TOEIC対策の参考書はたくさんありすぎて、600点を目指す自分はどれを使うべきなのか、と参考書選びでつまずいていませんか?
自分に合う参考書を選んで、すぐに勉強に取り掛かりたいですよね。
TOEIC対策において、とても大切な参考書選び。
どの参考書を選ぶか、そしてその参考書をどう使うかは、目標スコアを達成できるか否かに大きく影響します。
せっかく買うなら、今の自分にぴったりの参考書を買い、スコアアップにつなげたいですよね。
この記事では、TOEIC600点を目指す方におすすめの参考書をご紹介します。
苦手なセクション・パート対策として使える参考書情報も詳しくお伝えします。
実際の人気ランキングと比較することで、あなたにぴったりの参考書を見つけることができます。
この記事を読み、自分に必要な参考書はこれだ!というものを選び、早速勉強に取り掛かりましょう!
TOEIC600点を目指す方には、TOEIC300点→600点の勉強法をTOEIC専門講師が解説もおすすめです。
ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
記事の内容
3. TOEIC 600点を取るための参考書の使い方とアドバイス
1. TOEIC600点を目指すあなたにおすすめの参考書
TOEICを初めて受ける方向けには、最初の一冊はこれ!という参考書があります。
または苦手なリスニング・リーディングの対策をしたい、文法・語彙を強化したい、というそれぞれのニーズに合わせた参考書もおすすめします。
1-1. TOEIC600点のための最初の一冊はこれ!
TOEIC全般について、総合的に準備をしたい方、何から始めていいか分からない方には、この2冊がおすすめです。
3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト600点! (残り日数逆算シリーズ)
【Day1はPar1,5対策】のように、毎日1つずつのリスニング・リーディングセクションの問題パターンの学習ができる参考書です。
Day15まで進めれば、全パートの学習ができます。
各ポイントを学んでから「正解力トレーニング」に取り組むことで、ゲーム感覚で文法知識や解答のコツを練習できるので、楽しく学習できます。
また、毎日学習内容が変わるので、私のような繰り返しの学習が苦手な人にもぴったりです。
3週間/15日間のプログラムですが、期間に関わらず繰り返し学習したい1冊です。
TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
Part1から順番に、ではなく、600点を目指す人がスコアを稼ぎやすい、Part2から対策することができます。
Part2の後はPart5、6…と続き、スコアが上がりやすい順に学習を進めることができます。
問題パターンごとの攻略の基本が1ページにまとめられているので、とても分かりやすいです。
また、それぞれの解答技術について2問以上の練習問題と詳しい解説があるので、ポイントをおさえながら、実践的に学ぶことができます。
11日間のプログラムとして紹介されていますが、繰り返し学習して苦手なポイントを攻略していくのがおすすめです。
別冊として完全模擬試験がついているので、習得した解答技術を試しつつ、本番の練習ができるのも有難いですね。
1-2. リスニング強化(Part1~4対策)におすすめの参考書
リスニングが苦手、なかなか聞き取れないという方には、この2冊がおすすめです。
TOEIC(R) TEST リスニング 出るとこだけ!
Part1からPart4の各問題パターンに沿って、19の鉄則をおさえることでスコアアップを目指すことができます。
各問題のパターンごとに例題があり、例題を解きながら解答のコツを習得していくことができます。
短期集中型の5日間でリスニングセクションを攻略できるようになっていますが、繰り返し復習するのがおすすめです。
復習によって、パターンを覚え、鉄則をマスターすることで、リスニングに対する苦手意識をなくすことができます。
付属のCD-ROMには復習用音声やワークシートが収録されているため、それらをフルに活用することもおすすめです。
世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
TOEIC満点のカリスマ講師・関正生氏の「世界一わかりやすい」シリーズのリスニング版です。
英語を聞き取れないのはなぜか、という問いにしっかり答えてくれる、弱形についての説明があるのが大きなポイントです。
弱形とは、話し言葉の文中で単語が弱く、または単語本体の発音とは違う音で発音されることをいいます。
例えば、andは単語だけの場合は「エンド」のように発音しますが、I need to buy A and B.のように文中で使われるときには「エン」と発音します。
このように単語として学んだ発音と、文で話されるときの発音が違うことが、英語が聞き取れない原因である、と本書の中で関氏は指摘しています。
また、リスニングの例題に入る前、本の最初の部分に14ページにわたってTOEIC重要単語が紹介されています。
やみくもにリスニングの問題を解くのではなく、基本をしっかりおさえながら、リスニング対策ができる点がおすすめです。
基礎をおさえた後に、例題を1つずつ解きながら、頻出パターンと解答のコツを習得することができるので、リスニング力が強化できること間違いなしです。
リスニング対策については、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】も参考にしてください。
1-3. リーディング強化(Part5~7対策)におすすめの参考書
