解くだけではもったいない?TOEIC公式問題集の理想的な使い方

TOEIC公式問題集、どのように使えば効率的なのか迷うことはありませんか?

 

1冊のTOEIC公式問題集には、TOEIC試験2セット分の合計400問が収録されています。

しかし、何度か問題を解くと答えを覚えてしまい、それ以上解いても意味がないんじゃないか、と思ったことはないでしょうか。

 

TOEIC公式問題集は、「答えを見つけるために解く」のではなく、TOEICのことを学びながら「英語力を上げるために使う」ことがおすすめです。

 

TOEIC試験でスコアを上げるには英語力を上げる必要があります。

英語力を上げながらTOEICのスコアアップを目指すには、TOEICの試験問題に最も近いTOEIC公式問題集は、最強の武器であると言えます。

その武器の一番効果的な使い方を知ることで、目標のTOEICスコアを得ることができます。

 

この記事では、数多くのTOEICレッスンを担当してきた筆者が、TOEICのスコアアップに必要不可欠な英語力を上げるためのTOEIC公式問題集の「正しい使い方」をお伝えします。

 

TOEIC公式問題集の詳細については、おすすめのTOEIC公式問題集【違いを比較&勉強法を伝授】をご覧ください。

 

1. TOEIC公式問題集の使い方(基礎編)

2. TOEIC公式問題集の効果的な使い方(応用編)

3. まとめ

 

1. TOEIC公式問題集の使い方(基礎編)

TOEIC公式問題集の一般的な使い方を3つ見てみましょう。

この一般的な使い方も重要ですので、しっかりと覚えておきましょう。

 

1‐1. TOEIC公式問題集を解いて現在地を知る

TOEIC公式問題集は、今まで試験を受けたことがない人や、しばらく受けていない人が現在のスコアを知るために最も有効な手段です。

 

TOEICで高いスコアを持っていると就職や昇進の際に大きな武器になるため、多くの大学生や社会人がTOEICを受験しています。

TOEICがどのように就職や昇進に役立つかは、TOEIC600点は就職・就活に役立つ!?【企業・職種別スコア有】を参考にしてください。

 

高いTOEICのスコアを取るためには、現在地を理解し、目標のスコアを得るために必要な学習法や必要な勉強時間などを把握して、効率よく学習を進める必要があります。

 

しかし、現在地を知りたくても、TOEIC公開試験は年に10回しか開催されず、且つ1回の受験料は6,490円(税込)と、決して気軽に受けられるものではありません。

※2020年度は、新型コロナウイルスの影響で試験回数が減っているのでご注意ください。

 

TOEICの公式問題集を使えば、この悩みを一瞬にして解決することができます。

実際の試験を受ける代わりに、TOEIC公式問題集を解くことで、大体のTOEICスコアが分かり、現在地を知ることができます。

 

2020年4月現在で最新のTOEIC公式問題集はこちらです。

 

1‐2. TOEIC公式問題集は最初から最後まで通して解く

TOEIC公式問題集の一般的な使い方2つ目は、最初から最後まで問題を解く使い方です。

 

公式問題集の問題を最初から最後まで解くことで、TOEIC本番に近い雰囲気や試験の難易度を知ることができます。

その際の理想的な方法は、200問の問題を実際の試験と同じように2時間以内で解くことです。

 

できれば休日に、実際の試験の時間帯に合わせて、13時から15時まで解いてみると良いでしょう。

夕方や夜の疲れている時間帯に解くよりも、体力的にも精神的にも余裕がある時間帯であるという意味でもお勧めです。

 

また、自宅では緊張感が足りないという場合には、カフェ等で解いてみるのも良いでしょう。

音声はスマートフォンで聞けるようにしておけば、場所を問わずリスニングセクションの問題も解くことができます。

 

どうしても2時間まとまった時間が取れない場合には、Part毎に時間を区切って、Part1からPart7の順番で別々の時間に解いても問題はありません。

 

