TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】

TOEICのリスニング対策に悩んでいませんか?

リスニング対策をしてスコアアップにつなげたいけど、何から始めるべきか?何が一番効果的なのか?分からないですよね。

 

TOEICのリスニング問題は、音声が一度しか放送されないため、一度でしっかり聞きとって問題に答える必要があります。

また、Part1~4の出題形式がそれぞれ違うため、すべての対策をしようとするとそれだけで大変です。

 

この記事では、TOEICリスニングセクションPart1~4の概要・特徴を紹介し、その問題をしっかり聞き取り、正しく答えられるようになるためのおススメの勉強法をお伝えします。

 

リスニング力アップのための勉強にしっかり取り組み、対策を行えば、必ずTOEICリスニングのスコアアップを達成することができます。

 

筆者はTOEICリスニングで満点を取得しました。

私が実際に試験で問題を解くときに使っている解答テクニックも紹介していきます。

 

TOEICリスニングの時間の使い方については、TOEICリスニングの賢い時間の使い方【解答の流れと先読みのタイミング】を参考にしてください。

 

記事の内容

1. TOEICリスニングセクションと各Partの概要

2. TOEIC対策のためのリスニング力強化勉強法

3. TOEICリスニング問題の3つの解答テクニック

4. TOEICリスニング対策におすすめの対策本

5. リスニング対策でTOEICスコアアップを達成!

 

 

1. TOEICリスニングセクションと各Partの概要

1-1. TOEICリスニングセクションとは?

TOEICはリスニングセクションとリーディングセクションの2つに分かれています。

 

リスニングセクションでは、1度だけ放送される音声を聞き、計100問の問題に答えていきます。

問題によって、音声だけを聞いて答えるものと、配布される問題冊子に書いてある文を読みながら答えるものがあります。

 

リスニングセクションの配点は5~495点です。

TOEICの点数は統計処理の上で出されるのですが、目安としては1問あたりの点数は5点と考えて良いでしょう。

 

では、2時間のTOEICのうち、リスニングセクションは何分でしょうか?

テスト前半の約45分間がリスニングセクションで、Part1~4の問題に挑戦します。

 

同じリスニングセクションでも、Partごとに問題形式が違うため、各Partの特徴を知り、それぞれを攻略するための対策をすることが大切です。

各Partの問題形式等について、見ていきましょう。

 

1-2. TOEIC Part1~4の概要

Part1:写真描写問題(6問)

1枚の写真を見ながら、放送される4つの説明文の中から最も合うものを選ぶ問題です。

6問と問題数は少なめですが、テストの始めのPartなので、しっかり正解して勢いに乗りたいですね。

 

Part1の問題パターン・解答テクニックについては、TOEIC Part1 練習問題【対策と解答のコツを伝授】で詳しく紹介しているので、読んでみてください。

 

 

Part2:応答問題(25問)

1つの質問に対して、答えの選択肢が3つ放送され、その中で最も合う答えを選びます。

Part2は、問題冊子には何も記入されておらず、質問も選択肢も放送される音声だけを参考に解答していきます。

TOEICの中で選択肢が3つなのはPart2だけで、他のPartの選択肢は4つです。

 

Part2対策については、これでTOEIC Part2は大丈夫!苦手な人のための攻略法も参考にしてくださいね。

 

 

Part3:会話問題(39問)

放送される2~3人の会話を聞き、3つの設問に答えます。

合計13個の会話が放送されます。

会話は放送のみ、設問と選択肢は問題用紙に印刷されており、放送もされます。

 

設問の中には、図や表を見て会話の内容と合うものを選んで解答するものもあります。

 

Part3対策については、TOEIC Part3 スコアアップのコツと勉強法【聞き取れる秘策】を参考にしてください。

 

Part4:説明文問題(30問)

留守番電話、店内放送、ラジオ番組のような1人で話している音声が放送されます。

形式はPart3と似ており、各説明文につき、3つの質問に答えます。

合計10個の説明文が放送されます。

 

Part4対策については、先読みで苦手を克服!TOEIC Part4対策・勉強法を満点講師が伝授をご覧ください。

 

