TOEICリスニング満点講師が聞き取れない3つの原因を徹底解説

TOEICで目標のスコアを取りたいけれど、リスニングが聞き取れなくて困っていませんか?

 

TOEICのリスニング対策をしたり、問題集を解いているにもかかわらず、英語が聞き取れず問題の答えが分からないと落ち込んでしまいますよね。

 

TOEICのリスニングセクションで英語を聞き取れるようにするには、単純に英語を聞いたり、問題集を解くだけではなかなか効果が表れません。

重要なことは、英語が聞き取れない原因を知り、それについて対策を行うことです。

 

この記事では、多くの学習者が直面しているTOEICリスニングで英語が聞き取れない原因を知ることはもちろん、その原因を解決するための方法を知ることができます。

 

TOEIC満点講師が、今まで教えてきた多くの学習者がリスニングでつまずいた3つの原因を分析し、それに効果があった対策をお伝えします。

 

 

この記事の内容

1. TOEICのリスニングが聞き取れない3つの原因

2. TOEICのリスニングが聞き取れない原因を解決するための勉強法

3. 満点講師が教えるTOEICリスニングのポイント

4. まとめ

 

1. TOEICのリスニングが聞き取れない3つの原因

 

1-1. TOEICリスニング聞き取れない原因① 英語の音を正しく聞き取ることができない

TOEICのリスニングが聞き取れない1つ目の原因は、「英語の音を正しく聞き取ることができていない」という点です。

 

実は、自分で発音できない音は聞き取ることができません。

よって、英語の音は、座学で覚えられるものではなく、実際に使いながら、通じるか確認しながら正しく言えるようになる必要があります。

 

筆者が海外へ移住したのは小学5年生の時でしたが、それまではずっと日本に住んでいたので、英語が話せないどころか、英語の発音という概念さえも知りませんでした。

最初のうちは先生や友人が言っていることが全く分かりませんでした。

しかし、英語のクラスでは、ただ聞いているのではなく、常に声に出して真似で良いから話すように言われました。

それによって、最初は言えなかったrの発音も、巻き舌の練習をしながら何とか言えるようになったことを覚えています。

 

日本で義務教育を受けた方は、海外へ引っ越した頃の筆者より、断然高い英語力を持っています。

しかし、英語の音を実際に声に出して練習する量が圧倒的に少ないため、英語の音を正しく聞き取ることができない方が多くいます。

 

例えば、You should let us fix it.という文があるとします。

読めば、「私たちにそれを直させてるべきだよ(直させて)」という意味になることが分かります。

 

しかし、これをアメリカ人が発音した場合、カタカナ表記ですが、下記のような音になります。

ユー シュッ レラㇲ フィクスィッ 

 

これを聞いて、「レラㇲ」をlet us、「フィクスィッ」をfix itと認識することは難しいでしょう。

 

その理由は、英語の音(アルファベットの文字、音の脱落や連結等)を正しく発音できるように、定着するまで練習できていないからです。

このように自分で英語の音を発音できなければ、聞き取ることもできません。

 

同じように、単語の発音をカタカナで覚えていることも聞き取れない理由として挙げられます。

 

考え方を変えれば、今は聞き取れなくても、正しい音を真似できるまで練習をすれば、聞き取れるようになるということです。

 

1-2. TOEICリスニング聞き取れない原因② 英語の速度に対応ができない

TOEICリスニングが聞き取れない2つ目の理由は、「英語の速度に対応ができていない」からです。

 

あなたは、英語を聞いた時に「早口だな~」と感じたことはありませんか?

