【体験談】英語初心者が語るHanasoの魅力とは?

レアジョブ → EF → そして次にたどりついたのは…

これまでの記事で、「レアジョブ」の利用体験談「EF English」の利用体験談を紹介した。

レアジョブは、楽しくて英語力が身についていく実感があったし、料金もリーズナブルだし、何よりレアジョブをやっていただけで人生初のTOEICテストで750点という成果を上げることができた。が、4年目を過ぎたあたりで、「このまま、ただ漫然と会話を続けているだけでいいのか?」と疑問を感じるように。もっと成長が具体的に見える勉強法はないものかと、ほかのスクールを探し始めた。

そこで見つけたのがEF English。ビデオ教材や音声教材などが充実していて、4技能をまんべんなく学べ、しかも、レッスン履歴が蓄積され、所定の課題をすべて修了するとグレードが上がっていくので、成長が感覚ではなく数字で実感できるという点が気に入った。が、1回あたりのレッスンにかかる時間が1時間近くと長く、仕事との両立が困難だった。加えて、大量の教材をこなすわりに、ほとんど記憶に残っていない(これは私の脳みその問題だが)という事実にむなしさを覚え、1年くらいでやめてしまった。 で、今は何をやっているかというと「Hanaso」というオンライン英会話だ。

もしかしてハズレかも?

Hanasoは、どこかの比較サイトでNo.1と紹介されていたので、よく説明を見ずに体験レッスンを受講。気に入らなければやめればいいし、と思ってそのまま続けてみた。
システムはレアジョブとほぼ同じ。自分の好きな時間に予約を入れて、1回あたり25分のレッスンを定額(6578円)で1日1回受けられる。レッスン内容は、日常会話、ビジネス会話、おもてなし英語、TOEICや英検対策などの教材があるほか、英語のニュースを読んで、それについて会話をするというものがあり、これもレアジョブとほぼ同じ。

とりあえず、レアジョブのときにもやっていた、ニュースを使ったレッスンから始めてみたのだが、これがいまいちだった。
レアジョブのときは、そもそもニュースのセレクトがよかった。最近世界で話題になっていいるトピックが厳選されていて、自然と世の中の動向を知ることができた。長さもちょうどよく、時間内に1テーマを終えることができた。

レッスンは、①ニュースを音読し、②だいたいどういう内容か、自分なりのサマリーを述べ、③記事に関する3つの質問について「自分は賛成(反対)です。なぜなら〜」というように意見を述べる、というのが一通りの流れ。これをほぼ毎日繰り返して、自分の意見をどうにかこうにか述べる力もついたし、かなり語彙力も増えた。

しかし、Hanasoの場合、ニュースのセレクトからして、世界の面白ニュースといった感じの短いもので、それを知ったからといってどうというものでもない内容。まあ、それは好みの問題だから目をつぶるとして、読んだあと何をするかというと、講師が短文を読み「この内容は本文の内容と合っているか」と聞くのに対し「はい」「いいえ」で答えるだけ。これではボキャブラリーも増えないし、表現力も身につかないな、Hanasoってハズレだったかも…と思い始めていた。

で、あるとき講師に、他に何かおすすめのレッスンはないかと聞いたら、「Phrases(フレーズ集)がいいよ」とのこと。あらためて、Hanasoのサイトの説明をよく読んでみたら、「Phrases」がHanasoのウリのようだった。

単純なフレーズだけど使える!

講師がすすめるフレーズ集の教材を見てみたら、一般会話(初級〜中級)とビジネス会話(初級〜中級)があり、ざっと中身を見たところ、フレーズ自体は「Nice to meet you.」のような、「え〜、今さらこれをやるの?」という簡単なものばかり。でもまあ、おすすめというのなら…と思い、一般会話の中級から始めることにした。
25分のレッスンでは、1ユニットごとに覚えるべき5つくらいのキーフレーズがあって、そのキーフレーズを、短い会話やロールプレイングなど形を変えて何回も繰り返す。

テキストを読み進めるだけだとあっという間に1ユニットが終わるのだけど、合間に、「ところで1つ聞きたいのだけど…」と講師が必ず質問を振ってくれ、フリートークをところどころにはさむので、ただ教科書の勉強をしただけでなく、会話もできた、という小さな達成感が得られる。
そして、ここからがHanasoメソッドの真骨頂なのだけど、その日習ったキーフレーズは、その後のレッスンの中で、何度も復習する仕組みになっている。

