は分からないものがあるものの、以前学習したという記憶は残っています。

比較的短い文は理解することが可能ですが、関係代名詞(which等)や接続詞(therefore等)が含まれるような長めの文は、理解するまで時間がかかります。

TOEICでもPart7はまだ時間が足りず、最後まで解き終わらないレベルです。

 

英語への苦手意識を持っている人は、初級者に比べて断然少ないため、目標のスコアを決め学習意欲を高め、弱点と考えるパートの対策をしっかりと行うことで、スコアを上げることが可能です。

 

1‐4. 中級者がPart7を解くために伸ばすべきスキルとは?

中級者の方は、ある程度英語の基礎知識が頭に残っているので、TOEICを受ける際には、それを最大限に生かせるようにすることが大切になります。

下記のスキルを伸ばすことで、Part7のスコアアップが期待できます。

  • ・速読力を鍛え、Part7のより多くの問題を解けるようにする
  • ・TOEIC試験の解答のコツ(技術)を学び、実践する

 

中級者は、文を読む速度を上げてPart7の最後まで解くことで、後ろの方に眠っている比較的簡単な問題にもたどり着き、点数を取れる可能性が高まります。

また、Part7のように読まなければならない文が多いパートは、いかに効率よく問題を解くかということもポイントになります。

これらのスキルを上げることで、より多くのPart7の問題を解くことができるようになり、スコアアップにつながります。

 

1‐5. 上級者レベルとは?

TOEIC700点以上は上級といっても良いレベルになります。

名の知れた多くの総合商社では、海外赴任を希望する場合、最低でもTOEIC700点以上を求めるところが多くなっています。

そのような意味でも、英語を使って仕事をしたいという方は、最低でもTOEIC700点を超える英語力を身につけたいところです。

 

上級者の場合、700点と900点の英語力には大きな差があります。

700点から800点くらいのレベルでは、自身の業務に関して簡単な説明を行うことや、仕事上で送られてくるEメールを理解すること等ができます。

800点から900点くらいのレベルでは、自身の意見を述べほぼ的確に述べ、知識を持っている内容に関して議論することも可能です。

900点以上のレベルになると、文法等から生じる会話の問題も少なくなり、英字新聞や雑誌、自身の専門分野に関連する書物も読むことができます。

 

1‐6. 上級者がPart7を解くために伸ばすべきスキルとは?

TOEICで700点を超えている上級者の場合、問題を解くためのコツだけを学び点数を伸ばすことは難しくなります。

このレベルからは、英語力を極めることと、テストで本来の英語力を発揮出来るようにすることを意識する必要があります。

そのためには、下記のスキルを伸ばすことが効果的です。

  • ・英文の内容を理解しながら、素早く読めるようにする
  • ・問題を多く解き、Part7を最後まで余裕を持って終わらせる

 

2. 初級者・中級者・上級者向け 長文対策おすすめ問題集

それでは、初級者、中級者、上級者がPart7を解くために必要なスキルを伸ばせる、おすすめの問題集を見てみましょう。

 

2-1. 初級者向けの長文対策おすすめ問題集①

500点未満の初級学習者が、公式問題集のようなもので本番さながらにPart7を解いても、問題は理解できず、文書も長く、苦痛になるだけで、自信を失ってしまう可能性が高いです。

無理をすることで、苦手意識を強めてしまうよりも、「Part7でも出来るかもしれない!」という自信を少しずつつけて行くことの方が、初級者には大切です。

 

そこで私がおすすめする問題集が、TOEIC対策で有名な特急シリーズの、「新TOEIC TEST 初心者特急 読解編」です。

 

 

この本は、TOEICで500点を目指す方のために書かれたもので、下記のような点が売りとなっています。

  • ・文書の単語数が実際のTOEIC Part7よりも短い
  • ・それぞれの文書あたりの問題数が実際より少ない
  • ・単語や文法、そして構造が易しめになっている

 

