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TOEIC600点のレベル・英語力・勉強法についてまとめました!
・TOEIC600点のレベル・評価が知りたい人
・なるべく早くTOEIC600点を取りたい人
・TOEICの勉強を始めてみようかなと思っている人
・TOEIC600点を目指してるけど、なかなか結果が出ない人
にぜひ読んでいただきたい内容です。
就職・転職活動や昇進・昇格など、TOEIC600点レベルを求められる場面が増えています。
TOEIC600点が必要だけど、これまでTOEICなんて受けたことないから、よく分からない!600点ってどのくらいの英語力なの?という方のために、レベル・評価・勉強法をまとめてお伝えします。
TOEIC初心者の方や、600点を目指しているけどなかなか越えられない…という方にも役に立つ内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事の内容
1. TOEIC L&R 600点のレベルと英語力
2. TOEIC600点レベルの企業での評価
3. TOEIC600点レベルの大学での評価
4. 目指せTOEIC600点レベル!結果が出る勉強法
5. まとめ
1. TOEIC L&R 600点のレベルと英語力
1-1. TOEIC 600点レベルはだいたい平均点
TOEIC600点レベルは、全受験者の平均点と同じくらいです。
第247回(2020年1月実施分)TOEIC公開テストの平均点は581点でした。
(第247回は最新のスコアデータではありませんが、コロナの影響で受験者数が制限される前に行われた最後のテストで、受験者数が多い回となっています。そのため、平均点を見るには最適なデータと言えます。)
他の回でも平均点は約580点です。
よって、「TOEIC600点を取れば、TOEIC受験者全体の平均点以上に位置する」ということが分かります。
最低でも600点を取ることで、「一般的な人よりも英語が得意」であると、大学・企業に評価してもらうことが期待できますよ。
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また、コロナ禍で人数を制限しながら午前・午後に分けて実施している最近のTOEIC公開テストでは、平均点が620点付近になっています。
申し込みが抽選式になったことから、「何となく受けてみよう」という受験者が減り、TOEIC受験に熱心な方の割合が増えているため、平均点も上がっていると推測されます。
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1-2. TOEIC600点レベルは英検2級くらい
TOEIC600点レベルは、英検では2級くらいと言われています。
試験の内容や形式が違うので、一概には比較できませんが、レベル・評価の目安として覚えておきましょう。
TOEICスコアの目安については、TOEIC点数の目安が知りたい!レベル別の英語力を満点講師が解説を参考にしてください。
1-3. TOEIC600点レベルが英語でできること・できないこと
TOEIC600点レベルが英語でできること・できないことをまとめてみました。
IIBCが公表しているProficiency Scale(TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)によると、TOEIC600点取得者は、レベルA~Eの5段階中、Cレベルです。
Cレベルは、470点〜725点の間と少々スコアの幅がありますが、このレベルのちょうど真ん中が600点と言えます。
Cレベルの評価は、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では、業務上のコミュニケーションができる」です。
簡単にまとめると、「基本的な文法知識や文を作る能力があり、自分の意思を伝えるために必要な単語の知識も持っているため、日常生活で遭遇する一般的な場面であれば、大体の会話の大まかな内容は理解し、やり取りも大きな問題はなくできるレベル」です。
ただ、表現力が不足しているので、伝えたいことを正確に伝えられないことや、複雑な場面では、満足な対応ができないこともあります。
海外旅行などでは、ほとんどの場面で対応することができますが、何か問題が発生した場合の対応には苦労する可能性が高いです。
また、業務においては、複雑でない短いやり取りはできますが、複雑な内容になると対応が困難と言えます。
TOEIC600点は、このような英語力を備えた中級レベルと言えます。
2. TOEIC600点の企業での評価
TOEIC600点レベルは、平均より英語ができると評価されるため、大学・就職で有利になる可能性は大です。