 

TOEICリスニングセクションの問題形式については、TOEICリスニング練習問題に挑戦!各Partの解答テクニックも伝授もあわせて参考にしてください。

 

以上、Part1~4の特徴を理解した上で、具体的なTOEICリスニング対策について見ていきましょう。

 

2. TOEIC対策のためのリスニング力強化勉強法

2-1. リスニング力強化には音読が効果的

TOEICでは、放送される音声が聞き取れない、速度が速すぎる、難しくて苦手、とリスニングで苦戦している方が多いです。

 

リスニングなので、とにかく英語を聞く練習をすれば聞き取れるようになる、と思っている方も多いかもしれません。

特にTOEIC初心者や、試験直前に対策をする学習者は、注意が必要です。

 

例えば、サッカーが上手くなりたいと思っても、プロのサッカーの試合をただ見ているだけでは上達はしません。

実際にボールを蹴って練習をしてこそ、上達します。

 

これと同じで、自分で英語を発音する練習をしなければ、英語のリスニング力はつきません。

人は自分が発音できる音しか聞き取れない、という法則があるからです。

 

また、TOEICのリスニング問題が聞き取れないのは速度が速いから、と思っている方も多いと思いますが、実はそれだけが原因ではありません。

 

英語独特の音の変化があり、それを知らないがために知っている単語も聞き取れない、という現象が起きているのです。

 

例えば、

get up(ゲット アップ)はgetup(ゲタップ)と音が繋がったり、

get there(ゲット ゼア)はgether(ゲゼア)と音が省略されたりして、

get/ up/ thereそれぞれの単語は知っているのに、それが文の中で使われると聞き取れない、なんてことがあります。

 

この音の変化を聞き取れるようになるためにも、自分で英文を声に出して読むことが大切です。

 

リスニング力強化のためには、まず音読をしっかりやっていきましょう。

 

2-2. TOEICリスニング攻略のための音読3ステップ

TOEICのリスニング対策として音読を行う場合は、TOEICの参考書や問題集を活用します。

できればCDやダウンロードできる音声がついているものが良いです。

 

まずは短い英文から挑戦し、徐々に長い文の音読に挑戦したいので、初めはPart1/2/5の短文から始めるのが良いでしょう。Part5はリーディングのPartですが、参考書や問題集には音源が収録されているものが多くあります。

 

では、音読の3ステップを見ていきましょう。

 

分かりやすくするために、下記の文を音読する場合を想定しながら説明します。

I wanted to ask about your expenses during your business trip last month.

 

音読ステップ① 文の意味・文法を理解する

● まずは文中の分からない単語に印をつけ、意味を調べます。

例えば、expensesという単語が分からない場合、語尾にsがついているのでsを取った形expenseをWeblioで調べると、「費用」という意味であることが分かりますね。

 

● 次に、意味のカタマリごとにスラッシュを入れる、スラッシュリーディングをします。

I/ wanted to ask/ about your expenses/ during your business trip/ last month.

 

各カタマリの意味を確認すると、

I(私)は主語S、

wanted to ask(尋ねたかった)は動詞+to不定詞、

about your expenses(あなたの費用について)は尋ねたいことの詳細、

during your business trip(あなたの出張中の)は費用の詳細、

last month(先月の)は出張の時期。

 

このように意味のカタマリごとに区切ることで、各単語の文法的役割をしっかり理解できているかどうかを確認することができます。

 

ここで文法的に分からない場合は、しっかり調べて解決することがおすすめです。

この例文はPart3の文なので、調べた結果がPart3の問題を解く際に役立つことがあります。

 

最初は少し難しいかもしれませんが、スラッシュが多くても構いません。

慣れてきたら、スラッシュを減らしていくようにしましょう。

 

音読ステップ② 音源を聞いてから読む

まずはお手本の音源を流し、発音をしっかり確認します。

先ほど説明した音の繋がり等の変化もここでしっかりチェックするようにしましょう。

 

例えば、ask aboutは音が繋がり、askaboutのように1単語に聞こえる可能性があります。

特に聞き取りにくいな、と思った部分についてはどのように音が変化しているかに注意して聞き、その後自分でも文を声に出して読みましょう。

 