実際の難易度のPart7問題を解いて自信を失うのではなく、この問題集を使って、少し易しめの問題を解くことで、自信をつけることができます。
また、同時に、無理のない範囲で長文を読み読解力を高めることもできるので、少しずつスコアを上げ、中級を目指すことができます。

 

2-2. 初級者向けの長文対策おすすめ問題集②

2つ目は単語を増やすための問題集です。

 

英単語不足は、初級者だけでなく、中級者、そして上級者も常に持ち続ける課題です。

単語対策は、早い段階から、着実に行うことが効果的です。

これは、少しでも早く始めることで、同じ単語を繰り返し確認し覚えるという時間をより多く確保できるからです。

 

英単語の教材は数多く存在し、とても良いものも多くあります。

その中でも、私が初級者の方におすすめするのは、旺文社の「TOEICテスト 英単語・熟語マスタリー2000」です。

 

 

この本では、合計1800の英単語と200の熟語が学べます。

英単語は、ビジネス英単語(200語)、そして、TOEICで出る頻度別にRank AからD(各450語)に分けられているため、まずは、最もよく出るRank Aからマスターし、その後Rank Bを学習するといった形で、無理せずに進めることができます。

 

また、更に優れている点は、単語カードアプリというものをダウンロードすることで、スマートフォンで移動中でも学習することができる点です。

遊び感覚で、英単語を学べることが出来るのは継続するためにとても大切な要素です。

 

2‐3. 中級者向けの長文対策おすすめ問題集①

中級者が伸ばすべきスキルである速読力を鍛えるためにおすすめの本は、アスクより出版されている「改訂新版 2週間で英語の読解スピードが3倍になる本」浅見ベートーベン(著)です。

 

 

個人的には、「14日間で」のように書かれている問題集はあまり信用していませんが、こちらは2週間と区切らず、しっかりと時間をかけて練習していただくことで、英語の長文を読む速度を上げることができます。

出版社からのコメントでは、収録されている英文の難易度は、TOEIC700点以上を想定しているとのことなので、中級者レベルより少し高めではありますが、内容的に中級者にもとても勉強になるものなので、おすすめです。

 

まずは学習者の読解速度を測り、その後、どのような癖が、読解速度を遅くしているか知るところから始まります。

その後、その癖を直し、速読に必要なテクニックを身につけるという流れになっています。

オンライン書店のコメントでは、読者が実際に効果を感じたというものが大半を占めています。

一度試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。

 

2‐4. 中級者向けの長文対策おすすめ問題集②

中級者におすすめの問題集2つ目は、ジャパンタイムズより出版されている、濱崎潤之助先生の「TOEICテスト リーディングプラチナ講義」です。

 

 

Part7の問題文を読む、そして実際に問題を解く際のコツが分かりやすく解説されています。

また、Part7の形式の確認はもちろん、問題文の種類も詳しく出ているので、Part7の総合的な対策本としておすすめです。

 

2‐5. 上級者向けの長文対策おすすめ問題集①

上級者の場合、長文問題でスコアを取るためには、英文を素早く読み、かつ内容を理解できるというスキルを上げる必要があります。

これは、英語の基礎知識を既に持っている上級者が、その知識をしっかりとPart7のスコアアップのために使えるようにするためです。

 

英文を素早く、かつ内容を正確に理解できるようにするためにおすすめの問題集が、アルクから出版されている、「読む英語 実戦力徹底トレーニング」です。

 

 

 

この教材で学習することで、詳細を読むのではなく、文書の概要を理解する「スキミング」という読解技術、求めている情報を文書の中から探し出す「スキャニング」、そしてパラグラフ(段落)の中で、伝えたいことから最初に伝える等の英文の構成を理解できる「パラグラフ・リーディング」を身につけることができます。

これらの技術を数多くの文書を通して実践することで、英文の内容を理解しながら、素早く読むスキルを身につけていきます。

 

この教材の対象レベルは、TOEIC Listening & Readingのスコアが600点以上となっており、ある程度日常会話が出来る英語力を持っていることがリーディングのトレーニングに集中するためには必要となります。