ただ誤解がないようにお伝えしておくと、目指している大学や企業・団体が英語を必要としない、またはTOEICスコアを参考にしていないということもあるので、100%どこでも有利という訳ではありません。
それも踏まえて、TOEIC600点が有利である理由を見ていきましょう。
TOEICの点数は、多くの企業にて新卒採用・中途採用・昇進・昇格の要件または参考として活用されています。
2018年11月〜2019年2月にTOEICを利用したことがある企業や団体に対してIIBCが行った「英語活用実態調査」の結果を見てみると、要件・参考としているTOEIC L&Rのスコアは、下記です。
・新卒採用:545点
・英語を使用する部署の中途採用:620点
(英語活用実態調査 参照)
新卒採用では、「現在、または将来的にTOEICを要件・参考にする」企業・団体が55.4%。
英語を使用する部署の中途採用では、「現在、または将来的にTOEICを要件・参考にする」と回答したのは61.2%で、新卒採用以上に英語が求められていることが分かります。
TOEICが就職にどの様に役立つかについては、TOEIC600点は就職・就活に役立つ!?【企業・職種別スコア有】もご覧ください。
次に、昇進・昇格の際のTOEIC活用状況について、下記のグラフを見てみましょう。
(英語活用実態調査 参照)
各役職への昇進・昇格のためにTOEICスコアを「現在、または将来的にTOEICを要件・参考にする」と答えた割合はこちらです。
● 係長・主任:38%
● 課長:43.4%
● 部長:34.2%
● 役員:32.3%
新卒採用よりは割合は低いですが、TOEICスコアが参考にされる企業や団体では、TOEIC600点以上を持っていることで、昇進・昇格にも有利になるということが分かります。
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3. TOEIC600点レベルの大学での評価
TOEIC600点は、大学入試で役に立つ場合や、入学後にスコア自体が単位として認められる場合があります。
TOEICを入学試験で活用している大学の中には、600点など決められた点数を取ることで、英語試験が免除されるだけでなく、単位認定となる学校も多くあります。
少し前のデータですが、IIBCがまとめた2016年10月・11月・12月の入学試験TOEIC活用校数と単位認定活用校数を見てみましょう。
(TOEIC® Tests 入学試験・単位認定における活用状況 参照)
入学試験でTOEICを活用すると答えた割合は下記です。
・大学:57%
・短期大学:33%
・高等専門学校:82%。
TOEICスコアを単位として認定すると回答した割合は下記です。
・大学:50%
・短期大学:24%
・高等専門学校:79%
このように、多くの学校でTOEICが入試時や単位認定として活用されていることが分かります。
評価される点数は学部によって異なり、文学部・法学部などは700点〜800点台を基準としているところも多いですが、このような一部の学部を除くと、600点あたりが基準となっていることが多いです。
参考までに、東京都内にあるMARCH5校の基準スコアをまとめました。
全て異なる学部を選んであります。
● 明治大学 理工学部: 670点
● 青山学院大学 経済学部: 590点
● 立教大学 コミュニティ福祉学部: 700点
● 中央大学 総合政策学部: 550点(英語試験免除)
● 法政大学 スポーツ健康学部: 600点
目指している学校や学部によってはTOEIC600点よりも高い点数が求められるところもありますが、総合的に見て、600点という点数は持っていると有利と言えます。
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4. 目指せTOEIC600点レベル!結果を出す勉強法
TOEICで600点を取るために必要なリーディング・リスニングセクションの点数と、それぞれのセクションで結果を出すための勉強法をご紹介します。
4-1. TOEIC600点のためのリスニング・リーディングの目標点数
TOEIC600点を目標にする場合、Listeningは325点、Readingは275点くらいを目標とすると良いでしょう。
ただし、このスコアは、リスニングとリーディングのどちらが得意かによって個人差があります。
もしリスニング力とリーディング力が同じという場合には、それぞれ300点を目標としても良いですよ。
TOEICの点数は、統計的な方法で算出されており(方法は残念ながら公表されていません)、リスニングセクションの方がリーディングセクションより多少間違いが多くても、点数が高くなる傾向にあります。
よって、例えば、Part7の長文問題が苦手で、時間が足りなくて全て解けなくても、リスニングでその分を挽回することは十分可能と言えます。
これを踏まえつつ、リスニングとリーディングの両方でできる限り高い点数を取るために、日頃から全体的な英語力を強化して行きましょう!