リーディングが苦手、リーディングでスコアアップしたいという方には、この参考書がおすすめです。
TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問
Part5文法問題をひたすら解くことのできる問題集です。
TOEIC600点を目指すには、問題数の多いPart5でスコアを稼ぐことが重要なので、Part5の文法問題に絞って対策をすることも一つの手です。
この本は、左に問題、右に解説というレイアウトで、学習しやすいのが何よりのおすすめポイントです。
解説が丁寧で納得できるのもさすが、自称TOEICオタクのTEX加藤氏ですね。
合計1049問の問題が収録されており、問題パターンごとの対策後、模試形式で実力試しができます。
リーディングの各Part対策におすすめの問題集については、TOEIC全Partの総まとめ【対策・勉強法・参考書・練習問題】で詳しく紹介しています。
ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
1-4. 単語力強化におすすめの参考書
TOEIC600点取得のためには、語彙力を強化することも大切です。
語彙力アップにピッタリの2冊を紹介します。
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
こちらも、関正生氏の「世界一わかりやすい」シリーズの単語版です。
この1冊で800の単語を覚えることができます。
単語の意味だけでなく、キラーフレーズと呼ばれるTOEICに出てくるような文でその単語がどのように使われているかが分かったり、詳しい解説が書いてあったりと、印象に残りやすい作りになっているのがおすすめポイントです。
1ページに2単語というのも、確実に単語を覚えていくにはちょうどいいボリューム感ですね。
TOEIC(R) L&Rテスト 本番そのままプラチナボキャブラリー
各Partの問題形式に沿って、TOEIC必須単語を学ぶことができる、おもしろい作りです。
ただの単語としてでなく、実際にTOEICの問題でどのように使われるのかを確認しながら、単語を学べるので、TOEIC対策のための語彙力強化にぴったり。
例えば、Part1は画像に合った英文が書いてあり、その中の単語を学んでいける形です。
単語対策をしつつ、Part別の例文に慣れることもできますね。
現在のTOEICスコアレベルごとの学習法も明記されており、繰り返し使うことのできる教材です。
私が好きなポイントは、本を横から見ると、覚えた単語数が分かるようになっている点です。
いつの間にか500語も覚えていた!というのが一目でわかると、モチベーションを保てますよね。
筆者おすすめの語彙力アップ方法については、単語を覚えてTOEICスコアアップ!今から始められる単語の覚え方を参考にしてください。
1-5. 文法強化におすすめの参考書
文法が分からない、文法が苦手、という方は、まずこの1冊から取り組んでみてはいかがでしょうか。
TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
長い説明がないため、見た目がすっきりしていて、とても読み進めやすいです。
また、A5判ですが薄いので、持ち運びやすいです。(薄いけど内容は充実しています。)
Part5の問題を解くのに必要な文法項目のみを学ぶことができます。
基礎知識について学んだ後に、クイズと基本ドリルがあり、問題を解きながら学んだ内容を確認することができます。
文法の知識を学びながら、Part5の問題パターンに合わせた解答のコツも身につけることができ、一石二鳥です。
赤シートを使い、同じページ、または隣のページにある答えを確認しながらクイズ・ドリルを解くことができます。
TOEIC初心者におすすめの文法対策については、TOEIC初心者が英文法で絶対に失敗しない勉強法まとめ【完全保存版】を参考にしてください。
以上、おすすめの参考書を合計8冊ご紹介しました。
この8冊について、一覧表にまとめました。
TOEICのリスニング音源の特徴である4か国のナレーションが使われているかどうかや、本のサイズ感、持ち運んで通勤時間等に学習したい人のために持ち運びに向いているかどうかもまとめています。
こちらも参考にしてくださいね。(スマートフォンの場合、表を横にスクロールできます)
※ この表の情報は、2019年9月13日時点のものです。価格等は変動する可能性があるので、詳しくは商品ページをご覧ください。
2. TOEIC 600点 参考書の人気ランキング
ここでは実際にアマゾンの「TOEIC600点レベル」の売れ筋ランキングに入っている上位5冊をご紹介します。
(ランキングは2019年9月13日時点)
2-1. 人気ランキングの参考書を紹介
1位:世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試1[600点突破レベル]
こちらは、リスニング強化と単語力強化の参考書としても紹介した「世界一わかりやすい」シリーズの総合模試編です。
本番形式と同じ模試を2回分解くことができます。
TOEIC600点を目指す初級者専用の模試、ということで、基礎から標準レベルのみの問題が載っています。
初級者でも挑戦しやすいレベルの問題が多いので、通常の模試のように難しい問題に無駄に時間をかけたり、それによって自信を失って、不安になったり、という心配がありません。
TOEIC600点を取るために、本番形式に近い形で問題数をこなしたい、という方にはピッタリの1冊です。
2位:【新形式問題対応】 TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!
