TOEICリスニングの聞き流しだけでは効果がない!理由と具体的な解決策

英語の聞き流し教材を購入して、TOEICリスニングセクションで点数を上げたいと思っているけれど、効果があるか分からず迷っていませんか?

 

巷では「聞き流すだけで英語が話せる」教材が売れる反面、「聞き流すだけでは効果はない」という声も多く聞きます。

これでは英語学習者は、どちらが本当か分からず混乱してしまいます。

 

結論から言うと、英語を聞き流すだけではTOEICでリスニングのスコアを上げるのはほぼ無理です。

しかし、「聞き流し」をすること自体が全く無意味かと言うと、必ずしもそうではありません。

「聞き流し」を筆者がおすすめする勉強法の一部に組み込むことで、TOEICリスニングに役立てることも可能です。

 

この記事を通して、「聞き流し」を取り入れた勉強法と、「聞き流し」で使えるおすすめの教材やアプリをご紹介します。

 

海外生活を通して、実際に聞き流しを経験して効果がないことを知る筆者が、どう「聞き流し」を取り入れることが良いのかお伝えします。

 

 

この記事の内容

1. 「聞き流し」だけではTOEICリスニングに効果はない

2. 「聞き流し」をTOEICリスニングで効果的にする勉強法

3. TOEICリスニング対策の「聞き流し」におすすめの教材・アプリ

4. まとめ

 

 

1. 「聞き流し」だけではTOEICリスニングに効果はない

1-1. 9年聞き流しても話せないフランス語

冒頭から「聞き流しだけでは言葉は話せない!」と断言したのには理由があります。

それは、筆者がベルギーで暮らした9年の間で、ベルギーの公用語であるフランス語(厳密にはワロン語)を日常生活の中で聞き流していましたが、全然話せるようにはならなかったからです。

 

「それは言葉を覚えるセンスが無いからじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、同じ期間でしっかり勉強した英語は話せるようになったので、少なくともセンスが全く無いということはないと信じています。

恐らくこれが逆で、英語を聞き流し、フランス語をしっかりと勉強していたのであれば、今では英語が分からずフランス語が話せているかもしれません。

 

また、実は筆者が暮らしていたベルギーでは、フランス語と同じようにオランダ語(正確にはフラマン語)も公用語として使われていました。

オランダ語に関しては、真面目とは言えませんが、2年間高校でレッスンを取っており、初心者並みですが、会話することができます。

 

この経験から、「聞き流し」だけでは言葉は話せるようにはならないと断言することができた訳です。

 

1-2. 話せないことはほぼ聞き取れない

英語を聞き流すだけでは、聞き取れるようにならない理由はもう1つあります。

それは、「話せないことは聞き取れない」からです。

 

よくある例が、映画を観ていて、全然聞き取れないと思った文も、英語の字幕を読めば理解できたという現象です。

これはある程度英語を学習して知識を持っている方であれば、「あるある」とうなづけるものではないでしょうか。

 

分かっているのに聞き取れない理由は、英語の音に対応できていないからです。

 

例えば、get upをカタカナ読みで「ゲット アップ」、またはしっかりと「ゲットゥ アップ」とネイティブでも問題なく理解できるように言えるとします。

しかし、get upが「ゲラップ」と発音された場合、頭の中では「ゲラップ」が全く新しい単語として認識されます。

当然このように発音されると知っていて、自身で話すことができる状態であれば、新しい単語とは認識されず、get upと認識することができます。

 

このように、基本的には「話せないことは聞き取れない」のです。

 

そして、英語を聞き流すだけでは話せるようにはならないため、聞き取れるようにもならないのです。

 

2. 「聞き流し」をTOEICリスニングで効果的にする勉強法

「聞き流し」はTOEICのリスニングには全く効果がないのかと言うと、必ずしもそうではありません。

「聞き流し」だけでは効果はほぼありませんが、勉強法に「聞き流し」を加えて行えば効果的になります。

 

その勉強法を5つのステップに分けてご紹介します。

 

2-1. ステップ① 現在地を確認する

ます最初のステップは、現在地を確認することです。

方法は簡単で、英語の音声を聞いて、ザックリとで良いので何パーセントくらい内容を理解できたか確認しましょう。

それが現在のリスニング力で、この勉強法のスタート地点となります。

 

ちなみに使用する音声で一番のおすすめは「公式TOEIC Listening & Reading問題集」です。

Part3やPart4は長さ的にもちょうど良いので、それを使うことをおすすめします。

 

TOEIC公式問題集に関しては、おすすめのTOEIC公式問題集【違いを比較&勉強法を伝授】をご覧ください。

 

TOEIC公式問題集の音声データをダウンロードして効率的に使う方法は、TOEIC公式問題集の音声ダウンロード手順と習慣化できる勉強法を参考にしてください。

 

2-2. ステップ② スクリプトの意味を確認する

2つ目のステップは、音声のスクリプトを見ながら、意味の分からない単語や文がないか確認します。

 

リスニング強化を行う際は、「話せないことは聞き取れない」と同じで、「理解できないものは聞き取れない」と言えます。

よって、必ず辞書を使って意味を確認し、分からないことがないようにしましょう。

 

ちなみに、辞書で調べる前に、意味を推測して確認することで、「推測する力」が鍛えられます。

これもTOEICではとても大切です。

なぜなら試験中に分からない単語や表現があっても、脈絡から推測することが求められるからです。

 

2-3. ステップ③ 音読する

次のステップは、英語学習の王道でもある「音読」です。

 

スクリプトを目で確認しながら、音を耳で確認しましょう。

その後、音声の真似をするように音読します。

 

これを何度も繰り返し行うことで、少しずつ正しい英語の音で話すことに慣れてきます。

正しく話すことができれば、それは「聞き取れる英語」に変わります。

 