4-2. TOEICリスニングで結果を出すための勉強法
おすすめのリスニング対策の勉強法は、シャドーイングです。
リスニングで聞き取れるようになるためには、英語を聞くだけではなく、話して言えるようにすることが大切です。
必要なものは、スクリプトとCD等の音源だけです。
まずはスクリプトで分からない単語を調べ、内容を理解しましょう。
その後、音源を流し、聞こえた英語をすぐ言いながら、影のように追いかけていきます。
最初は難しく感じて、なかなかできないかも知れません。
発音・抑揚を確認しながら繰り返し行うことで、徐々にできるようになりますよ。
シャドーイングを含む音読のやり方については、TOEICリスニングスコアが伸びる勉強法【音読のススメ】を参考にしてください。
モバイックなら、動画を見ながらシャドーイングができちゃいます。
スクリプトやCD・音源を準備する必要はなく、モバイックで動画を再生するだけでスクリプトと音源が自動的に流れるので、とても便利です。
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4-3. TOEICリーディングで結果を出すための勉強法
リーディング対策におすすめの勉強法は、多読です。
TOEIC600点を目指している学習者で、英語の文書をたくさん読んでいるという方はあまりいないはずです。
しかし、英語を読んで理解する、そして文の形を理解するためには、英文をたくさん読むことが必要ですよ。
分厚い本ではやる気を維持するのが難しいので、趣味に関わる記事をネットで探して読むのがおすすめです。
ポイントは、書かれていることがしっかり理解できるように、調べながら読むことです。
最初は、書かれていることを推測しながら読んでみて、その後、分からない単語を調べて正確に内容を理解します。
1つの記事や文書を、時間をかけて繰り返し読みましょう。
この方法で多くの文書を読めば、英文の意味を理解しながら英語を読むことに慣れることができますよ。
結果を出すためのその他の勉強法については、TOEIC500点から600点突破!勉強法・テクニックをプロが伝授もご覧ください。
4‐4. TOEIC600点の結果を出すために必要な語彙力
TOEICで結果を出すためには、語彙力も必要不可欠です。
TOEIC600点を目指す場合、1,000語しっかりと覚えましょう!
厳密に言うと、I、tableやplayといったような学生時代に覚えた単語は含めない場合です。
仮にこれらを含めた場合、1,000語という数でも足りなくなってしまいますが、幸いなことに、TOEICで出てくる単語の多くは、あなたが既に学生時代に覚えたものが多いのです。
TOEICの単語対策を行う際に重要なことは、TOEICの頻出単語を覚えるということです。
モバイックなら、TOEIC600点を目指す方が覚えておくべき単語をまとめて覚えることができますよ。
パート別の対策や文法の復習をしながら、各レッスンで少しずつ単語を覚えられるようになっています。
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5. まとめ
TOEICで取れる点数は、10点から990点まで幅広いです。
もちろん点数は高ければ高いほうが良いでしょう。
しかし、いきなり最高点を目指しても、途中で壁にぶつかり、やる気を維持することが難しくなります。
TOEIC600点という点数は、大学入試や就職、そして転職にも有利になる可能性が高いため、600点を取得していない方は、まずはこの点数を目標にすると良いでしょう。
TOEIC600点という結果が、自分にどの様な恩恵をもたらしてくれるのか、そしてそれを取るためにはどの様なことをすべきかを頭に入れて、しっかりと努力することで目標を達成しましょう。
また、600点を取るために学習をするのであれば、各パートの解答テクニックを学ぶことも大切ですが、しっかりとその点数に見合った会話力も身に着けるように意識して学習することで、将来使える英語力を手に入れることができますよ。
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