このレベルに達していない場合、単語などで詰まってしまい、素早く読み、内容を正確に理解するというリーディング強化にならない可能性があります。

 

2‐6. 上級者向けの長文対策おすすめ問題集②

問題を多く解き、Part7を最後まで余裕を持って終わらせるには、時間を意識しながら実戦さながらにPart7を解くことです。

上級者は、単語もある程度理解しており、文法の知識もしっかりとしている人が多いため、答えを文書の中から如何に素早く見つけるかということが重要になります。

そのため、上手く時間配分ができるようになるために、時間を意識しつつ、問題を解き答えを確認するという作業を繰り返すことが効果的と言えます。

 

「公式TOEIC Listening & Reading問題集」を解くことが、一番本物の試験に近い問題を解く練習にはなります。

 

 

しかし、公式問題集には2セットしか試験が収録されていないため、数多く解くとなった場合、公式問題集を複数購入することが必要となってしまいます。

 

そこで私がおすすめする問題集は、ジャパンタイムズより出版されている、「TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング」です。

 

 

 

こちらの問題集には、リーディングセクションの100問が5セット収録されているので、Part7を1セット3回行った場合、なんと一冊で15回も練習することができます。

この問題集は、リーディングセクションの問題を沢山解きたいという方には是非おすすめの一冊です。

 

3. 自分に合った問題集の選び方

今回レベル別でご紹介したおすすめの問題集は、学習者の皆さんに是非使っていただきたいものですが、最終的にその判断をされるのは皆さんです。

近くの書店、またはオンライン書店で教材を比較してみるのも良いでしょう。

しかし、その際に、次の二点は必ず忘れないようにしてください。

 

3‐1. 目的にあった本を選ぼう

新しいTOEICの対策本が毎日のように書店に並べられています。

しかし、新しいからといって、それがスコアアップに役立つ本とは限りません。

また、口コミが良いからといって、それが必ずしも皆さんにとっても良い本だとも限りません。

 

重要なことは、目的を明確にし、それにあった本を探すことです。

今回であれば、問題集を使って学習する目的は、Part7のスコアアップをすることです。

まずは、自身のレベルを確認し、Part7のスコアアップに必要なスキルを把握します。

それによって、どのような本が必要か分かります。

 

目的を明確にすることで、選ぶ問題集の選択肢も減り、関係のない本を購入する事もなくなります。

 

3‐2. 新形式対応の問題集を選ぼう

問題集は必ずしも新品である必要はありません。

中古でも状態の良い問題集を安価で購入することもできます。

 

中古で購入する際には、書き込みがない問題集を見つけるようにしましょう。

書き込みがあることで、ヒントや解答の書き込みがあることで、それを読んでしまい、最初から自分で考えて答えを出すことが難しくなる場合もあります。

 

しかし、それ以上に注意すべき点は、“新形式”と言われるテスト形式に対応しているかを確認することです。

この新形式とは2016年の5月以降に実施されているTOEICのことを指します。

問題数や形式が変わったパートがあるため、新形式の問題集を見つけて学習するようにしましょう。

 

新形式のTOEICの問題集を簡単に見つける方法が一つあります。

それは、”TOEIC Listening & Reading”と書かれた問題集を探すことです。

リスニングとリーディングセクションで構成されるTOEICテストは、TOEIC Listening & Readingという名称に変わったため、これが書いてある問題集は、間違いなく新形式に対応しているものということが一目で分かります。

 

4. まとめ

TOEIC Part7は確かに多くのTOEIC受験者にとってはとても難しいパートと言えます。

しかし、しっかりと自身のレベルや必要なスキルを理解することで、そのスキルを伸ばすために役立つ問題集を見つけやすくなります。

 

今回ご紹介した本を使っていただくということも良いですし、記事を参考にして頂き、別の問題集を探していただいても良いでしょう。

重要なことは、皆さんにあった本を見つけ、それを使ってしっかりと対策を行うことです。

それを行うことで、TOEIC Part7のスコアアップはきっと実現できます。

 

それでは早速書店へ行きましょう!

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