名詞

今回は英語の名詞を見ていきましょう。

まずは名詞がどのように使われるか日本語で確認してみましょう。

下の短いやり取りを見てください。

 

A: あれは何?

B: あれは花瓶だよ。

 

A: 何をスーパーで買ったの?

B: アイスと水を買ったんだ。

 

このやり取りの中で名詞はどれでしょう?

 

1つ目の会話では、「花瓶」が名詞で、2つ目の会話では、「スーパー」、「アイス」と「水」が名詞です。

 

この2つの例から、名詞が何か分かりましたか?

名詞は、人や物、場所、物事や出来事などの名称を表します事が出来ます。

 

今回は人、物と場所の名詞が覚えられればOKです。

 

早速名詞を考えて欲しいのですが、30秒で英語の名詞をどれくらい言えるか数えてみてください。

 

 

 

いかがでしたか?

沢山思いついた方も、あまり考えられなかった方もおられると思います。

重要な事は、名詞というものを理解して、少しずつ知っている名詞の数を増やしていく事です。

よって、「2~3個しか思いつかなかった。。。」という方も落ち込む必要はありません!

 

名詞には色々ありますが。

 

book, month, Tokyo, Takashi, accident, scissors, mathematics, water, air等

 

bookやscissors(はさみ)のように見えるものから、airといった見えないものもあります。

Tokyoのような場所やTakashiのように人を表す名詞もあります。これらは固有名詞と言って、頭文字が大文字になります。

 

数えられない名詞と数えられない名詞

 

また、英語には、数えられる名詞と数えられない名詞があります。

数えられる名詞を「可算名詞」と呼び、数えられない名詞を「不可算名詞」と呼びます。

 

色々と文法用語はありますが、用語を忘れても、そういった概念があるということが分かればそれでOKです!

 

可算名詞は、簡単に言えば、「1つの」や「1人の」と数えられる名詞です。

例えば、bookやaccidentは数えられる名詞です。

数を伝える場合、その数が1の場合、a bookやan accidentとします。

(名詞が母音で始まる場合にはanをつけましょう)

 

2以上の場合には、booksやaccidentsのように、最後にsをつけます。

また、具体的な数を述べる場合には、two booksのように、数も入れます。

 

ただし、名詞の中には、形が全く異なるものもあります。

例えば、下記のような名詞は、形が変わります。

 

foot, mouse, child

これらの単語は、複数になると、下記のように変わります。

feet, mice, children

これらは不規則な変化を伴うので、暗記をするようにしましょう。

(ooが続いたら、eeになる可能性が高い等、ある程度のパターンは慣れてくると分かりますが、100%そうなるとは言えないのが辛いところです)

 

また、下記の記号で終わる単語は、複数になるとsだけではなく、esをつけるようになります。

s, sh, ch, x

 

例えば単数では、bus, bush, church, boxは、buses, bushes, churches, boxesとなります。

 

そして、子音+y の組み合わせの単語は、なんとyが-iesになってしまうのです。

cityやbabyは、citiesとbabiesになります。

ちなみに、toyのように、母音+yの場合、toysのように、そのままsをつけます。

 

数えられない名詞(不可算名詞)は、数を直接名詞の前に入れることも、sを最後に足すことも出来ません。

例えばairは空気なので、数えられません。

不可算名詞には、some(いくらか)やa lot of(沢山の)といった言葉をつけて、ある程度量を伝えることが出来ます。

 

また、具体的な数を入れたい場合には、何らかの表現をつけた上で、数を入れる事が可能なものもあります。

例えばwater(水)は、200mLのように、量を伝えたいということがあります。

その場合、200mL of waterのように言います。

 

また、cake(ケーキ)は、ホールケーキの場合、a cakeと言えますが、一切れの場合、a cakeとは言えません。

この場合のcakeは不可算名詞になるので、a piece of cakeで一切れと言うことが出来ます。二切れであれば、two pieces of cakeとします。

 

a piece ofは不可算名詞ととても相性の良い語句なので、是非覚えておきましょう。

 

名詞の2つの主な役割

 

最後に、名詞の2つの重要な役割を確認して終わりにしましょう。

この2つの役割を理解するには、文の中で、どこにそれらの単語が位置するか確認する事が重要です。

 

下記の例文を見て名詞が文中でどのような役割を担っているか考えてみてください。

 

My father bought a new video game yesterday.

(私の父は、昨日新しいテレビゲームを購入しました)

 

いかがですか?

この文にある名詞は、「父」と「テレビゲーム」です。

 

この文から、名詞は、主語という、「何かをする人やもの」を表すことが出来ると分かります。この文では、「誰が」という部分ですね。

 

また、名詞は、目的語という、「何かされる人やもの」になることも出来ます。例文では、購入した→「何を」の「何を」が名詞です。

 

これはとっても大切なので、しっかりと覚えておきましょう!

 

いかがでしたか?

今回は、「名詞って何だろう?」と疑問に思われていた方に向けて説明をさせていただきました。

名詞には他にも役割があったり、代名詞や動名詞等、ちょっと名前を変えて存在しているものもあります。

 

しかし、まずはこの「名詞」をしっかりと理解することが大切なので、焦らずにこれから理解するようにしましょう。

 

色々な英文を見て、名詞を見つけるという確認作業をしてみると良いでしょう。

是非お試しください!

 

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