何回かこれを繰り返し、意味を考えながらある程度スムーズに読めるようになったら、次のステップに進みます。

 

音読ステップ③ 音源と一緒に読む

ここでは、シャドーイングとオーバーラッピングを行います。

 

シャドーイングは、音源を聞きながら、音源に影の様についていく形で読みます。

Iと聞こえたら、Iと言い、wanted と聞こえたら、wantedと言うイメージです。

シャドーイングは文を見ずに、音だけに集中して行います。

発音を真似し、強弱やリズムもなるべく音源と同じように読むことを心がけます。

 

オーバーラッピングは、音源と同時に読む練習です。

音源と同時なので、スピードについていく必要があります。

シャドーイングと同じく、発音・抑揚・リズムを真似して、音源と同化するイメージで読む練習をします。

 

短い文ではできるけど、長い文になると、途中でついていけないこともあるかもしれません。

そんな時は、あきらめずに、一旦待ち伏せして、次の文からまた音源に合わせて読むようにしましょう。

 

以上、音読の3ステップをご紹介しました。

この3ステップをしっかりやれば、次にその音源を聞いたときには、しっかり聞きとれ、意味も理解できるようになっているはずです。

 

これ以外にも、なかなか発音しづらい英文を読みながら書くことで読めるようにする「音読筆写」や、オーバーラッピングまで行った後にさらにスムーズに読めるようにするための「速読」等の方法があります。

まずは3ステップをしっかり行い、必要に応じて他の方法も取り入れていくと良いでしょう。

 

2-3. TOEIC対策で必須の語彙力強化

リスニングの点数を上げるためには、語彙力の強化も必要です。

音声だけを頼りに解答するPart1,2の問題もあるので、単語を見て意味が分かるだけでなく、聞いて意味が分かるようにしていく必要があります。

 

そのためには、やはり音読をしながら単語の知識を増やしていくことが有効です。

 

単語の学習方法については、単語を覚えてTOEICスコアアップ!今から始められる単語の覚え方、おすすめの単語帳については、TOEICスコアアップにおすすめの単語帳【レベル別・使い方も伝授】で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

 

3. TOEICリスニング問題の3つの解答テクニック

3-1. TOEICリスニング対策① 集中力をキープする

TOEIC本番のテストで苦戦する理由の一つが、集中力が持たない…という点です。

リスニングで集中力が切れると、いつの間にかいくつかの音声を聞き逃していた、なんてことも。

 

筆者も何度もTOEICを受けていますが、45分間のリスニング中に少なくとも1回は集中力が途切れ、1~2つの音声を話半分で聞いてしまうことがあります。

 

なるべくそうならないように、私は音声に合わせて、ペン先をマークシートの問題Noの上に置くようにしています。

音声が進むのに合わせて、ペン先を動かしていくことで、すぐ答えをマークすることができますし、違う問題のところにマークしちゃった、なんてことも避けることができます。

 

本番で集中力を保つためには、日頃の勉強時にも同じような環境で対策をすることが大切です。

受験前にリスニングの模擬試験を解く際には、45分間通しで挑戦し、その感覚に慣れるようにしましょう。

 

3-2. TOEICリスニング対策② 問題の先読みをする

TOEIC Part3,4では、設問と選択肢が問題冊子に印刷してあります。

これらの設問・選択肢を先に読んでから、放送される会話を聞くことができれば、うんと解答しやすくなり、また正答率も上がります。

 

例えば、Part3の会話の設問で、

What will the man most likely do next?

(男性が次に行うことはおそらくなんでしょう?)

