TOEIC Part2、苦手だったり、スコアが伸び悩んでいたりしませんか?
どうにかスコアをあげるためにも、自分に合った問題集・参考書を使って、ばっちりPart2対策をしたいですよね。
でも、TOEICの対策本はたくさんあって、正直どれがいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、TOEIC Part2対策におすすめの問題集・参考書をご紹介します。
TOEIC初心者向け、中・上級者向けに分けて、それぞれ1冊ずつ紹介し、その効果的な使い方も一緒にお伝えします。
この記事を読めば、あなたにぴったりのTOEIC Part2対策本を選ぶことができ、それをしっかり使いこなして、スコアアップにつなげることができます。
TOEIC Part2対策・勉強法については、TOEIC Part2のスコアアップを目指すならこの対策!で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
記事の内容
1. 初心者向けTOEIC Part2 おすすめ問題集・参考書
2. 中・上級者向けTOEIC Part2 おすすめ問題集・参考書
3. TOEIC Part2 問題集・参考書を選ぶときの注意点
4. あなたにぴったりのTOEIC Part2問題集・参考書でスコアアップ!
1. 初心者向けTOEIC Part2 おすすめ問題集・参考書
1-1. 「TOEIC (R)L&Rテストリスニングゼロからスコアが稼げるドリル」の特徴
こちらはTOEIC初心者、リスニングやPart2が苦手!という方におすすめの参考書です。
本のカバーには「脱・300点レベル」とあり、リスニングスコアが100~200点台の方向けに書かれているので、とても内容が分かりやすいです。
本の構成としては、Part2で使われる質問を「疑問詞で始まる質問」「依頼、提案、許可、申し出の質問」等の6パターンに分けて紹介しています。
各章では、各パターンの解答テクニックを学び、基本ドリル → 復習ドリル → チャレンジドリルと問題を解きながら、テクニックを習得していきます。
本の終わりには、ミニ模試がついており、Part2の問題25問(本番と同じ問題数)を解いて力試しをすることができます。
問題パターンごとに分かりやすく解答テクニックが紹介されている本書ですが、私が注目するこの本の良い点を3つ紹介します。
① 2択問題でテクニックを試せる
解答テクニックを学んだ後に行う基本ドリルは、2択問題です。
本番のPart2の問題は3択問題ですが、まずは2択問題で学んだ解答テクニックを試すことができます。
また各ドリルは、左ページに問題、右ページに答えと解説が載っているので、赤シートを使えばページをめくる手間なく答え合わせをし、解説を読むことができます。
TOEICの参考書や問題集は解説がどこにあるか探すのが面倒なことが多いので、この構成はとてもユーザーフレンドリーに感じます。
② 本が薄い
私は本が分厚いと、全部勉強しなきゃ!というプレッシャーを感じるので、このくらいの薄さ・ページ数だと逆にがんばれます。(A5判、168ページ)
カバンの中に入れて持ち運べるのも良いですね。
また、このくらいの量なら、2~3回繰り返してやってみようかなと思えます。
解答テクニックは一度の学習で身に着くものではないので、これはとても大事です。
③ 「正解音声」がついている
「正解音声」とは、質問と正答だけを組み合わせた音声のことで、Aさんが質問してBさんがそれに答える、という自然な会話のやり取りの音声が収録されています。
リスニングの学習には音読が必須ですが、Part2の問題文と選択肢A~Cをセットで音読するよりは、この「正解音声」を音読した方が、より自然な会話を練習ができます。
また、「正解音声」を使うことで、会話のパターンに慣れることもできます。
では、この参考書はどう使えばいいのでしょうか。
おすすめの勉強法をお伝えします。
1-2. 「TOEIC (R)L&Rテストリスニングゼロからスコアが稼げるドリル」の使い方
リスニング力アップには音読が欠かせません。
なので、この本を使って音読をしながら学習を進めるのがおすすめです。
もちろん解答テクニックを習得することも大切なので、下記のステップで進めましょう。
❶ 基本ドリルで解答テクニックを学ぶ
❷ 2択ドリルに挑戦する
❸ 2択ドリルの音読をする
❹ 2択ドリルに再度挑戦する
普通に学習していると、❶❷だけで終わってしまいそうですが、リスニング力アップのためには❸❹がとても大切です。
音読の後、再度ドリルに挑戦すると、1回目よりも聞き取れることを実感できるはずです。
それでもまだ聞き取りづらい部分は、繰り返し音読すれば、必ず聞き取れるようになります。
なぜなら、「自分が発音できない音は聞き取れない」という法則があるからです。
これが音読をおすすめする一番の理由です。
本の中でも音読の方法が詳しく紹介されていますが、音読をする時は下記の3つのステップをしっかり踏むようにしましょう。
① 音読する文の意味を確認し、理解する
② 音の変化・発音を確認する
③ 音源を聞きながら、何度も声に出して読む
音読、というと③が中心と思われがちですが、①②をきちんと行わないと意味がありません。
また、③については、ただ声に出すのではなく、まずは音源の後に続いて読み(シャドーイング)、慣れてきたら音源と同時に読み(オーバーラッピング)、最後は書いてある文を見ないで読む(音読)と段階を踏んで難易度を上げていきましょう。
復習ドリルやミニ模試についても同様に、1度問題を解いた後に音読をして、再度問題に挑戦するようにしましょう。
特に、ミニ模試については、先ほども紹介した正解音声(質問と正解応答を組み合わせた音声)があるので、これを使って音読をするのも会話の練習になり、楽しいですよ。
本の最後に語彙のリストがありますが、しっかり音読を行っていれば、この語彙をすべて理解し発音できるようになっているはずです。
