TOEICリーディングで満点を取りたいけれど、なかなか取れず、悩んでいませんか?
今考えられる方法を全て行っても満点が取れないと、ストレスが溜まり、学習を継続する意欲が低下してしまう可能性もあります。
TOEICのリーディングで満点を取るには、ちょっとした「知識のチューニング」と「余裕」が必要です。
曖昧な文法の知識を見直すという「知識のチューニング」を行うことで、Part5やPart6で正しい答えが見つかり易くなります。
また、Part5では、Part7が残っているから急がなければいけない…と焦ってしまうと、凡ミスをしてしまう場合があります。
Part7でも、問題数が多いから素早く解こうとすると、文の意味を間違って理解してしまうこともあります。
こういった焦る気持ちを抑えて「余裕」を持って答えられるようにすることが、リーディングで満点を取ることにつながります。
この記事では、TOEICのリーディングで満点を取るために必要な知識や余裕を得る方法を知ることができます。
リーディングで満点を取るまでに悩んだ筆者が、自身の経験を基に、どのようなことを行い、どのような考えを持つことで満点を取ったかをお伝えします。
TOEIC満点については、TOEICスコア満点を取る利点と難易度【1万人指導した講師が語る】も参考にしてください。
この記事の内容
1. TOEICリーディングで満点を取るために抑えておくべきポイント
2. TOEICリーディング満点対策① 文法の見直し&語彙強化
3. TOEICリーディング満点対策② 速読で英文を素早く読む
5. 【実体験】筆者がTOEICリーディングで満点を獲得するために実践したこと
1. TOEICリーディングで満点を取るために抑えておくべきポイント
TOEICリーディングで満点の495点を取るためには、当然ながら多くの問題に正解しなければならないため、簡単ではありません。
しかし、筆者が満点を取るために抑えておくべきポイントとして、まずお伝えしたいことは、「完璧でなければならない」というプレッシャーから自分自身を解放することです。
1問でもミスをすると、リーディングセクションで満点が取れない…と思う必要はありません。
リスニングセクションでもそうですが、リーディングセクションでミスをしても満点は取れます。
リスニングで満点を取る方法については、TOEICリスニング満点は簡単?495点講師おすすめの勉強法と参考書をご覧ください。
TOEICのリーディングセクションでは、回によって異なるものの、大体4問程度の問題をミスしても、満点の495点は取れる可能性があります。
「全問正解しなければならない」と思ってしまうことで、必要以上のプレッシャーがかかってしまう可能性があり、むしろ点数を下げてしまうことにも繋がりかねません。
2. TOEICリーディング満点対策① 文法の見直し&語彙強化
TOEICリーディングで満点を取るためには、必ず対策が必要な3つのポイントがあります。
まず1つ目は、文法の見直しと語彙強化です。
TOEICリーディングで満点を狙える学習者は、既にとても高い英語の知識と語彙力を持っています。
だからこそ、Part5やPart6で出てくる文法問題や語彙問題を落としてしまうと勿体ないです。
TOEICのリーディングでは、問題を数問間違えても満点を取ることは可能です。
しかし、問題が短く、比較的素早く解きやすいPart5とPart6での間違いを最小限に抑え、Part7で間違えても大丈夫だと思える余裕を残しておきたいところです。
そのために文法の見直し、ならびに語彙強化を行うことで、TOEICリーディングで満点を取る可能性を高めることができます。
2-1. 文法見直しと語彙強化のおすすめ勉強法
TOEICのリーディングで満点を狙う方におすすめの、文法と語彙強化の学習法をご紹介します。
文法は、基礎文法を徹底的に見直し、Part5とPart6の練習問題を解きながら、その理解を確認していきます。
その際、問題に正解しても、なぜそれが正しかったのか、そして間違いの選択肢は、なぜ間違いなのかしっかりと確認します。
それによって、見直した文法を正しく理解できていることを確認できます。
また、語彙に関しては、単語の訳だけを覚えるのではなく、例文を見ながらその単語の使い方を確認することが重要です。
語彙強化に関しては、単語を覚えてTOEICスコアアップ!今から始められる単語の覚え方をご覧ください。
2-2. 文法見直しと語彙強化のおすすめ参考書
文法の見直しと語彙強化の参考書は、数えきれないほど書店に並んでいます。
その中から筆者は下記の2冊をおすすめします。
文法のおすすめ参考書は、「TOEIC®テスト 英文法 プラチナ講義」です。
こちらは、英文の主役である「主語」と「動詞」を軸に、英文法をしっかりと見直しできる参考書です。
語彙強化でおすすめの参考書は、「究極の英単語Standard Vocabulary List[上級の3000語]Vol.3」です。
こちらはTOEICに特化したものではありませんが、英語上級者が知るべき単語3,000語を覚えることができます。
この2冊の詳細については、【完全保存版】TOEICおすすめ参考書パート別・レベル別・スキル別をご覧ください。
3. TOEICリーディング満点対策② 速読で英文を素早く読む
TOEICリーディングで満点を取るためには、英文を如何に素早く読むかが大きな鍵となります。
特にPart7は、文字数の多い文書を沢山読む必要があるため、英文をゆっくり読んでしまうと満点を取ることが不可能に近くなります。
リーディングで満点を取るための効果的な2つ目の対策は、速読を身に着けることです。
3-1. 速読のおすすめ勉強法
速読の勉強法ですが、単に英語の文書を速度のみ意識して読むのではなく、速読を行う前に、しっかりとその文書の内容を精読して理解しておくことが大切です。
内容を理解することで、速度のみを意識して練習することが可能になります。
速読の詳しい方法に関しては、TOEIC Part7を時間内に解く!速読のコツとトレーニング法をご覧ください。
3-2. 速読のおすすめ参考書
TOEICリーディングで満点を取るために速読を身に着ける際は、TOEICの公式問題集を使うことをおすすめします。
