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・TOEICリスニングスコアを伸ばしたい方
・TOEICリスニング対策としてどの参考書を使うべきか悩んでいる方
・参考書は買ったけど活用方法がいまいち分からない方
におすすめの記事です。
この記事では、モバイックを運営するTOEICリスニング満点の筆者が、TOEIC初心者の方におすすめのTOEICリスニングに関する参考書とその活用方法をご紹介します。
自分のレベルに合い、弱点を補うことのできる参考書を使って学習し、確実にTOEICリスニングで結果を出しましょう!
記事の内容
1. 初心者におすすめの参考書:TOEICリスニング全般
2. 初心者におすすめの参考書:TOEICリスニング Part別
3. TOEICリスニング参考書の活用方法
4. モバイックならスマホでTOEICリスニング対策ができる
5. TOEICリスニング参考書を活用して、スコアアップ!
1. 初心者におすすめの参考書:TOEICリスニング全般
TOEICリスニングセクションの基礎知識については、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】をご覧ください。
まずはTOEICリスニング全般の対策におすすめの参考書を2冊ご紹介します。
1-1. TOEICリスニング全般おすすめ参考書❶ TOEIC(R) TEST リスニング 出るとこだけ!
TOEICリスニングの全体像を知りつつ、各Partの対策もしっかりしたいという方におすすめの参考書です。
この参考書の表紙に、「直前5日間で100点伸ばす19の法則」と書かれている通り、短期間かつ直前の対策として使えるようにまとめられています。
Part1~4について、問題パターン別に例題を解き、解説を通して鉄則を学びながら学習を進めます。
Part1は3パターン、Part2は6パターン、Part3は4パターン、Part4は5パターンについて学び、最後にミニ模試48問に挑戦します。
TOEIC初心者の場合は、これを5日で1周したとしても、すべての鉄則を理解し使えるようになるのは難しいと思います。
少なくとも3周この参考書を行うことで、鉄則を身につけ、TOEICテストでの解答に役立てることができるでしょう。
1-2. TOEICリスニング全般おすすめ参考書❷ 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
こちらは特にリスニングに苦手意識をお持ちの方におすすめの参考書です。
著者はスタディサプリでおなじみの関正生先生。
「世界一わかりやすい」というタイトル通り、初心者にもわかりやすい内容です。
この参考書では、TOEIC問題の解説に入る前に、まずは英語を聞き取れるようになるためのポイントを丁寧に解説してくれます。
その中でも、TOEIC初心者や多くの日本人学習者があまり詳しくない「弱形」についての説明はとても参考になります。
弱形とは、前置詞や代名詞等の単語が、習った発音とは違う音で発音されることをいいます。
例えば、andは「アンド」と習いましたが、A and Bという場合は「ン」と発音されます。
このように学んだはずの発音と、文で話されるときの発音が違うと、英語が聞き取れない!という状況が発生します。
逆を言えば、弱形を知り、マスターすることで、リスニング力が向上し、聞き取れるようになるといえます。
改訂版では中身のプレビューはできませんが、こちらの旧版なら試し読み機能で弱形の一覧も見ることができます。
購入する場合は、改訂版をおすすめします。
また、本の最初に十数ページにわたってTOEIC重要単語が紹介されています。
その後、各Partについてそれぞれ5~7問の例題と解説があり、演習問題を解いて力試しをすることもできます。
やみくもにリスニングの問題を解くのではなく、基本をしっかりおさえながら、リスニング対策ができる点がおすすめです。
筆者が運営するTOEIC対策オンライン学習プログラム【モバイック】でも、本番のTOEICと同じクオリティの音源を聞きながら、リスニング対策をすることができます。
TOEIC650点突破に必要なリスニング対策の基礎や解答のコツを学ぶことができるので、まずはこちらから無料体験レッスンをお試しくださいね。(メールアドレスの登録だけでOK!)