とある場合、「男性・次の行動」とポイントを意識しながら音声を聞くことができます。

また、男性と女性の間の会話の場合、この設問の答えは男性が言うだろう、と予測しながら聞くことができます。

 

3つの設問とそれぞれの選択肢すべてを覚えるのは不可能なので、私はまずは3つの設問を読み、キーワードとなりそうな単語を頭に入れます。

時間に余裕があれば、各選択肢や表にもさっと目を通します。

 

先読みの時間は、Directionsが放送されている時間(Part3,4それぞれ30秒)、会話や前の設問が終わってから、次の設問が放送されるまでの約8秒間を使います。

 

Part1,2のDirectionsの時間(Part1は1分30秒、Part2は30秒)をPart3,4の先読み時間に使う方もいるようですが、私はそこまで器用ではないので、やっていません。

 

モバイックのPart3,4対策講座では、練習問題に挑戦する際に、自動的にこの8秒の先読み時間が設定されているので、本番さながらの解答練習をすることができます。

参考書等を使った学習をする場合は、自分で時間を計りながら先読みの練習をするのも良いですね。

 

解答のヒントは設問と同じ順番で登場するという特徴もあるので、先読みをすることで「こんな順番で話が進むのかな?」と想像しながら、心の準備をして聞くことができるのも良いですよね。

 

先読みはちょっとした解答のコツですが、効果は絶大です。

短期間の対策ではなかなか先読みスキルは身に着かないので、繰り返しの練習で確実にできるようにしていきましょう。

 

3-3. TOEICリスニング対策③ ひっかけ問題にひっかからない

例えば、Part2では「素直に答えを教えてくれない」問題があります。

私もTOEIC本番でこのようなタイプの問題に出会うとヒヤヒヤします。

 

昨年受けたTOEICでは、「〇〇の新しい社長は誰になったの?」という質問に対して、

「メール読んでないの?」という選択肢が正解だったことがありました。

前後の文脈なしに本当にこれが正解かな…と不安でしたが、消去法でこれしかないと選んだ選択肢でした。

 

Part2のひっかけ問題については、TOEIC Part2のスコアアップを目指すならこの対策!でさらに詳しく解説しています。

 

また、Part1でよくあるひっかけ問題3パターンについては、TOEIC Part1 練習問題【対策と解答のコツを伝授】で紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

4. TOEICリスニング対策におすすめの対策本

 

TOEICリスニング対策の対策本を選ぶ際には、自分のレベルに合ったものであること・音声(CDまたはダウンロード)がついていること、をしっかり確認しましょう。

 

記事の冒頭でもお伝えした通り、リスニング対策には音読が欠かせません。

音読はお手本の音声を聞きながら行う必要があるので、本番の試験同様の形で音声が収録されている対策本が使いやすいです。

 

TOEICリスニング対策におすすめの参考書については、TOEICリスニング参考書【初心者におすすめの全般・Part別対策を厳選】で詳しく紹介しているので、ご覧ください。

 

また、600点を目指すレベルの方は、TOEIC 600点 おすすめ参考書【専門家がスコアアップのみ厳選】でもリスニング対策本を紹介していますので、読んでみてくださいね。

 

 

本を使った対策だけでなく、オンラインで学習できるプログラムを利用するという方法もあります。

特にリスニングについては、本を開きながら、スマホやCDプレイヤーを使って音声を流す、というのは手間がかかります。

オンラインで学習できる教材を使えば、スマホやPCで音声を再生しながらスクリプトを読むことが、画面1つでできます。

 

例えばモバイックでは、リスニング対策レッスンの終わりに「リピート練習」機能があり、画面に表示されるレッスンで学んだ英文を見ながら、お手本音声を聞き、しっかり音読して学習を進めることができます。

 

アカウント登録をしていただくと、Part1~4の各レッスンを無料で体験することができます。

無料のアカウント登録はこちらから1分でできるので、ぜひお試しくださいね。

 

5. リスニング対策でTOEICスコアアップを達成!

TOEICのリスニング対策について、おすすめの勉強法と筆者が実践している解答テクニックについてお伝えしました。

 

リスニング対策に一番効果があるのは音読です。

参考書を読むだけ、問題を解くだけ、の方が楽かもしれませんが、音読も慣れると楽しくなりますよ。

ぜひ楽しみながら継続して実践してみてください。

 

また3つの解答テクニックも、慣れが必要かもしれません。

ちょっとした心がけで点数が変わることもあるので、使えそうなものから取り入れてみてくださいね。

 

この記事が皆さんのリスニングスコアアップにつながれば幸いです。

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