音読の詳しい方法に関しては、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】をご覧ください。

 

2-4. ステップ④ シャドーイングする

ステップ4はシャドーイングです。

 

TOEICのリスニングを聞き取れるようになるには、TOEICリスニングの速度に慣れる必要があります。

学習者自身の心地良い速度で練習をした場合、最初の方の英語が聞き取れても、速度についていけず、結局は途中で置いていかれてしまうため、聞き取りができていないのと同じ結果になってしまいます。

 

シャドーイングは、スクリプトを見ずに、音声のみを流して、聞こえた英語を直ぐに声に出して再現します。

集中しながら音をしっかりと聞き取る必要があり、簡単ではありませんが、速度に慣れることに対して絶大な効果があります

 

2-5. ステップ⑤ スキマ時間で聞き流し

そして最後のステップで、いよいよ「聞き流し」が登場します。

 

ステップ①から④までしっかり時間をかけて繰り返し行った場合、スクリプトを見ないでも練習した英語が言える、またはほぼ言えるようになっているはずです。

それを確認する方法として「聞き流し」があります。

これは机に向かって行う必要もなく、例えば通勤電車の中やお昼休憩といったスキマ時間を使って行えば十分です。

 

「聞き流し」を行い、ステップ①(現在地の確認)での理解度よりもパーセンテージが高くなっていれば、学習の効果があったことになり、更に継続してTOEICのためのリスニング学習をするモチベーションにつながります。

 

また、「聞き流し」ながら、Part3の会話やPart4のトークの内容をイメージできれば、TOEICでも聞いたことをイメージする癖がつくので、スコアアップにつなげることができます。

 

TOEICリスニングのための「聞き流し」をするのであれば、このように勉強法の一部として組み込むと良いでしょう。

 

 

3. TOEICリスニング対策の「聞き流し」におすすめの教材・アプリ

TOEIC勉強法の一部として「聞き流し」を行うのにおすすめの教材(参考書3冊とアプリを1つ)をご紹介します。

 

3-1. TOEIC聞き流しおすすめ教材① TOEIC L&R公式問題集

まず1冊目は前述の通り、「公式TOEIC Listening & Reading問題集」です。

 

 

TOEICのリスニングセクションでスコアを伸ばすために「聞き流し」を取り入れたいのであれば、本物の問題を使うに越したことはありません。

 

公式問題集は、単に問題を解くだけではなく、他にも効果的な使い方が多くあるので、TOEICを受ける方は、絶対に1冊持っておくと良いでしょう。

 

公式問題集のおすすめの使い方については、解くだけではもったいない?TOEIC公式問題集の理想的な使い方をご覧ください。

 

3-2. TOEIC聞き流しおすすめ教材② 『TOEIC®テスト 新形式精選模試リスニング』

おすすめ2冊目は「TOEIC®テスト 新形式精選模試リスニング」です。

 

これはTOEICのリスニングセクションの問題のみ5セット分(500問)収録されています。

公式問題集は2セットなので、倍以上の数になります。

 

音声はMP3のCD-ROMがついているので、スマホや音楽プレーヤーに落とし込んで外で練習することも可能です。

また、この音声は、アメリカ、イギリス、カナダとオーストラリア英語に対応しているので、安心してTOEICのリスニング対策のための1冊として使うことができます。

 

3-3. TOEIC聞き流しおすすめ教材③ 『TOEIC L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング1』

3冊目のおすすめ参考書は、「TOEIC L&Rテスト Part3&4 鬼の変速リスニング1」です。

 

 

この参考書は、TOEICリスニングのPart3とPart4に対応できるリスニング力を身につけるための1冊です。

多くの会話やトークが収録されているので、それらをご紹介した勉強法で使えばリスニング力は伸びます。

 

この参考書をおすすめする一番の理由は、音声の速度を変えられるところにあります。

通常のリスニングは、0.7倍、等倍、1.5倍、2倍、そして2.5倍の5段階に変えることができます。

 

2倍や2.5倍はシャドーイング等では速すぎますが、等倍と1.5倍はシャドーイングや音読にはとても効果的です。

 

最初は等倍(難しい場合には0.7倍)を使い、慣れてきたら1.5倍で学習しましょう。

1.5倍でシャドーイングができるようになれば、TOEICのリスニングもある程度落ち着いて聞き取れるようになります。

 

3-4. TOEIC聞き流しおすすめアプリ: TOEIC® presents English Upgrader

英語やTOEIC関連のアプリは多く存在しますが、筆者のおすすめは、「TOEIC® presents English Upgrader」です。

このアプリは、TOEICを運営するIIBCが提供している、TOEICの勉強に役立つ無料のアプリです。

 

TOEICの出題内容には直接関係ないものの、ビジネスや日常のシーンでの会話やトークが収録されており、それを使ってご紹介した勉強法を行うことが可能です。

特におすすめの点は、このアプリで聞けるエピソードは毎月追加されていくということです。

 

このような無料で魅力的なリスニング教材は、使わければもったいないです。

 

 

4. まとめ

「聞き流し」でTOEICのリスニングスコアが伸びたら理想的ですが、残念ながら英語を聞き流すだけでそのような結果が出るという夢のような話はありません。

 

TOEICのスコアを上げるためには、リスニングでもリーディングでも、しっかりと時間をかけて、効果的な学習法を実践する必要があります。

 

「聞き流し」だけでは効果は薄くても、今回ご紹介したようなリスニング対策勉強法に「聞き流し」を入れることで、効果的な方法にすることができます。

 

是非今回ご紹介したおすすめの教材やアプリと一緒に「聞き流し」を取り入れた勉強法を実践し、TOEICリスニングのスコアアップを目指しましょう。

 

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