文法の基礎=中学英文法ということで、中学の時にやった気がする…という知識を再確認できる参考書です。
中学英文法をしっかり復習すれば、TOEIC600点は取れる!という前提で、文法について分かりやすく、かつTOEICに絡めて説明されています。
TOEICの参考書や問題集の解説を読んでも、何を言っているのか分からない…ということが多い方は、まずはこの本で文法基礎をしっかりおさえることから始めるのがよいでしょう。
3位:TOEIC(R) L & R テスト 全パート攻略 絶対突破! 500点
TOEIC600点を目指す方の中にも、まずは500点突破から、という方も多いかもしれません。
そんな方にピッタリの一冊です。
TOEIC500~600点台を目指す人がスコアを稼ぎやすいPart1、2、5の学習から始めることができ、合計30日間で、Part1からPart7まで全パートの攻略法を学べる作りになっています。
1日にここまでやればOK!と達成感を感じながら学習を進められるのが良いですね。
4位:3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト600点! (残り日数逆算シリーズ)
こちらは、「1-1. TOEIC600点のための最初の一冊はこれ!」でもご紹介しました、3週間/15日でTOEIC600点を取るための対策ができる1冊です。
短期間で対策したい人、じっくり対策したい人、どちらにもおすすめです。
5位:TOEIC L&R TEST 入門特急 とれる600点 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
「TOEIC TEST 特急シリーズ」の中の入門書です。
TOEIC初心者が、600点を達成するために必要最低限の知識・勉強法が紹介されています。
TOEIC Part1からPart7まで、各パートについて丁寧に解説されており、問題を解くというよりは、説明を読むタイプの本です。
以上、アマゾンの「TOEIC600点レベル」売れ筋ランキングをご紹介しました。
実際にどの本が売れているか?というのも参考書を選ぶときに気になりますよね。
私がおすすめした本とあわせて参考にして頂き、あなたに合った参考書を見つけていただけると嬉しいです。
ランキング上位の5冊についても、一覧表にまとめました。(スマートフォンの場合、表を横にスクロールできます)
※ この表の情報は、2019年9月13日時点のものです。価格等は変動する可能性があるので、詳しくは商品ページをご覧ください。
3. TOEIC 600点を取るための参考書の使い方とアドバイス
3-1. 工夫次第で1冊の参考書を最大限活用!
この参考書も、あの参考書も気になる。
でもそんな何冊も買うお金はない、というのが現実ですよね。
何冊も参考書を買わなくても、1冊の参考書を最大限活用することで、幅広く学習することができます。
TOEIC関連の参考書は、多くがCD-ROM付きだったり、PC・スマホで音源がダウンロードできるようになっています。
さらに最近は様々な工夫がなされていて、「語学のオトモALCO」のようなアプリを使って、音源の再生速度を変えたり、指定した区間だけリピート再生したりもできます。
これらの音源を有効活用して、シャドーイングやオーバーラッピング、音読を行うことができます。
この方法なら、リーディング対策の参考書を買ったけど、リスニング強化もできちゃった、というお得な気分になれますね。
また、セクション別の対策本でもTOEIC重要単語一覧があるものも多いので、単語本を買う前にまずはその一覧を学習してみることもできます。
一覧表がなくても、その参考書に出てくる分からない単語を自分で調べて覚えていくのも良いでしょう。
何冊も買うのはお金がもったいない、という方に限らず、たくさん買うよりもまずは1冊買ってみて、ぜひその1冊の参考書をフル活用してみてくださいね。
例えば、TOEIC公式問題集の活用方法については、解くだけではもったいない?TOEIC公式問題集の理想的な使い方を参考にしてください。
3-2. 自分の学習スタイルに合ったものを選ぼう
本を買うのも良いですが、参考書を実際に書店で見ると、意外と分厚かったり、大きいものが多いです。
通勤時間等スキマ時間を使って学習をしたい方は、重い本を持ち歩くのは気が進まないですよね。
そんな方は、Kindle版等の電子書籍を購入するのも手です。
スマホやタブレットで参考書が読めるなんて、便利ですよね。
しかし、参考書の作りによっては電子書籍版では使い勝手が良くない場合もあるため、買う前にしっかり確認が必要です。
さらに、本によっては、ネット上でプレビューができたり、感想や口コミがたくさんでているものもあります。
書店に行く時間がない、という方は、それらの情報を確認することで、ご自身に合った参考書を選ぶことができます。
4. ベストな参考書を使ってTOEIC600点突破!
以上、筆者がおすすめするTOEIC600点を目指す人向けの参考書を8冊、そしてアマゾン売れ筋ランキングの上位5位の参考書をご紹介しました。
参考書の選び方とアドバイスもお役に立てば幸いです。
この記事を参考に、ぜひあなたにとってベストな参考書を見つけてください。
そして、結果的にTOEIC600点達成につながれば、これ以上の喜びはありません!
また、本を持ち歩かず、スマホ・PCでTOEIC対策がしたいという方には、筆者が運営しているTOEIC対策オンライン学習プログラム【モバイック】がおすすめです。
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