TOEIC初心者の大学生が失敗しないおすすめ参考書3選

この記事は5分で読めます。

大学生におすすめのTOEIC参考書についてまとめました。

大学で単位認定のためにTOEICスコアを上げたい
・就職活動のためにTOEICで結果を出したい
・大学院進学のために目標TOEICスコアを取りたい
・TOEIC対策をしたいけど、どの参考書を使えば良いか分からない

という方にぜひ読んでいただきたい記事です。

 

この記事では、TOEIC300~400点台の方、そして大学生の2019年度TOEICの平均点である574点あたりのスコアをお持ちの方におすすめの参考書をご紹介します。

社会人のみならず、数多くの大学生にもTOEICを教えた経験を持つ満点講師の筆者が、その経験を基におすすめの勉強法もお伝えしますよ。

 

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ぜひこちらからチェックしてみてくださいね。

 

この記事の内容

1. TOEIC初心者の大学生におすすめの参考書
2. 大学生のTOEIC平均574を持っている方におすすめの参考書
3. レベルにかかわらずTOEIC公式問題集は必須アイテム
4. まとめ

 

1. TOEIC初心者の大学生におすすめの参考書

TOEIC初心者であるTOEIC400点台以下の大学生は、まずは下記の3点を意識しましょう。

  • 基礎文法の見直し
  • 語彙力強化
  • TOEIC試験を知る

 

TOEICでスコアを上げるためには、当然ですが英語力が必要です。

スポーツで例えると、バスケットボール初心者が上手くなりたい場合、NBAのプロ選手の動きを真似するのではなく、まずはシュートやパスの基礎を身に着けることが大切です。

スポーツでも言語でも、まずは基礎が大切です。

 

TOEIC400点台以下の方が、TOEIC対策としていきなり各Partの解答テクニックを学んでも、英語を理解する基礎力が備わっていない場合、残念ながらそのテクニックを試験で実践することは難しいでしょう。

 

ここでは、TOEIC初心者の大学生が、これらの3つのポイントを身に着けるためにおすすめの参考書を1冊ずつご紹介します。

 

1-1. 基礎文法の見直しにおすすめの参考書と効果的な勉強法

基礎文法の見直しにおすすめの参考書は、『TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル』です。

 

この参考書は、TOEICのスコアが300~400点台の方向けに作られた、まさにTOEIC初心者のための1冊です。

 

TOEICで文法の知識が試される問題が登場するのは、Part5とPart6です。

こちらの参考書では、そのPart5とPart6を解くために必要とされる文法を学ぶことができます。

 

名詞や動詞、第名詞、前置詞、接続詞等、今まで学校で学んだ聞き覚えのある用語が沢山ありますが、これらについて今さら聞くのは恥ずかしいと思っている方も多いのではないでしょうか。

この参考書では、このような基礎的な文法用語について、それぞれが文の中でどのような役割を担っているか、順番はどうなっているかについて、一から説明されています。

 

この参考書の効果的な勉強法は、それぞれの文法の説明を読み、問題を解いて内容を理解した後、自身でその内容を説明することです。

特に大学生の場合、一緒に勉強ができる仲間がいる可能性も高いのではないでしょうか。

そのような場合、例えば「名詞とは?」について自分の言葉で説明することが効果的です。

 

また、参考書に収録されている問題を使って、自分の言葉で答えを解説することも効果的といえます。

きちんと理解していることは自身の言葉で言えるので、この方法で理解度を確認することはとてもおすすめです。

 

TOEIC初心者の大学生におすすめのこの1冊ですが、唯一の残念な点は、説明が少し短いと感じる可能性がある点です。

文法が苦手な方が、必要最低限知るべき内容に絞っているため、少し物足りなさを覚える方もいるかもしれません。

しかし、総合的にみて、基礎文法を見直すには良い参考書と言えます。

 