もし感じたことがあるのであれば、それはあなたが心地よいと感じる英語の速度が、一般的な速度を下回っているためです。

 

英語の速度についていけない場合、文の最初の方は頑張って聞き取ることができても、すぐに置いて行かれてしまいます。

 

聞き取ることのできる速度は、読む・話す速度に比例します。

そのため、自分が話す・読むことのできるスピードの英語よりも速い場合、聞き取るのが難しく感じてしまいます。

よって、現在自分がついていける速度と理想の速度の差がどの程度あるのかを知ることが、対策をする上で大切です。

 

その差を知るためには、長めの文書をいつも読む速度で1分間読んでみましょう。

そして、1分間で読むことができた単語数を数えます。

 

一般的にネイティブスピーカーの読む速度は、約300WPMと言われています。

WPMとは、Words Per Minuteの略で、1分間に「読んだり」「話したり」する単語数を指す単位です。

日本人の大学生レベルでは、約80~100WPMで、ネイティブスピーカーの3文の1くらいです。

 

「話す」速度に関しては、ネイティブスピーカーは、日常会話では約150WPMと言われているのに対して、日本人は約120WPMと言われています。

ネイティブスピーカーに比べると日本人が1分間で言える単語は、30語程度少ないという計算になります。

 

よって、1分間に30語少なく話す日本人は、1分間で聞き取れる単語数もネイティブスピーカーより少ないため、英語が聞き取れないと感じてしまいます。

この現象はTOEICのリスニングでも起こっており、それが「TOEICのリスニングが聞き取れない」という結果につながっています。

 

しかし、しっかりと速度への対策を行えば、TOEICのリスニングは聞き取れるようになります。

 

1-3. TOEICリスニング聞き取れない原因③ 単語が分からず情報が頭に入らない

TOEICリスニングが聞き取れない3つ目の原因は、「単語が分からない」ことです。

 

リスニングが聞き取れない原因が前述の「英語の音」や「速度」であることに気付く方は多いですが、「単語」も大きな原因の一つです。

「話せないものは聞き取れない」という考えと同じように、そもそも「知らないものは聞き取れない」のです。

よって、知らない単語は、意味を持たない英語の音にしか聞こえません。

 

また、分からない単語が文に入っていた場合、その分からない単語が気になって、情報が頭に入らなくなってしまい、求められる情報を聞き取れないということにもつながります。

 

TOEICのリスニングを聞き取るには、この3つ目の原因である「単語が分からない」という点への対策も取る必要があります。

 

2. TOEICのリスニングが聞き取れない原因を解決するための勉強法

 

TOEICリスニングが聞き取れない3つの原因をお伝えしましたが、それぞれの対策をするための勉強法を知り、実践することが大切です。

ここではその対策についてお話しします。

 

2-1. 英語の音に慣れるための勉強法:音読

まずは、「英語の音」を正しく聞き取れるようにするための勉強法です。

英語の音を正しく聞き取れるようになるためには、英語の音を正しく認識し、自身でも正しく発音できるようになる必要があります。

それを可能にしてくれる勉強法が「音読」です。

 

音読は、スクリプトを見ながら音声を聞いて音を確認し、その音をできるだけ忠実に声に出しながら再現する勉強法です。

 

音読を行うことで、今まで気付かなかったり、正しく言えていなかった英語の音が言えるようになります。

大人の学習者が、英語の音や発音を正しく言えるようにすることは、英語学習の中でもかなり難しい部類に入ります。

 

それをする上で効果的な学習法が「音読」です。

「TOEICのリスニングが聞き取れない!」という方は、是非音読を試してみてください。

 

音読の詳しい手順に関しては、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】をご覧ください。

 

2-2. 速度を上げるための勉強法:オーバーラッピング・シャドーイング

TOEICリスニングが聞き取れない原因に、英語の速度に対応ができていないということも挙げられます。

聞き取れるようにするには、速度を上げるための勉強法を行う必要があります。

それがオーバーラッピングとシャドーイングという、速度を意識しながら英文を声に出す勉強法です。

 

リスニングを聞き取れるようにするには、声に出して練習することが大切です。

しかし、学習者が心地良いと感じる速度で話しても、速い英語を聞き取れるようにはなりません。

声に出して練習することに加えて、速度を意識することが必要です。

それを可能にする勉強法が、オーバーラッピングとシャドーイングです。

 