一番の理由は、実際に速読をする際、TOEICの問題を使った方が、実際の試験と同じ長さ、そして同じ種類の文書に慣れることができるからです。
公式問題集の選び方に関しては、おすすめのTOEIC公式問題集【違いを比較&勉強法を伝授】をご覧ください。
4. TOEICリーディング満点対策③ 時間配分を意識する
TOEICのリーディングで満点を取るためには、時間配分をしっかりと意識することが求められます。
リーディングセクションは75分設けられていますが、それでもPart7のような長文問題があるため、少しでもゆっくりしてしまうと、満点を取る知識を持っていたとしても、最後まで問題を解き切ることができない可能性もあります。
よって、しっかりとリーディングセクションで時間配分を意識できるよう対策を取ることが重要になります。
時間配分に関する詳しい情報は、これで迷わない!効果抜群のTOEICリーディング対策と時間配分をご覧ください。
4-1. 時間配分のおすすめ勉強法
時間配分を意識するために効果的な方法は、時間を計って問題を解きながら、使える時間の感覚を身に着けることです。
例えばPart5は問題数が30問ありますが、1問30秒使えると設定した場合、Part5で使える時間は15分となります。
それを踏まえた上で、下記の流れで問題を解いてみましょう。
・いつものペースで時間を計りながら問題を30問解いてみる。
・時間を15分に設定して同じく30問を解いてみる。
・時間のギャップを確認し、理想の時間配分にどれだけ足りていないか認識する。
・15分を設定し、その時間内に30問解けるように繰り返し練習する。
解く問題はしばらくの間、同じ30問を繰り返し解きましょう。
重要なことは、15分で30問の問題を解くということが、どれくらいのスピード感なのか感覚的に分かるようにすることです。
これと同じことを、Part7でも行うようにしましょう。
Part6は、Part5に似ているので、理想の時間配分だけ確認すれば問題はありません。
4-2. 時間配分のおすすめ参考書
この勉強法を行う際におすすめする参考書は、2つあります。
1つは既にご紹介した、TOEICの公式問題集です。
こちらは質の高い問題が2セット分収録されているので、この勉強法に有効です。
2つ目は、「TOEIC®テスト 新形式精選模試リーディング」です。
この参考書の一番の魅力は、問題数が多い点です。
なんと、リーディング問題100問が5セット、合計500問収録されています。
詳しくは、TOEIC800点突破のためのおすすめ参考書【リスニング&リーディング強化編】をご覧ください。
5. 【実体験】筆者がTOEICリーディングで満点を獲得するために実践したこと
筆者もTOEICですぐに満点を取れた訳ではありません。
初めてTOEICを受けた際は、リスニングは満点でしたが、リーディングは360点くらいだったと記憶しています。
そこから満点を取るまで筆者が行ったことがいくつかありますが、その中でも効果的だと感じたものが、次の3点です。
5-1. 自身の力を信じて猛スピードでリーディングを解く
最初に感じたことは、多くの方と同じく、ゆっくり問題を解いていると時間が足りなくなるということです。
そこで、とにかく時間を意識して猛スピードで試験を終わらせることを意識しました。
その際に特に意識したことは、「自分の判断を疑わない」という点です。
自分の知識と力を信じて、一度これだと思った解答を決めたら、振り返らず前だけを見て試験を進めました。
これをすることで、毎回最後まで問題を解き終わることができ、且つ点数も上がっていきました。
迷ってしまうことで、時間がかかり、それが後半での焦りにもつながってしまうため、自分の力を信じて猛スピードでリーディングを解くということはとても効果がありました。
5-2. 英語を読む機会を増やす
満点を取るために意識したことの2つ目は、英語を読む機会を増やしたことです。
筆者が本格的にTOEICで満点を目指すようになったのは、就職をしてからです。
帰国して大学4年間は、それまでの海外生活時に比べ、英語を読むという機会が激減しました。
元々読む速度は遅かったのですが、TOEICを受けることで、「読む速度を上げる必要がある」と思うまで遅くなっていることに気づきました。
そこで、サッカーなど、自身の興味があることについて英語で書かれた情報をネットで読むようにしました。
最初はゆっくりと読んでいましたが、TOEICを意識しながら、少しずつ速度を上げて読むようにしたことで、TOEICも時間に余裕を持って終わらせることができるようになりました。
5-3. 満点が取れなかったら直ぐに次の試験に申し込む
3つ目の意識した点は、満点が取れなかったら、直ぐに次の試験に申し込むということです。
筆者の場合、TOEICを受けると相当疲れてしまうため、また試験を受けると決めなければ、次に試験を受けることが結構先になってしまうということがありました。
よって、TOEICで満点を取れなかったら、結果を確認次第、直ぐに次の試験に申し込みをするようにしていました。
これによって、年に4~5回は受験することが可能になり、回を重ねるごとに点数が上がり、最終的に満点を取ることができました。
ちょっとしたことですが、自分を受験しなければならない状況に置くということも、満点を取るためには効果的だったと思います。
6. まとめ
TOEICのリーディングで満点を取ることは簡単ではありません。
しかし、文法の見直しと語彙強化、速読、そして時間配分を意識することで、満点を取ることも可能です。
また、同時に、全問正解しなくともリーディングでは満点が取れるという考えを持ちながら、少し心に余裕を持つ、自分の知識と力に自信を持って問題を解く、英語を読む機会を増やし、もし満点が取れなくても直ぐ次の試験に申し込み、前を見るということが大切です。
これらのことをしっかりと行うことで、必ずTOEICのリーディングで満点を取れる日が来ます。
その日まで頑張って行きましょう!
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