また、本ではなくオンラインの教材では、TOEIC対策オンライン学習プログラム【モバイック】もオススメです。

Part5の例題を解きながら基礎文法の復習ができる『文法対策講座』で、TOEICに出る文法だけを学習することができますよ。

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1-2. 語彙力強化におすすめの参考書と効果的な勉強法

語彙力強化でおすすめの1冊は、『TOEIC®テスト 英単語・熟語マスタリー2000』です。

 

 

TOEICに登場する単語と熟語を合計2000語覚えることができる1冊です。

単語は登場頻度によってランク分けされているので、まずは登場頻度が高い単語から覚えるとことができます。

また、多くの単語帳と同じように、それぞれの単語に日本語訳と例文があり、音声をダウンロードすることができます。

 

この単語帳をおすすめする理由は、単語カードアプリをダウンロードできることです。

この単語帳自体を使って、自宅やカフェ等で学習することも出来ますが、アプリも活用することで、スキマ時間を使って学習することが出来るという点が何よりもおすすめのポイントです。

また、本とアプリの両方をうまく活用することが、筆者がおすすめする効果的な勉強法でもあります。

 

まずはしっかりと本で単語を見ていきます。

それを通学時間や休憩時間、友達を待っている時間等、ちょっとしたスキマ時間で単語カードアプリを使って復習することで、単語を記憶することが出来ます。

 

唯一残念に思う点は、単語帳の中が文字のみのため、圧倒されてしまう可能性があることです。

しかし、勉強のプロである大学生には、慣れてしまえば大きな問題ではないかもしれません。

 

他の語彙力強化の方法については、TOEIC初心者におすすめの参考書と活用方法【単語・文法・TOEIC対策】も参考にしてみてください。

 

1-3. TOEICを知るのにおすすめの参考書と効果的な勉強法

TOEIC初心者の大学生におすすめする3冊目の参考書は、『とにかく600点突破!TOEIC®TEST大特訓』です。

 

 

こちらは大学や大企業でTOEICを教えている濵﨑潤之輔先生が書いた参考書です。

この参考書の素晴らしい点は、初心者がTOEICについて知ることができるだけでなく、問題を解く際に最低限必要な解答のコツを分かり易く解説している点です。

 

参考書の中には、理想とされる解答テクニックを紹介しているものは多くありますが、目標を600点と設定しているにもかかわらず、700点や800点レベルの英語力がないと実践できないテクニックを推奨していることがあります。

この1冊は、そのようなことはなく、600点を目指している方がしっかりと理解し、実践できる内容になっています。

また、問題を解く際にどのようなイメージを持つと良いかについて、多くのイラストを用いて見せている点も、TOEIC初心者にはおすすめのポイントです。

 

この参考書の効果的な勉強法は、各Partの説明や解答法を理解した後、まずは問題を解きます。

問題を解く際、癖でどうしても慣れている方法で答えてしまう方は多いと思います。

 

参考書を使う一番の目的は、その参考書にある練習問題に正解することではありません。

大切なことは、推奨されている方法で、問題に答えられるようにすることです。

 

まずは、解答時間を気にせず、推奨されている方法で問題を解き、それを数回繰り返し行います。

その後、少しずつ時間を意識しながら同じ問題を解きます。

 

問題の内容や答えを覚えてしまっていても問題はありません。

重要なことは、解答方法を無意識に素早く実践できるようにすることです。

できたと思っても、数日後にもう一度繰り返し解くようにしましょう。

TOEICの問題に慣れ、推奨される解答方法で問題を解くことが出来るようになれば、間違いなくTOEICのスコアは上がっていきます。

 

この参考書の唯一残念な点は、500ページ近くあるので、持ち運びが大変ということです。

 

また、モバイックでもPart1~7のTOEICの問題を解き、動画解説を見ながら解答テクニックを学ぶことができますよ。

1分でできる無料登録後、13レッスンを無料で受講できるので、ぜひお気軽にお試しください。

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2. 大学生のTOEIC平均574点を持っている方におすすめの参考書