オーバーラップ(overlap)とは、「重なる」という意味を持っています。

オーバーラッピングは、スクリプトを見ながら音声を流し、学習者が音声に自分の声を重ねるようにして話す勉強法です。

これをすることで、必然的にその音声と同じ速度で話す練習をすることになります。

最初は付いて行けず大変ですが、何度も繰り返し練習することで、徐々に速度にも慣れてきます。

 

次にシャドーイングですが、こちらはスクリプトを見ずに、音声のみを流します。

そして、その聞こえた英語を声に出して言いながら、影のように追いかける勉強法です。

これはスクリプトがない分、耳だけが頼りで、且つ置いて行かれないように、しっかりと速度を意識しながら練習することができます。

 

オーバーラッピングとシャドーイングは速度を上げるための対策としてとても効果的なので、結果としてこれまで速いと感じていたTOEICリスニングが聞き取りやすくなります。

 

2-3. 語彙力強化のための勉強法:おすすめ単語帳

TOEICのリスニングが聞き取れない3つ目の理由として挙げた「単語が分からず頭に情報が入らない」という点に対しては、筆者おすすめの単語帳を使って勉強することがおすすめです。

 

筆者がおすすめする単語帳は、もはやTOEIC単語帳のバイブルとも言われる「TOEIC L&R TEST出る単語特急 金のフレーズ」です。

この単語帳をおすすめする詳しい理由は、TOEICスコアアップにおすすめの単語帳【レベル別・使い方も伝授】をご覧ください。

 

この単語帳を使ったおすすめの勉強法は下記の通りです。

・1週間で覚える単語数を決める。

・単語の日本語訳を確認する。

・例文を確認して、単語の文中での使い方を確認する。

・予めダウンロードした音声を使って例文を音読する。

・対象の単語を使って自身で例文を作る。

・単語の意味確認、例文の音読を1週間繰り返し行う。

 

今回ご紹介した勉強法をおすすめの単語帳を使って行うことで、分かる単語が増えて、TOEICのリスニングの情報がより分かり、聞き取れるようになります。

 

3. 満点講師が教えるTOEICリスニングのポイント

 

TOEICのリスニングが聞き取れないという方は、原因と対策に加えて、今回筆者がご紹介する3つのポイントも覚えておくと良いでしょう。

 

3-1. 一語一句聞き取れなくても割り切る

1つ目のポイントは、一語一句聞き取れなくても割り切れるようにすることです。

TOEICのリスニングでは、800点や900点台の上級者でも聞き取れない部分はあるので、初級者や中級者の方が聞き取れない単語や表現、文があっても当然です。

 

「リスニング=一語一句聞き取れないといけない」と思っている方も多くいます。

これは学校の英語のリスニングで、流れた音声を全部聞き取れたかを確認する試験があったりすることが原因の一つです。

 

しかし、試験時に聞き取れないもの、聞き逃してしまったものは仕方ありません。

TOEICのリスニングはご存じの通り一度しか音声が流れません。

よって、重要なことは、一語一句流れる音声を聞き取れることではなく、流れる情報を理解できるかという点です。

 

もちろん一度一句理解できるリスニング力と語彙力があるに越したことはありません。

ただ、TOEICの試験でも、ましてや実際のビジネスや日常の会話で、実際に100%聞き取るのはかなり難しいことです。

完璧に聞き取ることを目指すのは大切ですが、聞き取れない部分があることは割り切って、聞き取れる情報を基に、しっかりと点数を取ることが大切と考えられるようにしましょう。

TOEICリスニングで聞き取れない単語や文があったとしても、推測しながら焦らず全体的にどういう情報が流れているか考えられるようにしましょう。

 

日々リスニング力を上げる努力を行いながらも、むしろ「リスニングで聞き取れないものがあって当たり前」と割り切る方が、一つ聞き取れない問題があっても、次の問題でしっかり聞き取れるように気持ちを切り替えることができるので、TOEICのリスニングで良い点が取れます。