たとえば、ある日のレッスンの冒頭で講師から「復習(review)メニューがあるけどやりますか?」と聞かれ、「やります!」というと、これまで習ったフレーズの日本語訳がランダムに画面上に表示され、それに対して10秒以内にどんどん英語で答えていく。昨日習ったものですら案外忘れていて、すらすら言えなかったりするのだが、毎日毎日やっているとだんだん瞬時に言えるようになっていく。
レッスン時間外でも、マイページで復習用コンテンツを見られるので、やる気のある人なら自分で何度も復習することができる。私はそこまではしたことがないけど、もしこれを続けていたら、いざこのフレーズを使う場面に遭遇した時に、すらっと口から出てくるのだろうな、と思う。 テキストは中級だと20ユニット×5ステージあり、「さっさとこれを終わらせて次のステージに進もう」と、モチベーションになった。また、どれだけのフレーズをマスターしたかは、グラフで見える化されてマイページに示される。「おお!こんなに覚えたのか!」と、ささやかな達成感がある。

 

洋画で聞き取れるフレーズが増え、モチベが上がる!

ところでこのフレーズ集だが、ごく簡単なフレーズばかりなのだけど、すごいお役立ちなのだ。たとえば

That’s a shame. (それは残念です)

It’s no big deal. (たいしたことじゃない)

It’s not the end of the world. (世界の終わりじゃあるまいし)

He is out of my league. (彼は私には高嶺の花よ)

Are you seeing anyone? (誰かと付き合っているの?)

She is in a relationship. (彼女には付き合っている人がいるよ)

He cheated on me. (彼は浮気をしていたのよ)

I’ll make it up to you.(埋め合わせをするよ)

You’re mean.(ひどいよ)

Leave it in the past.(水に流そう)

などなど。
どれも簡単な単語の組み合わせだけど、初めて知るものばかり。しかも、直訳したら意味不明な文になるものも多く、これを知らないまま会話の中で使われたら、永遠に意思疎通できなかったな…と思う。

そして、これらは日常会話では非常によく使われるものばかり。
というのも、洋画を見ているとおもしろいほど習ったフレーズがばんばん出てくるのだ。

「あ、これ、習ったやつだ! あ、これも!」という感じ。

かなり速い会話でも、習ったフレーズだけは、まるでマーカーで線を引いたかのようにばっちり聞き取れる。
自分で発音したことのない単語やフレーズは聞き取れない、というけれど、まさにその通りだと実感。何回もレッスンで言ったフレーズだから聞き取れるのだ。
Hanasoで勉強するようになって以来、聞き取れたフレーズをメモしながら洋画を見るのが楽しみになってしまった。
Hanasoを始めてもうすぐ1年半。中級編のステージ2から始めてステージ5までを終わり、今はおもてなし英語を勉強中。これもまもなく終わるので、次はビジネス英語を始めるつもり。それも終わったら…。また次のスクールを探すかな…。

ズバリ、Hanasoのここがいい!

Hanasoのよい点をまとめてみよう

1)講師のレベルが安定している(はずれが少ない気がする)。

2)教材(フレーズ集)と繰り返し復習のメソッドが良い。

3)簡単なフレーズを繰り返し学ぶので確実に覚える。
(その点、学ぶ量が多過ぎて何も覚えなかったEF Englishより良いと思った)

4)非常によく使われるフレーズが厳選されている

3)は意外に大事な気がする。最初は簡単過ぎて「今さらこれをやるの?」と思ったが、難しいことをいっぱい勉強して一つも覚えないよりは、簡単なことをみっちりやって確実に覚えるほうが使える英語になるように思う。 また、レアジョブに比べると歴史が浅く受講者数も少ないためか、お気に入りの講師を予約しやすいというのも良い点。レアジョブでは人気の講師はすぐに予約がいっぱいになり、つかまえるのはなかなか難しかった。

Hanasoで足りない分はコレで補う!

難点をいうならば、先にも述べたように、フレーズ集はごく簡単なものばかりなので、これだけをやっていても語彙力は増えない。語彙力アップのためには、ニュース教材で学ぶ手もあるのだけど、これは先に述べたように内容的にぴんとこなかった。

何かいい勉強法はないか(しかもお金はこれ以上かけないで)と探しているうちに見つけたのが、英会話スクールではないけど、NHKの「ニュースで英語術」(https://www.nhk.or.jp/gogaku/news/)というサイト。英語でニュースを聞くことができ、丁寧な日本語訳もついている。このサイトでニュースを聞きながら、シャドーイングをしたり、ディクテーションをしたりするのが私なりの補強学習。もちろんパソコンとインターネット環境があれば費用は一切かからない。

そんなこんなの私流勉強法。夢は英語で取材をして英語で記事を書くことだけれど、そこに到達するまではまだまだ。

I still have long way to go.ですね(これもフレーズ集で習いました!) It’s a dream come true.になるまでがんばります!

 

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