注意点は、必ず各Part全体の流れを把握し、難易度の変化を感じるため、各Partを一気に終わらせることです。

 

また、リーディングセクションに関しては、それぞれのPartにかけるべき時間をある程度決めてから取り掛かりましょう。

リーディングセクションの各Partの時間配分の目安については、これで迷わない!効果抜群のTOEICリーディング対策と時間配分をご覧ください。

 

1‐3. TOEIC公式問題集は苦手なPartを繰り返し解く

TOEIC公式問題集の一般的な使い方3つ目は、苦手なPartを繰り返し解いて、慣れるというものです。

 

筆者はTOEICのPart7が特に苦手という人に多く会ったことがあります。

苦手に感じる理由は、時間が足りないから、読む英文の量が多いから等、様々です。

 

苦手なものを克服するためには、正しい克服の方法(TOEICの場合は勉強法)を知ること、そして反復練習が大切です。

苦手なPartを全問正解できるくらいまでTOEIC公式問題集を繰り返し解くことは、有効な手段の1つです。

 

これらの3つの使い方は、多くの方が実際に行っている一般的な使い方です。

もちろんどの使い方も有効ですし、大切です。

 

しかし、TOEIC公式問題集には他にもとても有効な使い方があります。

では、より効果的な使い方について見ていきましょう。

 

2. TOEIC公式問題集の効果的な使い方(応用編)

TOEIC公式問題集を使ってTOEIC対策をしながら英語力を上げるためには、とにかく公式問題集のやり込みが効果的です。

ここでは、4つの方法を見ていきます。

 

2‐1. TOEIC公式問題集を繰り返し解く

まず1つ目の方法は、TOEIC公式問題集の問題を繰り返し解くことです。

 

「繰り返し解いたら答えを覚えてしまうから意味がないのでは?」と思うかもしれません。

実際に、2~3回問題を解いたら、答えを暗記してしまう人もいると思います。

 

しかし、この公式問題集を繰り返し解く目的は「答えを見つけること」ではないのです。

目的は、「英語力を上げること」、そして「TOEICの問題を知ること」です。

 

繰り返し英語を聞くことで、英語の音に慣れリスニング力が上がります。

繰り返し英語の文を読むことで、英語の形に慣れ読解力が上がります。

これらをひたすら繰り返すことで、英語力の向上につながります。

 

 

また、問題を解いて答えを覚えるだけでは、全く同じ問題がTOEICで出題されない限り、正解を見つける助けになりません。

しかし、なぜその答えになったのかを何度も繰り返し同じ問題を解きながら考えることで、同じ傾向の問題の解き方が頭に入ってきます。

 

その知識の蓄積が、「英語力を上げること」、そして「TOEICの問題を知ること」につながり、結果的にTOEICのスコアが上がることになります。

 

このように、なぜその答えが正しいのかを理解しながら、繰り返し問題を解くのが、TOEIC公式問題集の効果的な使い方の1つです。

 

2‐2. TOEIC公式問題集 リスニング対策の使い方

TOEICのリスニングセクションが難しいと感じる理由は大きく分けて2つあります。

 

1つは、発音が聞き取れず、速度にもついて行けないため英語が聞き取れないということです。

これは後程お伝えする音読で解決することができます。

 

もう1つの理由は、Part3とPart4で音声が流れる前に問題や選択肢を先に読む「先読み」ができないからです。

先読みについて詳しく知りたい方は、先読みで苦手を克服!TOEIC Part4対策・勉強法を満点講師が伝授をご覧ください。

 

Part3の会話問題は39問、Part4の説明文問題は30問あり、この2つのPartだけでリスニングセクションの100問中69問を占めます。

先読みができることで、より落ち着いて、且つ正確にこれらのPartと向き合うことができます。

 

TOEIC公式問題集を先読み対策に使うことで、これらのPartでの正解率を上げることができます。

 

具体的な方法はとてもシンプルです。

 

TOEIC公式問題集のPart3とPart4の問題を使い、次の5ステップを繰り返すだけです。

 