すなわち、これらの単語がPart2の問題に出てきても必ず聞き取れるようになっているので、安心ですね。
以上、「TOEIC (R)L&Rテストリスニングゼロからスコアが稼げるドリル」の使い方を紹介しました。
次は、中・上級の方向けのPart2対策の参考書をご紹介します。
2. 中・上級者向けTOEIC Part2 おすすめ問題集・参考書
2-1. 「TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1」の特徴
中・上級者向けとして紹介しますが、こちらは比較的どんなレベルの人にも参考になる内容です。
講師と生徒の対話形式で講義が進むのですが、そこに登場する生徒たちもTOEIC380~795点と幅広いレベルです。
あえて言うならば、過去にTOEICを受けたことがある人の方が理解しやすい部分が多いかな、という印象はあります。
【講義 → トレーニング → 練習問題】がセットになっているゼミ形式で、さまざまな問題パターンごとに学習できるようになっています。
タイトルは「Part2&Part1」となっていますが、Part2のゼミが8回、Part1のゼミが3回と、圧倒的にPart2対策に重点が置かれています。
私が注目するこの本の良い点を3つ紹介します。
① 対話形式
この本は、モバイックの監修者でもあるヒロ前田氏と西嶋愉一氏の共著です。
冒頭でも触れましたが、ヒロ前田氏の本の特徴である対話形式で講義が進められるので、本を読む感覚で学習することができます。
他の参考書のようにひたすら説明を読む必要はなく、講師と生徒の会話を読んでいるうちに要点がつかめます。
② トレーニング問題
各ゼミの講義の後に、TOEICの問題形式とは違うユニークなトレーニング問題が出題されます。
例えば、「文頭キャッチトレーニング」という形で、Part2のリスニング時に大切な文頭を聞き取るスキルをきたえる練習があります。
TOEICの問題形式とは違い、ゲーム感覚で取り組めるようになっているので、楽しみながら学習が進められます。
③ ミニ模試×2
本の最後にPart1とPart2がそれぞれ本番と同じ数出題されるミニ模試が2セット分入っています。
本番形式でたっぷり練習ができます。
それだけでなく、各問題の問題タイプが分かるようになっているので、採点時に「自分はどの問題タイプが苦手なのか?」を確認することができます。
自分の苦手を確認したら、その問題タイプに関するゼミを復習する、という流れで、苦手をしっかり克服していくことができます。
では次に、この本をどう使うのが効率的なのかを紹介します。
2-2. 「TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1」の使い方
ゼミ1から順番に学習するのも良いですが、確実に弱点を克服してスコアアップするためには、先にミニ模試を解いて、自分の苦手な問題パターンを把握することがおすすめです。
例えば、ミニ模試を解いて、「パニック型」の問題を間違えることが多いと分かったら、まずは第8回ゼミから学習を始めます。
(「パニック型」とは、選択疑問文で ”A or B?” のように単語・フレーズを選ばせる問題や、長い文の問題等、受講者がパニックに陥りやすい問題パターンのこと。)
その他間違いが多かった問題パターンのゼミを順番に学習しましょう。
苦手なものから先に取り組むことで、やる気と集中力がMAXのうちにその問題パターンの解答テクニックを学ぶことができます。
また、こちらでも音読は必須です。
各ゼミの練習問題やミニ模試を解いた後は、必ず音読をして、再度問題に挑戦するようにしましょう。
3. TOEIC Part2 問題集・参考書を選ぶときの注意点
3-1. 自分の学習スタイルに合った問題集・参考書を選ぶ
通勤時間等に学習するのか、または家で机に向かって学習するのか、どんな場面で本を使う事が多いのかを想定して選ぶことが大切です。
分厚い本を買って電車の中で読もうと思っても、混んだ車内に人が多いと本が開きにくい、なんてことが原因で学習が進まないのはもったいないですよね。
本の内容も大切ですが、あなたの学習スタイルに合った参考書を見つけてくださいね。
Part2を含むTOEICリスニング対策におすすめの参考書については、TOEICリスニング参考書【初心者におすすめの全般・Part別対策を厳選】で紹介していますので、合わせて読んでみてください。
3-2. 音源はCDかダウンロードかを確認する
最近の教材は、音源をダウンロードできるものや、アプリで聞けるものが多く、とても便利です。
前述したように学習スタイルによっても、音源の使い方は変わってきます。
ご自身の学習スタイルに合った形で音源を使いこなせる教材を選びたいですね。
ダウンロードコンテンツには、音源以外にも、スピードを変えた音源(音読・リスニング練習用)や問題回答用のマークシートがダウンロードできる場合もあります。
便利なものはフル活用できると良いですね。
また、CDがついている本ありますが、タイプによって使い方が違うので注意が必要です。
音声がMP3ファイル形式で収録されているCD-ROMは、CDプレイヤーでは再生できません。
パソコン等で再生する必要があります。
逆にCDプレイヤーでしか再生できないものもあるので、買う前にしっかりチェックしましょう。
4. あなたにぴったりのTOEIC Part2問題集・参考書でスコアアップ!
以上、Part2のスコアアップにおすすめの問題集・参考書を2つ、厳選して紹介しました。
是非参考にしてみてくださいね。
この記事があなたのTOEIC Part2スコアアップに役立てば幸いです。
Part2以外の対策におすすめの問題集・参考書については、他の記事で詳しく紹介しています。
ぜひご覧くださいね。
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