TOEIC550点を目指しているけど、勉強法が分からない…と悩んでいませんか?
TOEIC対策や英語学習には様々な勉強法・参考書があるため、自分にはどれが合っているのか?どれから始めるべきなのか?を見極めるのはとても難しいですよね。
自分のレベルや学習スタイルに合った勉強法を実践し、着実に英語の基礎力を身に付けることで、必ずTOEIC550点を達成することができます。
そこでこの記事では、モバイック(TOEICオンライン学習プログラム)を運営するTOEIC満点の筆者が、TOEIC550点を最短最速で取るための勉強法をお伝えします。
また、初心者でも失敗しない参考書選びについてもアドバイスします。
TOEIC550点の目標達成を目指して、早速勉強に取り掛かりましょう!
この記事の内容
1. TOEIC550点のレベルと評価
1-1. TOEIC550点のレベル・難易度は?
TOEIC550点は中級レベルで、英語の基礎力が付きはじめ、通常の日常会話や簡単な読み書きができるレベルです。
長文や複雑な内容になると理解が難しく、仕事で英語を使うためにはさらなるレベルアップが必要です。
英検で例えると、だいたい2級レベルです。
2020年1月に行われたTOEIC公開テストの平均点は581点だったので、TOEIC550点はほぼ平均並みの英語力と言うことができます。
TOEIC初心者・英語初学者が、まず目指すスコアはTOEIC500点であることが多いです。
また、大学や企業において、持っているとプラスになるスコアはTOEIC600点以上です。
TOEIC500点と600点のレベルの違いについては、TOEIC500点から600点突破!勉強法・テクニックをプロが伝授をご覧ください。
TOEIC550点は、まずは500点の大台を超えてさらにスコアアップしたい学習者が、次の目標として掲げることが多いスコアです。
TOEICの目標設定については、いきなり短期間で大幅なスコアアップを狙うよりも、段階的に目標スコアを設定し、確実に英語力をつけながら学習を進めることがおすすめです。
こちらについては、TOEICを初めて受ける人限定!満点講師のTOEICのトリセツで詳しく紹介しています。
TOEIC550点の難易度は高くないため、文法と単語の基礎力をしっかりと身につければ、必ず達成することができます。
1-2. TOEIC550点の大学・就活・転職での評価は?
英語は大学入試で一番大切な科目と言われる通り、大学や学部によっては、入試の際に、TOEICのスコアが出願要件の一部となっていたり、ある一定のTOEICスコアを持っていれば英語試験が免除されることがあります。
また、入学後もTOEICスコアに合わせて単位を認定してもらえることもあります。
基準スコアは大学・学部によって違いますが、TOEIC500点以上あれば評価の対象となることがあります。
詳しくは、TOEIC500点レベルは役に立つ?【気になる就活・仕事での評価を解説】をご覧ください。
一方、就活・転職時のTOEIC550点の評価については、あまり期待することができません。
先述した通り、TOEIC550点はTOEIC受験者の平均スコアなので、「英語ができる」というアピールにはなりません。
履歴書に書いても良いですが、「これからさらに英語スキルアップを頑張ります」、という意味で書くようにしましょう。
企業におけるTOEICスコアの評価は、すでに社内で働いている社員に求めるスコアは低く、新しく入社する就活生・転職者に求めるスコアは高く設定される傾向があります。
また、入社後も昇進・昇格や海外勤務のために、基準以上のTOEICスコアが必要となることがあります。
企業におけるTOEICスコアの評価については、TOEIC600点は就職・就活に役立つ!?【企業・職種別スコア有】で詳しく紹介しています。
あわせて参考にしてください。
1-3. TOEIC550点を取るために必要な勉強時間とは?
TOEIC550点を達成するために必要な勉強時間は、現在のスコアによって異なります。
現在のスコアTOEIC250点 → TOEIC550点:約700時間
現在のスコアTOEIC350点 → TOEIC550点:約450時間
現在のスコアTOEIC450点 → TOEIC550点:約225時間
上記はあくまでも例なので、実際の勉強方法によっても個人差は出てきます。
しかし、TOEIC550点を達成するためには、しっかり勉強時間を確保し、継続的にTOEIC対策に取り組む必要があることが分かりますね。
2. TOEIC550点を最短最速で取るための勉強法
2-1. TOEIC550点突破勉強法① 音読でリスニング力強化
音読はTOEIC対策にとてもおすすめです。
リスニング力を上げたいのに、声に出して読む必要があるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
実は、英語をただ聞いているだけではリスニング力を強化することはできません。
なぜなら、人間は自分が発音できる音しか聞き取れないからです。
英語には日本語には存在しない音が多くあるため、音源を真似して読むことで、しっかり発音できるようになることがリスニング力アップへの近道なのです。
音読の方法はとても簡単です。
英語の音源をダウンロードできる教材を使って、今すぐに始めることができます。
TOEIC550点を目指す方は、Part1,2のような短い文の音読から始め、徐々にPart3,4の長い文の音読に挑戦していくと良いでしょう。
音読の準備としては、まずは音読する文章をしっかり精読しましょう。
精読の方法については、TOEIC Part7 対策はこれ!知っておくべき精読とは?を参考にしてください。
文章の意味をしっかり理解し、分からない文法や単語がない状態にした上で、音読をはじめます。
音読にはいくつかの方法がありますが、まずは音源を聞いた後に、文字を見ながら音読するリピート練習を繰り返します。
ある程度音源と同じスピードで読めるようになったら、音源と同時に音読するオーバーラッピングや、音源の後に影のようにくっついて音読するシャドーイングを行います。
スピードはもちろん、リズムや抑揚・強弱も意識しながら、音源の真似をできるようになることを目指します。
最終的には、文字を見ずに、音源を再現したような音読ができれば完璧です。
