突然ですが、皆さんは “come” と “go”の使い分け、できていますか?
「come=来る」「go=行く」と覚えてしまっていませんか?
日本語で「来る」と訳されることが多い“come”。実は「行く」を意味する場面でも使われることがあります。“go” も「行く」を意味するのに、なぜ “come” を使うのでしょうか。
そもそも使い方の違いをよく知らずに使っているという方も少なくないのでは・・・?
そこで、今回は “come” と “go” の使い方の違いを例文と合わせて紹介ていきます!
“come” と “go” の意味
学校や教科書では「go=行く」「come=来る」と習いましたよね。
確かに「学校へ行く」は “I go to school” 、「明日両親が東京に来る」は “My parents will come to Tokyo tomorrow” です。「go=行く」「come=来る」として使うパターンは多く存在します。
基本的に“go” は話し手から遠ざかっていく動きのときに使います。反対に “come” は話し手に向かってくる動きを表します。
それなのに、使い分けがややこしくなってしまうのは、なぜでしょうか。
ここで例文を見てみましょう。
例えば、待ち合わせ場所に着いた友人に「まだ?」と聞かれたら、「もう着くよ!」という意味で”I’m coming!” と言います。
「行く」と言っているのに “come” を使うのですね。
友人の家に行く約束をして「明日15時に会いに行くね」という時も、 “I’ll come and see you at 3PM.” と言うのですね。
これも「行く」なのに “come” を使っていますね。 なぜこんなことが起こるのか、疑問ですよね。
comeとgoを使い分けるために必ず覚えておくこと
学校で習う“go=「行く」” と “come=「来る」” の定義。実はそれに加えて覚えておきたいルールが1つあります。それは、
話し手(自分) が相手のいる場所に近付いていく時は “come” を使うです。 これを覚えておけば、 “come” の使い方もすぐに理解できるはずです。
友人に対する「もう着く!」は、相手(=友人)のいる場所に近付いていくという意味になります。そのため “I’m coming”になり、友達の家へ会いに行くときも、相手(=友達)がいる場所に行くので “I’ll come” となるわけです。
通常の “go” と “come” は簡単に使い分けられると思うので、話している相手に近付いて行く時は “come” を使うと覚えておくとわかりやすいです。
まとめ
いかがでしたか。
「go=行く」「come=来る」に限らず、状況に応じてどちらも「行く」意味で使われることをおさえておきましょう。また、同じ「行く」でも、日本語と違って英語では場面や状況に応じてcomeとgoを使い分ける必要があります。
日本語訳で覚えるのではなく、comeは相手や目的地へ近づいていく、goは相手や目的地から離れていくイメージを持っておくと分かりやすいです。
なので相手のところへ近づいていく際の「今行くよ」は “I’m coming!”
相手のところから離れていく際の「今行くよ」を伝える場面では “I’m going!” を使います。
どちらもシンプルで馴染みのある単語だけに、意外に間違った使い方をしていることはよくあります。ぜひこれを機会に、知っている単語の意味や使い方を見直して、実際に使ってみてくださいね!
また次回もお楽しみに!
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