2. 初心者におすすめの参考書:TOEICリスニング Part別
2-1. TOEIC Part1 おすすめ参考書:イングリッシュ・ドクターのTOEIC®L&Rテスト最強の根本対策PART1&2
Part1は問題数が6問ととても少ないため、あえてたくさん時間をかけて対策する必要はありません。
そのため需要も少ないのか、Part1に特化した参考書はあまりありません。
Part1対策をしたい方は、既に紹介したリスニング全般の参考書を使う、またはPart1,2の対策が合わせて掲載されている参考書を使うことがおすすめです。
「イングリッシュ・ドクターのTOEIC®L&Rテスト最強の根本対策PART1&2」では、Part1の根本対策トレーニングがNo.1からNo.10まで紹介されています。
著者は「頑張らない英語」シリーズで知られる西澤ロイ氏。
頑張らない英語シリーズとは違い、このTOEIC対策本ではしっかりトレーニングに取り組み、本物の英語力をつけることを勧めています。
TOEICのスコアを上げること、を目標にするのではなく、本物の使える英語力を身につけることを目標にTOEIC対策に取り組むというメッセージにはとても共感します。
各ページに掲載されているQRコードをスマホで読み取り、問題音声を聞くことができるというのも画期的です。
Part1の詳細については、TOEIC Part1 練習問題【対策と解答のコツを伝授】でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
2-2. TOEIC Part2 おすすめ参考書:TOEIC (R)L&Rテストリスニングゼロからスコアが稼げるドリル
TOEIC初心者は、リスニングに関しては、まずはPart2対策から行うことがおすすめです。
なぜなら問題数が25問と多く、かつ音声を聞くことに集中すれば良いPartだからです。
そんなPart2対策におすすめなのが、こちらの「TOEIC (R)L&Rテスト リスニングゼロからスコアが稼げるドリル」です。
こちらの参考書については、TOEIC Part2はこの問題集で攻略!効果的な使い方も紹介で詳しく紹介しています。
TOEIC講師が参考書の使い方や音読方法も解説しているので、ぜひお読みください。
また、Part2については、短期間でTOEICスコアアップは可能⁉絶対に失敗しない勉強法、これでTOEIC Part2は大丈夫!苦手な人のための攻略法も合わせてご覧ください。
2-3. TOEIC Part3 おすすめ参考書:TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート3
TOEIC Part3はPart1,2に比べると難易度が高いため、Part3のみの対策ができる初心者向けの参考書はあまり見られません。
その中で、こちらはTOEICスコア200~400点で500~600点を目指している初心者向けに書かれている貴重な1冊です。
本書の冒頭でも、Part3は聞きとる英文の量が多く、それに加えて設問・選択肢を読むという作業が必要になるため、難易度が高く、初心者にとっては手ごわいパートであると述べられています。
その上でPart3会話問題について、問題形式を紹介し、下記の4Unitでポイントの学習を進めます。
・ Unit1. 概要を把握する
・ Unit2. 詳細情報を聞きとる
・ Unit3. 次に起こることに注目
・ Unit4. 3人の会話、意味を問う問題、図表付き問題
各Unitの最後にはCheck Testがあり、巻末にもPractice Testがあるため、多くの問題を解く練習をすることもできます。
Part3対策については、TOEIC Part3 スコアアップのコツと勉強法【聞き取れる秘策】で詳しく紹介しているので、こちらもご覧ください。
2-4. TOEIC Part4 おすすめ参考書:TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート4
Part4はPart3と似た形式であり、難易度が高いため、Part4のみの対策ができる初心者向けとしてはこちらの参考書が唯一おすすめできます。
この特急シリーズの著者神崎正哉氏は、TOEIC満点を34回連続で取っているそうです。すごいですね。
こちらもPart4説明文問題について、4つのUnitで学習します。
・ Unit1. 概要を把握する