 

3-2. リスニングは時間をかければ必ず伸びる

2点目のポイントは、リスニングを伸ばすには、時間がかかると理解することです。

TOEICのリスニングを聞き取れるようになるためには主に下記が必要です。

 

・文法の知識

・語彙力

・効果的な勉強法

・やる気

 

そして、もう1つ見落としがちなものが「時間」です。

 

英語力全般にも言えることですが、TOEICでリスニングを聞き取れるようにするには、しっかりと「時間」をかけて英語を聞こえるようにする必要があります。

 

確かに巷には、「7日でTOEICリスニング200点アップ!」や「聞き流すだけでリスニング力が上がる!」といった夢のような成果を謳い文句にして売られている商品があります。

 

しかし、例えばギターを弾けるようになるには時間がかかるのと同じように、TOEICのリスニングを聞き取れるようになるためにも、時間はかかります。

残念ながら、7日の短期間や、聞き流しだけでリスニング力が急激に上がるということはありません。

 

聞き流すだけではリスニングできるようにならない点については、TOEICリスニングの聞き流しだけでは効果がない!理由と具体的な解決策をご覧ください。

 

同時に、時間をかける必要があるというのは、裏を返せば「時間をかければTOEICのリスニングは聞き取れる」ということになります。

 

短い時間でTOEICのリスニングが聞き取れるようにしたい気持ちはとても分かります。

しかし、聞き取れるようになるためには時間が必要だと考えることができれば、それに向かってしっかりとした学習スケジュールを立て、目標のスコアに向かって頑張ることができるようになります。

 

TOEIC対策の学習スケジュール例については、TOEIC初心者が2カ月で200点スコアアップ!具体的な対策と計画も伝授をご覧ください。

 

3-3. TOEICの目標リスニングスコアを設定する

3つ目のポイントは、TOEICリスニングにおける目標を設定することです。

 

多くのTOEIC学習者は、TOEICで目標にするスコアを設定しています。

例えばTOEICが就職活動のために必要な大学生、または昇進のために必要な社会人は、まずは目標をTOEIC600点に設定していることが多いです。

 

TOEIC600点が就職にどう役立つかについては、TOEIC600点は就職・就活に役立つ!?【企業・職種別スコア有】をご覧ください。

 

目標のスコアを設定することで、現在のスコアと目標のスコアの差が分かり、行うべき勉強法を考えて学習スケジュールを組むことができます。

 

意外とリスニングの目標スコアを設定していない人が多いのですが、同じことがTOEICのリスニングセクションにも言えます。

リスニングの目標スコアを設定することで、TOEICでどれくらいのリスニングが聞き取れる必要があるのか、そしてそのためにはどのような勉強法が効果的か分かります。

 

目標のTOEICスコアを取るために、リスニングとリーディングでそれぞれ何点を目指すか目標スコアを設定しましょう。

目標スコアの設定方法については、TOEICを初めて受ける人限定!満点講師のTOEICのトリセツで詳しく紹介しています。

 

4. まとめ

TOEICのリスニングが聞き取れないという方は、筆者が教えているTOEIC学習者にも多くいます。

しかし、なぜTOEICのリスニングが聞き取れないのか原因を知ることで、対策を打つことができます。

 

学習者によって原因が異なることもあります。

しかし、今回ご紹介した3つの原因は、ほとんどの学習者が該当するものです。

これらの原因に効果的な3つの対策を行うことで、必ずTOEICのリスニングが聞き取れるようになってきます。

 

実際にリスニングが聞き取れるようになると、英語を聞くことが楽しくなります。

そして、それが最終的にはTOEICの目標スコア獲得につながります。

 

是非今回ご紹介した原因を理解し対策を行うことで、「TOEICのリスニングが聞き取れる!」と言えるようにしましょう。

 

 

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