❶ 音声をPart3のDirections(指示文)から流します。

❷ Directionsが流れる間、素早く最初の1セット3問の問題と選択肢を読みます。

※慣れて早く読めるようになるまでは、問題を読むことのみに集中しましょう。

❸ 会話文や説明文が流れ始めたら、CDが3問の問題を読み上げる次のトラックまで飛ばします。

❹ 3問の問題が読み上げられている間に、次の3問の問題(慣れてきたら選択肢も)を読みます。

❺ あとはステップ3~4をPart4が終わるまで行います。

 

この対策を行うことで、先読みのやり方に慣れることはもちろん、読む速度が上がるので、リーディングセクションの問題にも効果的です。

 

これは公式問題集で行うことが一番効果的です。

 

ちなみに昔の公式問題集では、会話文や説明文と問題が同じトラックに収録されているものもあります。

その場合、CDは流しっぱなしにして行いましょう。

ただし、特に問題は解こうとせず、音源を聞くだけで結構です。

 

2‐3. TOEIC公式問題集 リーディング対策の使い方

TOEICのリーディングセクションでスコアを伸ばすためには、下記の3点が特に重要です。

 

① 基礎文法を理解している。

② TOEICの目標スコアに必要な単語の知識がある。

③ 英文を素早く読んで理解できる。

 

①の基礎文法や②の単語の知識に不安がある人は、参考書を使ってこれらの知識を固めていくことがおすすめです。

 

また、Part5の問題を解きながら文法を理解していく方法や、公式問題集に載っている単語で分からないものを覚えていく方法も有効です。

しかし、これらは時間がかかってしまうため、参考書を選んで覚える方がより効率的です。

 

おすすめの参考書に関しては、TOEIC 600点 おすすめ参考書【専門家がスコアアップのみ厳選】をご覧ください。

 

そして、「③ 英文を素早く読んで理解できる」ようになることは、多くの受験者の悩みでもあるPart7が終わらないという課題の解決につながります。

そのために一番効果的な方法は、TOEIC公式問題集を使って速読を行うことです。

 

これはどのPartを使ってもできますが、特にPart3, Part4とPart7を使うことがお勧めです。

理由は単純で、この3Partの文書は比較的長いからです。

 

特にPart7は長文読解問題のため、速読に使える素材がたくさんあります。

速読をしながら、Part7の問題形式にも慣れることもできるので、まさに一石二鳥と言えます。

 

詳しい速読の方法については、TOEIC Part7を時間内に解く!速読のコツとトレーニング法をご覧ください。

 

2‐4. TOEIC公式問題集で音読を行う

リスニングセクションが難しいと感じる理由の1つである「発音と速度が原因で英語が聞き取れないこと」の解決法が音読であることは既にお伝えした通りです。

 

音読は英語学習の王道として知られており、英語力を上げるためには音読は必須と言えます。

また、同じ文書を繰り返し音読することで、そこで使われている単語や表現、英文の形なども頭に入ってくるため、TOEIC全体に効果的な学習法と言えます。

 

TOEIC公式問題集は音読を行うには最高の教材です。

せっかく多くの質の高い文書が含まれた1冊を持っているのであれば、毎日短時間でも良いので、音読を行うようにしましょう。

 

音読方法や効果については、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】をご覧ください。

 

3. まとめ

 

いかがでしたか?

答えを見つけるために問題を解くという一般的な使い方で、現在地を知り、苦手なPartの問題を繰り返し解くのはとても大切です。

 

一般的な使い方に加え、応用編で紹介したような、英語力を上げるための使い方をすることで、TOEICのスコアをより効率的に上げることが可能です。

 

特に先読みが出来るようになり、音読を通して音も正確に聞き取れるようになれば、TOEICのスコアも驚くほど上がります。

 

TOEIC公式問題集に掲載されている問題は本当に素晴らしいので、2~3回解いて終わりにせず、是非これらの方法を参考に、やり込みを意識してみましょう。

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