音読の詳しい方法は、TOEICリスニング対策と解答のコツ【音読できる=聞けるの法則とは⁉】で詳しく紹介しています。
2-2. TOEIC550点突破勉強法② Part5対策をしながら文法強化
TOEIC550点を目指す方は、文法の理解度をワンランク上げることで、スコアアップにつなげることができます。
まずは短文問題のPart5対策をしっかり行いながら、基本的な文法の理解を深めていきましょう。
Part5の文法問題の対策をしっかりやれば、他のPartでもその知識を活かして問題を解き進めることができるようになります。
Part5の問題を解きながら分からない点を調べていくことで、文法についての理解を深め、実践的に学ぶことができます。
例えば、「形容詞は名詞を詳しく説明するもの。副詞は名詞以外を詳しく説明するもの」の様に、文法項目の定義や役割について、自分の言葉で説明できるようになることを目指しましょう。
また、Part5の文法問題は、いくつかパターンがあるので、それらの見分け方と解き方を知ることで、必ずスコアを稼げるようになります。
TOEIC Part5 対策!短文穴埋め問題の攻略法を解説では、品詞問題・動詞問題・前置詞問題・接続詞問題・代名詞問題の見分け方と解き方を詳しく紹介しています。
あわせて参考にしてください。
2-3. TOEIC550点突破勉強法③ とにかく語彙力強化
TOEICでスコアアップするためには、単語の知識を増やすことが必要不可欠です。
文法的には難しくない問題文でも、分からない単語があるだけで理解する事が難しくなりますし、Part5には単語の意味を知らないと解けない語彙問題も多く出題されます。
TOEIC550点を取るためには、まずは新しい単語を1,000語覚えることから始めましょう。
この時に注意が必要なのが、TOEICによく出てくる単語を覚えることです。
具体的にどのような単語を覚えるべきなのか気になる方は、TOEIC600点を取るための100単語!おすすめ単語帳・アプリもをご覧ください。
単語の覚え方は人それぞれですが、期間と単語数を決めて、毎日の積み重ねで覚えていくことが一番の近道です。
おすすめの単語の覚え方については、単語を覚えてTOEICスコアアップ!今から始められる単語の覚え方で解説しているので、あわせて参考にしてください。
3. TOEIC550点を取るために失敗しない参考書3選
3-1. TOEIC550点突破おすすめ参考書① TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
TOEIC Part5の文法問題対策におすすめの一冊です。
品詞問題・動詞問題等の各問題パターンについて、まずは解き方を学び、練習問題を解いてテクニックを習得することができます。
30問×13セットの文法模試や1000問以上の問題が掲載されている別冊もついているので、多くの問題を解くことができます。
学習のポイントは、間違った問題はもちろん、正解した問題の解説もしっかり読むことです。
解説を読んでも分からないことがある場合は、分かるまで調べるようにしましょう。
また、この本に出てくる単語はすべて覚えるようにしましょう。
知らない単語が出てきたら、自分でスマホやノートにメモして意味を調べ、オリジナル単語帳を作ることで、確実に語彙力を強化することができますよ。
TOEIC Part5対策におすすめの参考書・問題集については、もう迷わない!TOEIC満点保有者がおすすめするPart5問題集をご覧ください。
3-2. TOEIC550点突破おすすめ参考書② TOEIC(R)L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー
先述した様に、TOEIC対策のために単語を覚える際には、TOEICに出題される単語を優先して覚えることが大切です。
この単語帳では、「本番そのまま」というタイトル通り、TOEIC頻出単語3,000語以上を学ぶことができます。
単語帳なのに、TOEIC全Partの問題例文が掲載されているので、TOEICの形式に慣れていない初心者にもおすすめです。
おすすめの使い方は、無料の音声をスマートフォンにダウンロードし、音読をしながら単語を覚えることです。
その他おすすめの単語帳は、TOEICスコアアップにおすすめの単語帳【レベル別・使い方も伝授】で紹介しています。
あわせて参考にしてください。
3-3. TOEIC550点突破におすすめのモバイック
できれば通勤・通学や休憩時間等のスキマ時間を使って勉強したい、重い参考書を持ち歩きたくない、という方には、スマホやPCがあればいつでもどこでもTOEIC対策ができる【モバイック】がおすすめです。
モバイックは最短最速でTOEIC650点を突破するためのスペシャルカリキュラムです。
1~2分の動画で解説を聞き、練習問題を解きながら、文法対策・Part別対策をしっかり行うことができます。
独学だと分からない点を分からないままにしてしまいがちですが、それでは学習の効率が悪くなってしまい、もったいないです。
モバイックでは、受講中に分からない点があれば、プロのTOEIC講師に質問することができます。
もちろん追加料金は不要です。
モバイックのコースの一部を無料で公開しています。
こちらから無料登録を行えば、すぐに無料レッスンを受講することができます。
サブスクリプション型ではなく、一定期間後に課金されることはないので、安心してくださいね。
4.勉強法を実践してTOEIC550点突破!
以上、TOEIC550点最短最速突破のための勉強法についてご紹介しました。
特にTOEIC初心者の方は、TOEICについて分からないことが多いかもしれませんが、まずは文法と語彙力の強化を行うことで、確実に英語の基礎力をつけていきましょう。
そして音読にも毎日挑戦し、楽しくTOEIC対策をしていきましょう。
この記事がTOEICスコアアップのためにお役に立てば嬉しいです。
TOEIC対策は継続が大切です。
早速今日から、目標に向けてがんばりましょう!
モバイックでは、TOEIC550点突破に役立つ知識を体験レッスンでも学ぶことができます。
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