・ Unit2. 詳細情報を聞きとる
・ Unit3. 次に起こることに注目
・ Unit4. 意味を問う問題と図表付き問題
流れはほぼPart3対策本と同じですね。
Part4対策については、先読みで苦手を克服!TOEIC Part4対策・勉強法を満点講師が伝授で詳しく紹介しています。合わせて読んでみてくださいね。
無料体験もできるモバイックでは、スマートフォンでTOEICリスニング対策ができます。
時間も場所も選ばずに、すき間時間で勉強できるので参考書との併用もおすすめですよ。
3. TOEICリスニング参考書の活用方法
せっかく購入した参考書を最大限に活用できるよう、使い方について3つアドバイスです。
3-1. 参考書の使い方をしっかり読む
各参考書の冒頭には、必ずその本の理想的な使い方が詳しく書かれています。
それをまずしっかり読み、どのような学習をするために作られた本なのかを確認しましょう。
そして、まずは各参考書の流れ通りに学習し、問題パターンを知り、解答のコツを習得することが大切です。
また、TOEIC初心者の場合は、参考書を1度全部読んだだけでは全ての内容を完全に理解・習得するのは難しいことが多いです。
復習もかねて、2~3周読み、本の内容をしっかり身につけることを習慣にしていきましょう。
3-2. 参考書に出てくる単語はすべて覚える
せっかく参考書を使って勉強するなら、そこで出てくる単語は完璧に覚えてしまいましょう。
TOEICスコアアップのためには語彙力の強化は必須です。
限られた学習時間の中で単語を覚える時間を作るのはついつい後回しにしがちですが、参考書に出てくる単語を覚える、という形なら誰でもすぐに始めることができます。
知らない単語に印をつける、別に単語帳を作成する等、ご自身のやりやすい方法でOKです。
この参考書の中に私の知らない単語はない!と言い切れるように、しっかり単語も覚えていきましょう。
単語の覚え方については、単語を覚えてTOEICスコアアップ!今から始められる単語の覚え方で詳しく紹介しています。
3-3. 音声を使って音読する
TOEICリスニング対策に音読は必須です。
ただ英語を聞いているだけではリスニング力は伸びません。
自分で英語を口に出して読み、練習することで、リスニング力も伸びていきます。
参考書の問題を解き、解説を読んだ後には、必ず音読を取り入れましょう。
その際には参考書についてくるCDや無料ダウンロード音声を活用します。
お手本の音声を聞いてから音読、お手本に続いて音読(シャドーイング)、お手本と同時に音読(オーバーラッピング)等、音読トレーニングの方法はいろいろあるので、挑戦してみてくださいね。
音読の方法については、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
4. モバイックならスマホでTOEICリスニング対策ができる
参考書を使ってリスニング対策をする上で、音声を聞く作業は必須です。
最近ではCDを使わずに、スマホに音声をDLして使えるようになり、便利になりました。
しかし、片手に参考書、もう片手にはスマホ・またはCDプレイヤーという形で勉強を進めるのは、少し手間がかかります。
オンラインTOEIC学習プログラムモバイックなら、動画で学習を進めるため、PCやスマホの画面に設問・選択肢を表示したまま音声が再生される形でリスニング学習ができます。
練習問題に挑戦したり、リピート練習を行ったりが画面1つで完結するため、とても効率的です。
モバイックの無料体験レッスンではリスニングPartの講義も多く公開しています。
こちらからアカウント登録後、ぜひ無料レッスンをご覧ください。
5. TOEICリスニング参考書を活用して、スコアアップ!
以上、リスニング全般・各Part対策におすすめの参考書を6冊ご紹介しました。
また、参考書を最大限に活用するための3つのポイントも伝授しました。
この記事で紹介したリスニングの参考書は、すべてTOEIC初心者におすすめのものです。
TOEIC500点を目指す方におすすめの参考書は、この参考書でTOEIC500点突破!講師おすすめの3冊と活用法、TOEIC600点を目指す方におすすめの参考書は、TOEIC 600点 おすすめ参考書【専門家がスコアアップのみ厳選】でも紹介しているので、参考にしてください。
TOEICリスニングで点数を取れるように、今回ご紹介した参考書を上手に活用していきましょう!