当たり前のように日本語で使っているカタカタ英語。
実はその単語を英語の会話でそのまま使うと意味が通じない、または誤解されてしまう危険性があります。
例えば、苦情を意味する「クレーム」は、そのまま言うと誤解が生じます。
また、「アルバイト」はドイツ語から来ているので、英語だと思って言っても通じないんです。
今回の記事では、カタカタ英語の発音によって生じる、よくある間違いについてお伝えします。
ウォーキングとワーキングが区別できない?!
皆さん「歩く」と「働く」をカタカタ英語で言うとどうなりますか?
そう、「歩く」のwalkingは、「ウォーキング」、「働く」のworkingは「ワーキング」ですよね。
最近では、この「ワーク」から派生した「リモートワーク」等も頻繁に使われています。
しかし、ここで一つ発音に関して注意が必要です。
実は一部の国を除いて、これらの単語の言い方が逆になるのです。
要するに、「歩く」を「ワーキング」、そして「働く」を「ウォーキング」と言います。
この記事ではアメリカ英語の発音を基準に書いていますが、2つの単語を発音記号で見ると下記のようになります。
「歩く」:ˈwɔkɪŋ
「働く」:wˈɚːkɪŋ そもそもwalkingのlとworkingのrの発音を間違えると、今回のポイント以外の部分で誤解が生じてしまいますので、そこにも注意が必要です。
「ワ」と「ウォ」を使いこなすことでより伝わる英語に
今回注目したいのは、最初のwaとwoの部分です。
カタカナで表すので、100%正確とは言えませんが、「歩く」のwalkingのwaは、aが入っているので、「ウォ」よりも「ワ」に近くなります。また、その後にl(エル)が来ている事もあり、少し口を開ける必要があります。
よって、発音は「ワーキング」になります。
逆に、「働く」のworkingにあるwoは、oを「オ」と発音するので、wの「ウ」と合わせて「ウォ」という発音になります。
また、r(アール)の音を作る時は、口を大きく開けないので、「ウォ」という音になり、「ウォーキング」と発音します。
イギリス英語になると、この通りではない場合もありますが、カタカタ英語のままの発音で話すと、このような誤解が生じる可能性が大きいので注意しましょう。
まとめ
ずっと「歩く」はウォーキング、「働く」はワーキングと言っていたという方も多いのではないでしょうか。
カタカタ英語を英語で使った時に生じる、こういった誤解は実は結構多くあります。
カタカタ英語を使う際は、意味の確認はもちろんですが、発音にも注意してみましょう。
今後もこういった日本人がしてしまう英語の間違いを取り上げていきますので、楽しみにしていてくださいね!