TOEICの運営を行っているIIBCが公開しているデータによると、2019年度の公開試験における大学生の平均点は574点でした。

このレベルの方は、「語彙力」、「リスニング力」、そして「リーディング力」を伸ばすことで、TOEIC600点はもちろん、700点以上を取ることも可能です。

それぞれのスキルを伸ばすためにおすすめの参考書をご紹介します。

 

2-1. 語彙力強化におすすめの参考書と効果的な勉強法

TOEICで600点以上を取るためには、Part7の正解率を上げる必要があります。

Part7の正解率を上げるには文書の内容を理解することが必要ですが、そのためにも語彙力の強化は必要不可欠です。

 

そこでおすすめの1冊は、『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。

 

 

TOEIC講師として有名なTEX加藤先生によるベストセラーで、中級~上級者がTOEICでスコアアップを狙う上で必要な単語1000語を、600点(400語)、730点(300語)、860点(200語)、990点(100語)という4つの目標スコア別に収録しています。

 

本自体は、288ページで、文庫本のようなサイズなので、持ち運びやすく、価格も約1000円と購入しやすくなっています。

 

本の構成ですが、左のページに英語の例文と日本語訳があります。

例文では、覚えるべき単語の最初の1文字以外は空欄になっており、その単語を考えて当てるクイズ形式になっています。

その右隣に、答えとなる単語、そしてちょっとしたコメントや解説が一番右に書かれています。

作りはとてもシンプルなので、スキマ時間に単語ドリルを行うような感覚で、必要な単語を覚えることが出来ます。

 

この単語帳を使う効果的な勉強法ですが、音源を専用サイトからダウンロードして音読やシャドーイングを行うことです。

単語を覚える際には、英単語と日本語訳のみ覚えるのではなく、例文を見ながら単語の用法を知った方が、実際にTOEICで単語に遭遇した場合でも、答えを思い出せる可能性が高くなります。

更に、単語をしっかりと覚えるためには、声に出す音読やシャドーイングをすることがおすすめです。

音読とシャドーイングの方法については、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】をご覧ください。

 

ただし、この単語帳の音源を使う場合、ここで書かれている音読のフルバージョンを行う必要はありません。

単純に、文を聞いて、読みながら言う音読、聞いて真似するシャドーイングを気軽に繰り返し行えば十分効果があります。

 

人によっては、本自体が小さく、文字が詰まっているので、圧倒されてしまうかもしれません。

しかし、慣れることさえできれば、とても良い単語帳です。

 

2-2.リスニング力強化におすすめの参考書と効果的な勉強法

TOEIC574点付近の方が更にスコアアップを目指すためには、リスニング力を強化して、Part1からPart4で点数を上げる必要があります。

リスニング力を上げるためには、『世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)』がおすすめです。

 

こちらの著者は、スタディサプリでお馴染みの関正夫先生です。

塾講師として大人気の関先生による、TOEIC中級者向けのリスニング力アップの参考書です。

 

各Partのリスニング問題を解いてリスニング力を上げるだけでなく、日本人が苦手とする音の変化や、なぜ認識している音と実際に聞こえる音が異なるのかといった点を丁寧に説明しています。

 

この参考書の効果的な使い方は、ポイントを理解した上で、例題や演習問題を解き、知識を定着させることです。

その後、それらの音源を再現できるまで声に出して練習すると良いでしょう。

リスニング力を上げるために必要なことは、音の変化のルールを知り、それをコピーできるまで真似することです。

それができるようになれば、リスニング力も格段と向上します。

 

モバイックのPart1~4対策講座では、動画を見ながらリピート練習ができるので、リスニング対策もバッチリすることができます。

動画でスクリプトを見ながら音声も自動的に再生されるので、とても快適に音読ができますよ。

リスニング対策レッスンも一部無料で受講できるので、こちらからアカウント登録後、ぜひお試しくださいね。

学生の方は、とってもお得な学割もチェックしてくださいね。

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2-3. リーディング力強化におすすめの参考書と効果的な勉強法

大学生のTOEIC平均スコアの574点付近から、スコアを上げるためには、リーディング力の強化が大切になります。

Part5とPart6は、基礎文法の見直しと語彙力強化である程度対応が出来ますが、TOEICの点数をしっかりと上げるためには、Part7に対応できるリーディング力強化が必要です。

 

そこで筆者がおすすめするリーディング力強化の参考書は、『極めろ!リーディング解答力 TOEIC®L&R TEST PART7』です。

 

この参考書は、韓国で有名なイイクフン語学院とリスニング力強化のおすすめ参考書でもご紹介した関先生による1冊です。

この参考書には実際のTOEICで登場するようなPart7の問題が多く収録されており、それらを全文繰り返し読むことで、リーディング力を強化しつつ、Part7の対策もできるという優れものです。

 

こちらの参考書を使った効果的な勉強法は、精読です。

Part7では、文書に書かれている内容を正しく理解できるかがスコアアップを目指す上でとても重要になります。

精読の方法については、TOEIC Part7 対策はこれ!知っておくべき精読とは?をご覧ください。

 

この参考書の少しだけ残念な点は、音源がない点です。

リーディング力強化には必要はありませんが、折角ここまで素晴らしい英語の文書があるのであれば、音源があるだけでリスニング力強化に使える参考書にもなります。

 

しかし、音源がないとしても、リーディング力強化におすすめの1冊であることは変わりません。

 

3. レベルにかかわらずTOEIC公式問題集は必須アイテム

3-1. おすすめのTOEIC公式問題集と理由

今回は、TOEIC初心者、そして大学生の平均点を持っている大学生の方におすすめの参考書をご紹介しました。

これらの参考書はとても効果的ですので、是非チェックしていただきたいと思います。

同時に、これらの参考書に書かれていることを習得して、試験で実践できるようにするには、TOEIC公式問題集と一緒に使っていただくことがおすすめです。

 

 

学んだことを、本番さながらの問題を解きながら定着させることが、TOEICでスコアを上げる上では効果的と言えます。

 

2022年5月現在、TOEIC L&R 公式問題集8まで出版されています。

購入する場合は、最新版を購入するようにしましょう。

 

理由は、TOEICは試験が改定されてから、難易度が変わってきていることが挙げられます。

その難易度の変化に応じて公式問題集の難易度も微妙に上がっており、最新版の7が一番難しく、実際の試験に一番近いと言えます。

(とは言え、その前のものと大きな違いがある訳ではないので、最新版以外のものをお持ちの場合、そのまま使っていただいて問題はありません。)

公式問題集に関する詳細は、おすすめのTOEIC公式問題集【違いを比較&勉強法を伝授】をご覧ください。

 

3-2. TOEIC公式問題集の活用方法

通常のTOEICの公式問題集の使い方は、本番の試験を解く時と同じように問題を解いていく方法です。

しかし、実はこの公式問題集、単に問題を解くだけではもったいないです。

使い方を工夫するだけで、TOEICの点数を上げるだけでなく、英語のリスニング力やリーディング力強化はもちろん、スピーキング力向上にも使えるとても素晴らしい教材になります。

1冊3,000円ほどする教材なので、決して安い買い物ではないため、フル活用しましょう。

TOEIC公式問題集の効果的な活用方法については、解くだけではもったいない?TOEIC公式問題集の理想的な使い方をご覧ください。

 

4. まとめ

TOEICで高い点数を持っていると、大学で単位認定を受けれたり、就職活動に役立てたりするため、大学生は学生時代にTOEICスコアアップを目標の1つにすべきと言えます。

しかし、書店には多くのTOEICの参考書が並び、価格も決して安くありません。

あまりお金に余裕がない大学生が参考書で無駄使いしてしまうことがないよう、この記事では、TOEIC初級者とTOEICで大学生平均点を持っている方におすすめの参考書をご紹介させていただきました。

 

今回ご紹介した勉強法と共に、TOEICスコアアップを目指すための参考にしていただければと思います。

大学生のうちにTOEIC600点以上が取れると、その後の人生でとても役立つので、是非頑張りましょう。

 

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